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書記が哲学やるだけ#36 隋唐時代の思想

問題


解説

(1)正しい『五経正義』は,中国・唐の太宗の勅命を受けて,孔穎達(574年 - 648年)らが貞観年間から永徽年間にかけて編纂した,『周易』『尚書』『毛詩』『礼記』『春秋左氏伝』の五経に対する注釈書である。これは,南北朝時代の政治的対立により経学に異なる注釈が存在していたものを統一したものであると言える。

(2)誤り玄奘(602年 - 664年)は,唐代の訳経僧であり,629年にシルクロードを経てインドに赴き,ナーランダ僧院で仏教研究を行った。645年に帰国後,657部の経典や仏像を持ち帰り,翻訳作業に従事した。彼は後に法相宗の基礎を築いた。

(3)正しい菩提達磨は,中国禅宗の開祖とされるインドの僧侶であり,彼の教えは後に臨済宗曹洞宗など禅宗の諸派に分かれ,日本にも大きな影響を与えた。菩提達磨の事績・言行を記録した語録とされるものに『二入四行論』がある。

(4)誤り吉蔵(549年 - 623年)は,六朝時代から唐初期にかけて活躍した僧であり,インド中観派の龍樹の『中論』やその弟子提婆の『百論』を基に三論宗を大成した。

道宣(596年 - 667年)は,唐代の律宗僧であり,南山律宗の開祖である。

(5)正しい韓愈(768年 - 824年)は,唐代中期を代表する文人であり,魏・晋以来の駢儷文を廃して,先秦・漢代の文体を復興する「古文運動」を提唱した。彼の思想は『原道』『原人』『原性』『原鬼』『原毀』に表れており,性三品説を展開している。

(6)誤り柳宗元は,唐代中期の文学者・政治家であり,王維や孟浩然とともに自然詩で知られ,散文の分野では韓愈とともに古文運動を推進した。

劉禹錫(772年 - 842年)は,唐代中期の詩人・政治家であり,『天論』天人相関説に異議を唱え,天はただ万物を生成するに過ぎず,人は法によってそれらを制御できると主張した。


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