鹿が轢かれるのを待って
人生から逃げ続けて、ここまで来た。例えば、人生の始めの方に思い描いた人生像があって、それを目指し続けることが正しい生き方だとしたら、僕の人生は最初から最後まで全部間違っているんじゃないかと思う。もちろん、人生に正しいとか間違っているとかそういうことはない、と考える向きもあるとは思うのだけれど、幼少期にかけられた「最後まで粘り強く頑張る」というあの呪いはずっと長く尾を引くもので。
いつも、自分は頑張れていないと感じていた。何をやっていても、自分は力をちゃんと出していない、怠けている、そんな気がした。今日こそはちゃんとやろうと思って、「ちゃんと」やれたことなんて果たして一回だってあっただろうか。毎日、「今日はだめだった」と後悔している気がする。たぶん、今もけっこう。
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