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書記が哲学やるだけ#41 近現代中国の思想

問題


解説

(1)誤り康有為(1858年3月19日 - 1927年3月31日)は,清末民初にかけての思想家・政治家・書家であり,1898年6月に光緒帝に改革の主導権が与えられた(戊戌の変法)ものの,同年9月に西太后ら保守派の反感からクーデターにあって失敗に終わった(戊戌の政変)。

厳復は,清末民初に活躍した啓蒙思想家・翻訳家であり,トマス・ヘンリー・ハクスリー『進化と倫理』を元とした『天演論』は中国における最初の社会進化論紹介として知られる。

(2)正しい大同三世説とは,歴史が「拠乱世」(野蛮な世の中)から順次発展して「升平世」へ,そして最後に「太平世」という理想社会に至ると説く歴史発展理論である。これは『礼記』礼運篇の小康・大同という理想社会観に,董仲舒や清代の今文公羊学者たちの唱える三世説を組み合わせ,さらに西欧の社会進化論やユートピア思想をも取り込み成立した思想である。

(3)正しい梁啓超(1873年 - 1929年)は,中国・清末民初のジャーナリスト・革命家・政治家・思想家・歴史学者であり,戊戌の政変の際に日本に亡命し,「自由書」「新民説」など様々な思想を著述した。

孫文(1866年11月12日〈同治5年10月初6日〉 - 1925年〈民国14年〉3月12日)は,中華民国の政治家・革命家・思想家・政治運動家・医師であり,辛亥革命の中心人物である。孫文が中心になって結成した中国同盟会の機関誌『民報』では,清朝の打倒と共和政の実現を目指し,康有為・梁啓超らの立憲君主主義者と対立した。

(4)誤り陳独秀(1879年10月8日〈光緒5年8月23日〉 - 1942年〈民国31年〉5月27日)は,中華民国の革命家・ジャーナリスト・政治家であり,中国共産党の設立者の一人で初代総書記に選出された。陳独秀は1915年9月に上海で『青年雑誌』(のちの『新青年』)を創刊し,儒教批判・人道主義・文字改革・文学改革を特徴とする新文化運動を起こした。

李大釗は,中華民国の政治家であり,中国共産党創設の主要メンバーの一人,中国国民党第一回中央執行委員である。新文化運動においては,『新青年』に発表した「私のマルクス主義観」が中国最初の体系的なマルクス主義の紹介とされている。

(5)正しい胡適(1891年 - 1962年)は,中華民国の哲学者・思想家・外交官であり,アメリカの哲学者ジョン・デューイのもとでプラグマティズムを学び,新文化運動の中心を担った。

魯迅(1881年9月25日〈光緒7年8月初3日〉 - 1936年〈民国25年〉10月19日)は,中国の小説家・翻訳家・思想家であり,『故郷』『阿Q正伝』など中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた作家とされる。


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