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書記が哲学やるだけ#48 徳倫理学-1

問題


解説

アリストテレス(Ἀριστοτέλης,前384年 - 前322年)は,古代ギリシアの哲学者であり,人間の本性が「知を愛する(φιλοσοφία)」ことにあると考えた。


(1)空欄に当てはまる言葉を,日本語と古代ギリシャ語で答えよ。


アリストテレスのの徳倫理学では,人間の行為の究極目的は(最高善(τὸ ἄριστον, ト・アリストン))とみなされ,それが達成させた状態を(幸福(εὐδαιμονία, エウダイモニア))と称した。(徳(ἀρετή, アレテー))は,教示に基づく知性的(アレテー)と習慣づけに基づく倫理的(アレテー)に大別され,人間の善は人間の(アレテー)に合致した魂の活動とみなされた。倫理的(アレテー)を身につけるにあたり,アリストテレスは多すぎず少なすぎずといった(中庸(μεσότης, メソテース))を選ぶことを重要視した。また,(正義(δικαιοσύνη, ディカイオシュネー))について,各々にふさわしい分け前を配分する配分的(正義)と,損なわれた均衡を回復するための矯正的(正義)を区別した。


(2)(エ)の具体例について説明せよ。

中庸(μεσότης, メソテース)」とは,行為や性質における適度なバランスを指す。アリストテレスは,中庸を「多すぎず,少なすぎないちょうど良い状態」として重視している。例えば,「勇気」は恐怖に対する態度の中庸だと考えられ,過剰な勇敢さは「無謀」,不足すると「臆病」となる。アリストテレスによれば,この両極端の中間を知る徳性が思慮(φρόνησις, フロネシス)である。


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