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Engine History #02

17歳。人生で初めてローンを組んだ日。

1992年。

高校生だった私は、人生で初めてローンを組みました。

欲しかったのは、

黒と赤のHonda CBR400RR。

1990年に発売されたモデルで、当時は「ダブルR」や「4ダブ」と呼ばれ、私が買ったのは中古車でした。

それでも、高校生の私にとって、そのバイクは簡単に買えるものではありません。

だから私は、地元のピザ屋でアルバイトを始めました。

学校が終わると店へ向かい、ピザを配達する毎日。

当時の時給850円くらいだったと思います。

「あのCBR400RRに乗りたい。」

その思いだけで働いていました。

給料日になるたびに、

「あと少し。」

「もう少し頑張れば届く。」

そう思っていました


あの頃、友達はそれぞれ夢のバイクに乗っていました。

NSR250R。

VFR400R。

ゼファー。

バリオス。

そして、中学校からの友達はZXR。

それぞれが好きなバイクを語り合い、休日になれば峠へ向かう。

そんな時代でした。

でも私は、最初から決めていました。

CBR400RRしかない。

黒と赤のカラーリング。

低く構えたフルカウル。

そして、DOHC直列4気筒の甲高いエンジンサウンド。

バイク雑誌を見るたびに、

「あれに乗りたい。」

そう思っていました。



そして、ついにその日が来ます。

横浜にあったバイクショップ。

店先に並んでいた一台の黒赤のCBR400RR。

初めて見る本物。

今でも、あの日の景色を覚えています。

人生で初めて、自分の意思でローンを組みました。

高校生の私には、とても大きな買い物でした。



あのバイクは、私に自由を教えてくれました。

どこへでも行ける。

何にでもなれる。

17歳の私は、本気でそう信じていました。



振り返ると、

あの一台は、ただのバイクではありません。

「夢は努力すれば手に入る」

そう教えてくれた、人生最初の大きな買い物でした。



しかし、その喜びは長くは続きませんでした。

このCBR400RRは、私の人生で最も忘れられない出来事へとつながっていきます。

その話は、また次回。

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※掲載写真は、当時私が購入した車両と同型・同カラー(1990年発売のHonda CBR400RR)の資料写真です。

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