見出し画像

書記が哲学やるだけ#22 構造主義-2

問題


解説

(1)正しいミシェル・フーコー(Michel Foucault,1926年10月15日 - 1984年6月25日)は,フランスの哲学者・思想史家・作家・政治活動家・文芸評論家であり,主に権力と知識の関係そしてそれらが社会制度を通じた社会統制の形としてどのように使われるかを論じた。『狂気の歴史』などでフーコーのいうエピステーメー(ἐπιστήμη)とは,ある時代の社会や人々の生産する知識のあり方を特定付け影響を与える知の「枠組」といったように捉えられる。

(2)正しい:フーコー『監獄の誕生―監視と処罰』では,イギリスの思想家ジェレミ・ベンサム(Jeremy Bentham,1748年2月15日 - 1832年6月6日)のパノプティコン(Panopticon)という監獄の構想が紹介され,ヨーロッパにおける刑罰の移行から「権力/知 (Pouvoir-savoir) 」が示された。

(3)正しいジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925年1月18日 - 1995年11月4日)は,フランス現代哲学を代表するフランスの哲学者であり,『差異と反復』では同一性の問題に焦点を当てて論じた。また,精神分析家で哲学者でもあるフェリックス・ガタリ(Pierre-Félix Guattari,1930年4月30日 - 1992年8月29日)との共著のなかで,「戦争機械」「リゾーム」「器官なき身体」等の概念を創造していった。

(4)誤りジャック・デリダ(Jacques Derrida, 1930年7月15日 - 2004年10月9日)は,フランス現代哲学を代表するフランスの哲学者であり,エクリチュール(écriture)の特質,差異に着目し,脱構築・散種・差延等の概念などを提唱した。脱構築(déconstruction)は,「静止的な構造を前提とし,それを想起的に発見しうる」というプラトン以来の哲学の伝統的ドグマに対して,「我々自身の哲学の営みそのものが,つねに古い構造を破壊し,新たな構造を生成している」とする,20世紀哲学の全体に及ぶ大きな潮流のことを指す。

(5)誤り差延(différance)は,デリダによる造語であり,「異なる」という意味だけでなく,「遅らせ,先延ばしにし,留保する」という意味も含む。この造語は動詞「différer」に由来しており,その現在分詞形である「différant」を「e」を「a」に変えることで名詞化したものである。


本記事のもくじはこちら:


いいなと思ったら応援しよう!

鈴華書記(Writer Rinka) 学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share