いよいよ開業。でも、利用者様は0人。
前回は、開業前の営業について書きました。
あれだけ営業して、ポスティングもして……
結果は契約0件。
今回は、その続き。
ついに、
訪問看護ステーションが開業しました。
開業当日は、
ワクワク。ドキドキ。楽しみ。
いや、不安。
そんな、何とも言えない複雑な気持ちでいっぱいでした。
何とな〜く実感ないまま朝、事務所に出勤。
「おはようございます」
2人のスタッフが出勤してきました。
その時に、
「あ、ついにスタートしたんだ。」
と、感極まったことを今でも鮮明に覚えています。
そう思う一方で、
……で、何すればいいの?」
という気持ちも。
だって、
スタッフはいる。
事務所もある。
必要なものも一通り揃えた。
でも、
訪問する人がいない。
そう。
開業したけど、利用者0人。
もちろん、営業は続けていました。
でも、すぐに依頼が来るわけでもない。
開業したばかりのステーションなんて、誰も知らない。
ということで……
めちゃめちゃ暇でした。笑
今まで看護師として働いていた時は、
「今日も忙しいな〜」
なんて思っていたのに、
開業した瞬間、
「……暇だな。」
「……なにしよう。」
となる。笑
「何かやらなきゃ。」
と思っても、
何をしたらいいのかもよく分からない。
書類を整理したり、
事務所を片付けたり、
写真撮影に行ったり、
営業のことを考えたり。
それでも時間が余る。
「訪問看護ステーションって、開業したらこんな感じなの?」
そんなことを思いながら過ごしていました。
そんな私たちに、
開業初月下旬。
一本の電話が。
「○○事業所の○○です。1人お願いしたいご利用者様がいて」
一瞬頭の中、パニックになりましたね〜。笑
この初めての依頼をくれたケアマネさんは、
私がご挨拶に行かせていただいたケアマネさんでした。
「訪問依頼がきた!」
本当に本当に嬉しかったです。
「やっと仕事がきた!」
「やっと私たちの看護を届けられる!」
そう思いました。
……が。
喜んだのも束の間。
依頼内容を聞いて、
「……え?」
となりました。
なんと、最初の利用者様は、
ターミナル期で、
看取りまで関わることになる方でした。
初めての依頼。
初めての利用者様。
そして、
初めてのターミナル。
嬉しい。
もちろん嬉しい。
でも、それ以上に、
不安。
これが本音でした。
何をすればいい?
どう関わればいい?
訪問の正解って何?
特別訪問看護指示書って何?
何を確認しておけばいい?
何か見落としてない?
もう、
「分からないことだらけ。」
でしたね〜。
誰かに「これが正解です」と教えてもらえるわけでもない。
自分たちで考えて、
調べて、
確認して、
必要なら人に聞いて。
そうやって、一つずつ進んでいくしかありませんでした。
実際に訪問が始まると、
嬉しさより不安の方が何百倍も大きかった。
でも、不思議なことに、
その「分からない」が、
私にとってはすごく大きな学びになりました。
そして、
「私、本当に訪問看護ステーションを始めたんだ。」
と、初めて実感した瞬間でもありました。
ここから少しずつ、
利用者様が増えて、
訪問が増えて、
スタッフも動き始めて、
ようやく「訪問看護ステーションらしく」なっていきます。
でも、もちろん。
そんなに順調にはいきません。笑
次回は、開業してから実際に働き始めて分かった「管理者」という仕事について。
看護師として働くのと、
「人の上に立つ」ことは、全然違いました。
この話も、なかなか奥が深い。笑
続きはまた次回〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございました𓂃 𓈒𓏸𓍯
