乱世と平和そして過渡期
日本の歴史を見ると、少なくとも近代からは
平和な時代
と
混乱の時代
が入れ替わりながら、進化しているようです。大雑把に言うと
戦国時代->安土桃山時代 の混乱
徳川の平和
幕末から明治維新の混乱
更に戦前昭和までの戦争戦後昭和から平成への平和
という感じです。
ここで大切なことは
平和な時代は現状維持か体制内改善
混乱時に現状否定の実力主義
の発想の違いです。三国志で曹操を占った「治世の能臣・乱世の奸雄」は、この関係を上手く表しています。曹操 - Wikipedia
日本では
織田信長は実力主義の人材登用
徳川幕府は世襲による体制安定化
という違いがあります。平和な時代にも「実力主義」はありますが、特定の状況での限られた人の世界です。江戸時代なら、僧侶の世界は実力主義がかなりありました。しかし、武士体制では、世襲が原則になっています。
こうした、平和で安定した世界が、黒船来航などの外部条件や、経済の成長に体制が追いつかないなどの内部矛盾がたまると、幕末から明治維新のような
乱世になり実力主義
となっていきます。明治になってからも
西南戦争・日清戦争・日露戦争
第一次世界大戦・第二次世界大戦
という戦乱の時代が続きます。
さて、私は両者の間に
混乱から平和への過渡期
があると思います。これは、リーダー像からも出てきますが
混乱時には独自性のあるカリスマ
平和時にはバランスとれた調和的指導者
と言う図式に
過渡期には
戦乱時の実力主義の収束と
安定的な体制の構築
の両面が必要になります。戦後日本では吉田茂などが、徳川幕府なら家光から綱吉が、これに当たるでしょう。
現在の時代を
混乱の時代とみるか
平和の中で変化と見るか
は、今一度考えるべきだと思います。
