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書記が哲学やるだけ#34 魏晋南北朝時代の思想-1

問題


解説

(1)誤り王粛(195年 - 256年)は,魏に仕えた三国時代の政治家であり,儒教の礼制について鄭玄の説に反対し,独自の解釈を提唱した。鄭玄説を擁護する王基(190年 - 261年6月9日)などと激しく議論を交わし,後の儒学思想に影響を与えた。

(2)正しい何晏は,後漢末期から三国時代の魏に仕えた政治家・学者であり,彼が編纂した『論語集解』『老子道徳論』は,儒教や道教の重要な注釈書として後世に残る。また,彼は「清談」という知識人たちの哲学的談話を主導し,この風潮が魏晋南北朝時代に広がった。

王弼(226年 - 249年)は,魏の学者・政治家であり,何晏とともに「玄学」を創始した。彼は『老子』や『易経』に注釈を付け,玄学の発展に寄与した。

(3)正しい清談とは,古代中国の知識人たちが老荘思想を中心に行った哲学的な議論のことであり,幽玄な思想を展開する談話が主流であった。特に竹林の七賢(阮籍・嵆康・山濤・劉伶・阮咸・向秀・王戎)がこの風潮を代表する人物である。

玄学は,魏晋南北朝時代に栄えた哲学的思潮であり,『易経』『老子』『荘子』の解釈を通じて老荘思想を再解釈した。これにより,玄学は儒教的な伝統からの逸脱として,知識人たちの間で高い評価を得た。

(4)誤り阮籍(210年 - 263年)は,竹林の七賢の指導者的人物であり,老荘思想を重んじ,自由な生き方を追求した。彼の『大人先生伝』『達荘論』は,老荘思想の哲学的理想を反映している。

嵆康(223年 - 262年)は,竹林の七賢の一人であり,老荘思想に没頭した文人である。彼は『養生論』『釈私論』などを著し,個人的な自由と精神的な独立を強調した。

(5)誤り裴頠(267年 - 300年)は,西晋時代の政治家・思想家であり,清談の弊害を批判する『崇有論』を著した。彼は清談が社会に与える負の影響を強く訴えた。

郭象(252年 - 312年)は,西晋の著名な思想家であり,老荘思想の解釈者として『荘子』の注釈を行い,その独自の哲学を展開した。彼は「独化」や「自得」という概念を通じて,個々の存在が自然に従い,自らの本質に従って生きるべきであると説いた。


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