書記が哲学やるだけ#17 19世紀のフランス哲学,精神分析
問題

解説

(1)誤り:ヴィクトル・クザン(Victor Cousin , 1792年11月28日– 1867年1月14日)は,19世紀フランスの哲学者・政治家で,近代フランスにおける哲学史研究と哲学教育の基礎を確立した人物である。デカルト以来のフランス哲学の伝統とドイツ観念論・スコットランド常識学派の綜合を試み,十九世紀フランスにおけるスピリチュアリスム的エクレクティスム学派(Eclecticism)を確立した。
ジャン・ガスパール・フェリックス・ラヴェッソン=モリアン(Jean Gaspard Félix Ravaisson-Mollien, 1813年10月23日 - 1900年5月18日)は,フランス・スピリチュアリスム哲学を代表する哲学者・考古学者であり,『習慣論』などの著作で知られる。
(2)正しい:アンリ=ルイ・ベルクソン(Henri-Louis Bergson,1859年10月18日 - 1941年1月4日)は,フランスの哲学者であり,1896年『物質と記憶』では心身問題を扱い,失語症についての研究を手がかりとして,物質と表象の中間的存在として「イマージュ("image")」という概念を用いて,心(記憶)と身体(物質)を「持続の緊張と弛緩の両極に位置するもの」として捉えた。
(3)誤り:1888年『時間と自由』では,空間的な認識である分割が不可能な意識の流れを「持続」(durée)と呼び,人間の自由意志の問題について論じた。また1907年『創造的進化』では,スペンサーの社会進化論から出発し,意識の持続の考え方を広く生命全体・宇宙全体にまで推し進めた。
(4)正しい:ヴィルヘルム・マクシミリアン・ヴント(Wilhelm Maximilian Wundt,1832年8月16日 - 1920年8月31日)は,ドイツの生理学者・哲学者・心理学者であり, 実験心理学の父と称される。ヴントは,自分の精神の内面を観察する内観という方法を用いて意識を観察・分析し,意識の要素と構成法則を明らかにしようとした。
(5)正しい:ジークムント・フロイト(独: Sigmund Freud,1856年5月6日 - 1939年9月23日)は,オーストリアの心理学者・精神科医であり,精神分析学の創始者として知られ,心理性的発達理論・リビドー論・幼児性欲を提唱した。『夢分析』では,自由連想法という診療技術の開発や転移の発見などが見られる。
(6)誤り:カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung,1875年7月26日 - 1961年6月6日)は,スイスの精神科医・心理学者であり,分析心理学(ユング心理学)を創始した。ユングは,フロイトが「リビドー」を全て「性」に還元することに異議を唱え,はるかに広大な意味をもつものとして「リビドー」を再定義した。
本記事のもくじはこちら:

