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書記が哲学やるだけ#32 前漢の思想

問題


解説

(1)誤り陸賈(生没年不詳)は,紀元前2世紀の前漢時代に活躍した政治家・外交官であり,二度にわたり南越への使者として派遣され,漢への臣従を約束させた。陸賈の外交努力は,漢王朝の安定に貢献し,南越との和平を築いた。彼の著書『新語』は,高祖劉邦の求めに応じて書かれ,諸国の興亡の原因を分析している。

(2)誤り賈誼(紀元前200年 - 紀元前168年)は,前漢の政治家・思想家・文学家であり,特に「過秦論」で知られる。彼は秦の専制政治を批判し,秦滅亡の教訓を漢の統治に活かすべきだと主張した。

晁錯(? - 紀元前154年)は,前漢の政治家であり,諸侯王の勢力を削減し,中央集権を強化する政策を進めた。しかしこの政策は,呉楚七国の乱を招き,最終的に反乱を引き起こした結果,晁錯自身も殺害された。

(3)正しい董仲舒(紀元前176年? - 紀元前104年?)は,前漢の儒学者・『春秋』学者であり,儒教を国家の基本理念とすることを武帝に提案し,国家儒学の確立に貢献した。彼は春秋公羊学の大家であり,天人相関説に陰陽五行論を加味した災異説を提唱した。

(4)正しい司馬遷(紀元前145/135年? – 紀元前87/86年?)は,中国前漢時代の歴史家であり,歴史書『史記』の著者として知られる。『史記』は「紀伝体」と呼ばれる形式を採用し,中国歴史書の模範となった。

(5)誤り塩鉄会議とは,前漢の始元6年(紀元前81年)に開かれた塩や鉄の専売制を巡る討論会であり,儒家と法家の思想が激しく対立した。この会議は『塩鉄論』に記録されており,政府の専売制維持を主張する法家と,これに反対する儒家との議論が詳細に残されている。

(6)正しい讖緯説とは,古代中国で行われた予言であり,災異説から発展して将来の出来事を予言するものとなった。特に王莽の時代に讖緯説は著しく発展し,王莽は瑞石の発見を利用して自身の即位を正当化し,漢朝を簒奪した。


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