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スウェーデンの病院事情!


はじめに

Hej hej! 
「留学中、突然病気や怪我をしてしまったら、どうしよう?」
「スウェーデン語が話せないけど、病院にはどうやってかかればいい?」
留学中、突然体調を崩してしまうこともありますよね。
異国の地でイレギュラーな事態が起きた時、事前に仕組みを知っていれば落ち着いて対処することができます。

今回は、日本と違うスウェーデンでの医療制度や病院のシステムについてご紹介します!特にスウェーデンへの移住を考えている方、スウェーデン留学を控えている方には必見の内容になっています。
ぜひご一読ください!

実は欧米での病院のシステムは日本とかなり違っていて何かあった時に困らないよう事前に知っておきましょう!

スウェーデンの医療制度の基本

スウェーデンの医療制度は、日本とはいくつか大きな違いがあります。
まず、最も大きなポイントとしては「いきなり専門医にかかることができない」ということです。

日本では内科や耳鼻科など、症状に応じて自分で病院を選べますが、
スウェーデンではまずVårdcentral(ヴォードセントラール)と呼ばれる地域のかかりつけ医に相談するのが基本です。
このVårdcentralは、住民登録している地域ごとに割り当てられています。
そのため、自分が住んでいるエリア以外のクリニックには原則としてかかることができません。
実際に私も、別のエリアのVårdcentralを訪れてしまったことがありましたが、「あなたのエリアはこちらです」と住所だけ渡され、診察を受けることができませんでした。
まずは看護師による初期対応が行われ、症状の内容によって医師の診察が必要かどうかが判断されます。そして、軽度の症状であれば、その場でのアドバイスや処置のみで終わることもあります。
日本のように、最初から医師に診てもらえるとは限らない点には注意が必要です。
ただし、スウェーデンの医療制度には安心できる仕組みもあります。
年間の自己負担額には上限があり、約1300クローナ以上(日本円で約18,000円)負担することはなく、それ以上かかった分の医療費は無料になります。
長期間の通院や複数回の受診が必要な場合でも、経済的な負担が抑えられるのは大きな魅力!
このように、スウェーデンの医療制度には日本と異なるルールが多くありますが、事前に基本的な流れを理解しておけば、いざというときにも安心して対応できます!

実際の医療の流れと体験談

ここからは、私がスウェーデンで実際に病院にかかったときの体験をもとに、診療の流れをご紹介します!

多くのVårdcentralでは、事前予約をしておくことが大切です。
オンライン予約が可能な病院もありますが、利用にはスウェーデンの銀行口座を開設した時に発行される「BankID」が必要です。
私はスウェーデンに1年未満の留学だったためBankIDを持っておらず、直接病院に電話をかけて予約の可否を確認しました。
英語で対応してくれたので、スウェーデン語が話せない私も、言語面での不安はそこまで感じませんでした。

また、診察当日はID(居住許可証や日本のパスポート)を持っていく必要があります!スウェーデンのpersonnummer(パーソナルナンバー)を持っている人はこれも求められます!私は1年以下の留学生だったのでこのpersonnummerを持っていませんでしたが、看護師さんが一時的にナンバーを発行してくれて、以後病院にかかる時は、これを使うように言われました。EU健康保険証がある場合はこれも持っていきましょう。
予約をしていたため、受付で名前と予約時間を伝えると、すぐに診察に呼ばれました。ただ、予約なしで受診する場合は、まず病院に到着後、整理券を発行して受付に進む必要があります。症状を伝え、IDを提示し、その後さらに診察用の整理券を受け取らなければなりません。この整理券は、数に限りがあり、早い時間に来院しないとすぐに受付終了になってしまうこともあります。

診察はまず看護師との面談から始まり、症状を伝えたうえで「医師の診察が本当に必要かどうか」が判断されます。この段階で「医師に会いたい」と希望を伝えると、保険の適用有無についての確認が入ることもあります。私の場合は、「この処置には2000クローナ(約3万円)かかるけれど、それでも受けますか?」と聞かれ、一瞬戸惑ってしまいました。もし保険が適用されない場合は高額な自己負担になるため、その場で判断を求められるのは少し緊張します。

私の場合は顎を怪我して病院に行くことになりました。日本であればレントゲンの撮影や、そのあとの処置はすべてその場でやってくれるため、それを期待して病院に行きました。

しかし、病院で医師の診察を受けた後、別の病院の住所を渡され、レントゲンはここ(渡された住所)をで撮らなければいけないと伝えられました。さらにそこでレントゲンを撮り終わった後、そこの病院では結果を伝えられ、「骨折してるみたいなのでそのあとの処置はまたさっきと同じ病院でしてもらってください。」と、また先ほどの病院に戻り医師の指示を仰ぐように言われました。

つまり、診察→レントゲン→診察…と、病院間を何度も行き来しなければいけなかったのです。日本なら、その場でレントゲンも診断も処置も一貫して行われることが多いので、かなり勝手が違いました。体調が悪いときに病院をはしごするのは、正直なところかなりしんどかったです。
スウェーデンの医療は、必要な診療を段階的に進めていくスタイルです。丁寧ではありますが、スピード感にはやや欠けるため、急いで診てもらいたいときにはストレスを感じることもあるかもしれません。

留学生・在住者向けの医療費と保険

スウェーデンで生活する中で、医療機関を利用する機会は意外と突然やってきます。特に、制度に慣れていない留学生や在住者にとっては、ちょっとしたトラブルでも大きな不安につながりがちです。ここでは、よくあるつまずきとその回避法、そして「もしものとき」に備えておくと安心な準備をご紹介します。

よくあるトラブルとその回避法

1. 自分のエリア外の病院に行ってしまう
→ 引っ越し後は早めに自分のエリアのVårdcentralを確認しておきましょう。Webで郵便番号を入れて検索できるサービスもあります。

2. personnummerがなくて手続きに戸惑う
→ 滞在期間が短くpersonnummerを取得していない場合は、病院で一時的な番号を発行してもらえます。不安なときは事前に電話で確認しておくとスムーズです。

3. BankIDが使えずオンライン予約ができない
→ その場合は直接電話で予約が可能か聞いてみましょう。多くの病院では英語で対応してくれます。

4. 症状の説明がうまくできない
→ 事前に症状を英語やスウェーデン語でメモしておくと安心です。自信がない場合は、保険会社に通訳をお願いできる場合もあります。

日本と違うけれど、ちゃんと診てもらえるという安心感

スウェーデンの医療制度は、日本のような「すぐ診てもらえる」スタイルとは異なります。予約や段階的な診察、病院の移動など、時間がかかる場面も多いです。でも、必要な対応はしっかり行われますし、制度に則っていれば外国人でも適切な医療を受けることができます。
「診てもらえるかな?」という不安が、「ちゃんとした手順を踏めば大丈夫なんだ」という安心に変わるはずです。
私は留学生として保険に入っているので、全額負担してもらえました。しかし最初に自分で支払って、後から保険会社に請求しなければいけないパターンもあります。また、病院を予約する際は、まず保険会社に連絡しましょう。私の場合は、近くの病院の予約の手配や、通訳の手配までしてくれたりしました。

「もしものとき」のための備えリスト

  • 自分の居住エリアのVårdcentral名と住所・電話番号を控えておく

  • 保険証、ID(パスポートなど)を常に携帯する

  • 症状を英語またはスウェーデン語で伝えるためのメモを準備する

  • 保険会社の緊急連絡先をスマホに登録する

  • EU健康保険証を持っている場合はそれも一緒に(対象者のみ)

こうした基本的な準備をしておくだけでも、いざというときの対応力がぐんと高まります。

まとめ:制度を知れば、不安が安心に変わる

スウェーデンの医療制度は、日本とは多くの点で異なります。
まずはVårdcentralからスタートすること、医師に会うまでに段階を踏むこと、そして病院間を移動するケースもあることなど、最初は戸惑うかもしれません。
実際に私も、顎をケガして病院に行った際は、エリア指定・診察の流れ・高額な費用の説明・レントゲンのための病院移動など、次々と初めての経験に直面し、不安になる場面が多くありました。
しかし、制度の仕組みを理解し、事前に準備しておくことで、スムーズに行動することができます。
言語や文化の違いがある中でも、外国人に対しても丁寧に対応してくれる医療スタッフが多く、安心して頼れる環境が整っていると感じました。
この記事が留学や海外生活の不安を少しでも軽くする助けになれば嬉しいです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!次回もお楽しみに!Tack!


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