【島津雨】鹿児島旅行が「雨」だったときの素敵な言葉
鹿児島旅行が雨だったとき、あなたはがっかりしますか?
飛行機を予約し、ホテルを手配し、ガイドブックを読破して、「これで準備は万端!」と胸を張って出発したのに――。空港に降り立った瞬間、窓の向こうに見えたのは、どんよりした灰色の雲としとしとと降り続く雨。桜島が見えない。がっかりしてもませんか?
でもね、私、鹿児島に住んでる者として言いたいんです。
その雨、**「島津雨(しまづあめ)」**って呼ばれてるんですよ。
・島津雨って何?
これは、私の店に来た常連のおばあちゃんが教えてくれた言葉です。
「ほら、観光客が雨でがっかりしてるときには、島津雨って言ってあげるといいよ。『これは島津の殿様が歓迎しちょっが』って」
なんて優しい言葉だろうって、
マイナスをプラスに変換する言葉。
島津雨――。
その語感がなんとも上品で、歴史を感じさせるじゃないですか。まるで傘を差しながら、島津斉彬公が「よく来たのう」って微笑んでくれてる気がするんです。
大河ドラマ「西郷どん」でも「島津雨」とテロップで出てましたね。
お客様が「あいにくの雨で桜島が見れませんでした」
そのように、おっしゃると飲食店の私は
「あら!島津雨ですね
鹿児島のお殿様が
お客様が鹿児島にいらっしゃったことを
熱烈に歓迎されてますね。
選ばれた人ですね。
それを島津雨と言うんです。」
と、言うと
皆様、笑顔になり前向きに喜んでくださいます。
素敵な言葉です。
雨の鹿児島、案外いいものですよ
晴れた桜島はもちろん絵になるけど、雨の桜島も悪くない。雲に隠れてシルエットだけが見えるあの感じも風情がある。
指宿の砂むし温泉なんて、雨音を聞きながら入ると、砂の重みと雨のリズムで瞑想状態に入れます。目を閉じていると、「自分は大地に還る途中の人間なのでは?」と錯覚しそうになる。
天文館は大きなアーケード街。濡れずに買い物や食事ができる。
どしゃぶりの音をBGMに楽しむことができる。
雨の旅は記憶に残りやすいですよね
鹿児島は年間降雨量が第3位なので
雨の確率は高くなります。
だから、あなたは運が悪いわけではなく確率論なんですよ。
ちなみに、地域別の降水量だと
屋久島が1位です。
雨が良く降るから森林が良く育ち
世界自然遺産になったんだ
と鹿児島の文化を理解して頂きたいです。
鹿児島の雨は、ただの雨じゃない
火山と海と歴史と人情が混じり合って、しとしと降るその雨は、あなたの心に何かを落としてくれるかもしれません。都会では忘れてしまった感覚とか、自分の呼吸のリズムとか。
「雨で台無しになった」と思うか、「雨だからこそ味わえた」と思うか。
それを決めるのは、あなたです。
でももし、鹿児島で雨が降ったら、ぜひこうつぶやいてみてください。
「ああ、これは島津雨だ」
そしてちょっとだけ、殿様気分で町を歩いてみてくださいね。
島津雨にも似た、火山灰をプラスに変える言葉↓
