見出し画像

#8展示場訪問 大手鉄骨H社編

今回の担当はランティーです。


「資料請求編」では、各社のレスポンスから見えてきたスタンスをお話ししました。

また「計画概要書編」では、私たちの理想をいかに伝えるか、どのように資料を作成したかお話ししました。


今回はいよいよ実践編、初回展示場訪問です。

「百聞は一見に如かず」ということで、実際に行ってきました。

今まで住宅展示場といえば、豪華な住宅が並んでいて「この住宅を建てられる余裕のある人いるのかな・・・」

と思っていたくらい(大変失礼です)でしたが、中を見ると住宅展示場の役割が理解できました。

緊張の初回訪問、私たちの感じたリアルをお届けします!


1. 結果的に「まずは大手」に行ったのは良かった

私たちが最初に門を叩いたのは、誰もがその名を知る大手のハウスメーカーH社でした。

最初に訪問した理由は、電話のレスポンスが早かったからです。

資料請求した2日後に電話をいただき、簡単にニーズを伝えた後、メールで展示場訪問の日程調整をしました。

役割分担も明確、ある程度形式化されており、さすが大手だと勝手に関心していました。

最高峰のスペック、スムーズな案内、そしてそれに見合う価格。

これらを最初に肌で感じることで、今後訪問する他社との比較軸が明確になりました。


2. 概要書という「名刺」を差し出す

展示場に訪問し、案内されたのは広々としたダイニングスペースでした。

贅沢なアイランドキッチン、開放感を与えてくれる天井の高さ、ゆとりのあるリビング、空の青さと広さを感じるバルコニー・・・

パンフレットで見たキラキラした住宅がそこにはありました。

私たちは華美な住宅よりシンプルな仕様を考えていたので、圧倒されたのが正直なところです。


対応していただいたのは若い担当者の方が1名でした。

簡単に自己紹介をした後、私たちは作成した「家づくり概要書」をそっと差し出しました。

「準備されていてすごいですね」との言葉もあり、私たちの本気度は伝わったと思います。

・ペット共生(愛犬が主役)

・ドッグラン付きの庭

・賃貸併用住宅としての収益性

口頭だけで伝えるよりも、紙に落とし込むことで具体的なイメージを伝える、各社に同じ内容を伝えられることが狙いです。

担当者の方はさっと目を通し、頷きながら全体のイメージについて質問をされました。

細かい仕様についてはそこまで聞かれることはなく、その後は自社の説明に移っていきました。

振り返ると、ある程度商品(間取り、仕様)は決まっており、カスタムには限界があったのだと感じています。


3. 「土地代は自己資金で」という、静かなる洗礼

ヒアリングが進むにつれ、話題は現実的な「予算」と「ローン」の話へ。

ここで、大手ならではの(?)シビアな現実を突きつけられます。

「賃貸併用の場合、土地代については基本的に自己資金での対応をお願いしています」

なぜ土地代をローンに組み込めないのか質問を重ねましたが、その場では明確な理由は判然としませんでした。

しかし、後で自分なりに整理して気づいたのは、おそらくこういうことです。

「建物のスペックとコストが高いため、土地までローンに含めてしまうと、銀行の融資限度額をオーバーしてしまう

 =住宅ローンであれば建物価格までしか借入できない」

つまり、建物の品質を維持するためには、土地代はキャッシュで払えるor土地を持っている層でなければ

合わないのだと、現実を突きつけられた気がしました。

賃貸併用のパンフレットの見出しに「土地活用」が多いことも納得です。


4. ペット共生仕様の「自由度」と「規格」

続いて、事例紹介としてペット共生住宅のモデルを見せてもらいました。

キッチン横に設けられたペットスペース。以前、ペット可の物件を見たときにペットスペースは

キッチン横にいるのか?と疑問に思っており、詳しく聞くと意外な事実が。

「ペットスペースの場所は変えられない」

間取りの微調整はできても、設備の変更は難しい。

「ペット共生」というパッケージは完成されていますが、裏を返せば、それは「確立された規格」。

私たちのような「ペットファースト」に仕様を考えたいというタイプにとっては、

少し自由度が物足りないかもしれない……。そんな予感が頭をよぎりました。


5. ハイスペックの正体:コストが語る自信

最後に、住宅の「中身」についての説明がありました。

外壁の耐久性、床材の質感、構造体の堅牢さ。どれをとっても「住居としての最高品質」であることは間違いありません。

それと同時に、担当者の方は「うちは高いですよ」ということを、最初から非常に丁寧に説明してくれました。

これはおそらく、顧客の反応を見ているのでしょう。コストの話を聞いて怯むのか、それとも価値を認めて進めるか。

「まずは自社を検討してほしい。コストが合わなければ仕方ないが、最高の住まいを提供する熱量は負けない」

その言葉からは、圧倒的な自社製品への自信が伝わってきました。


6. 今回のまとめ:基準を知るということ

初回の訪問は、盛りだくさんの内容で幕を閉じました。

その場で次回のアポが決まり、今日のヒアリングをもとに「候補地の提案」をしてくれるとのこと。

帰り際にいただいた手土産も、驚くほど手厚いものでした(さすが大手!)。


(気づき)

・大手は「安心と品質」を買う場所。ただし、ルール(規格)も強い。

・「高い」には理由がある。それを知ることで、他社を見た時の「安さ」の理由も推測できるようになる。

・資金計画は、賃貸併用ならではのハードルがある。


まずは一番高いところを見たのは結果として正解でした。自分たちの夢が、大手というフィルターを通すとどう削られ、どう形作られるのかが見えてきたからです。

この経験を活かし、他のメーカー訪問を進めていきます。知識がない分、実際に見て話しを聞く、比較することの大切さを感じた展示場訪問となりました。




いいなと思ったら応援しよう!