#12展示場訪問 木の家S社とDマン社編
アーサーのショボボン顔にも関わらず、今回も読みに来てくださりありがとうございます。
今回は、展示場訪問の記録です。
「街づくりも手がける総合住宅メーカーのD社」と
「木の家の大手S社」
この2社の展示場に伺いました。
結論から言うと、どちらも“振られてしまった”ような、少し切ない回です…。
まず訪れたのは、街づくりも手がける総合住宅メーカーのD社です。
展示場に入ってまず感じたのは、開放感。大きな窓から光が入り、スタイリッシュでモダンな空間が広がっていました。ホームエレベーターも設置されていて、どこかラグジュアリーな雰囲気もあります。
対応してくださったのは1名の担当の方。
計画概要書を見ていただくと、「今日はこの概要書に沿ってお話をしていきましょう」と最初に言ってくださり、そこから打ち合わせが始まりました。
会話の中で印象に残ったのは、「D社って何が特徴なんですか?と聞かれると、これ、という一つのものがあるわけではないんです」という言葉です。
「その分、なんでも出来ちゃうところが特徴かもしれません」と続きました。
住宅だけでなく、さまざまな事業を展開している企業グループを持つ会社らしい、総合住宅メーカーとしての強みを感じた瞬間でもありました。
犬との暮らしについても、その場でいくつかアイデアを出していただきました。
例えば、屋内にドッグランのようなスペースをつくることや
3階建てにして一部を多目的室として活用するというものでした。
防音室もつくれるほどの技術力があるとのことで、その遮音性能を活かした提案です。
また屋外では、可動式のサンシェードやタープの提案も。夏の暑さをやわらげながら、建ぺい率には算入されないという実用性のあるアイデアでした。
計画概要書をベースにしながら、暮らし方のイメージを一緒に広げていくような会話。
マニュアル通りではなく、こちらの計画に合わせて話を組み立ててくれている印象がありました。
また、土地探しとプランについても「2週間ほどで一度ご提案できます」とのこと。
他社の検討も進んでいるタイミングだったので、比較しながら考えられるこのスピード感はありがたいと感じました。
ただ、予算感については少し曖昧なまま。
点で聞いてもはっきりとした数字は出てこなかったため、「きっと高いのだろうな」とは感じつつも、具体的なイメージまではつかめないまま打ち合わせは終わりました。
そして実はこの後、「2週間ほどで」と言われていた連絡は、結局ありませんでした…。
続いて訪れたのは、木の家で知られる大手S社の展示場です。
建物に入ると、まず感じたのは木の香りと落ち着いた空気。木材がふんだんに使われていて、どこか和の雰囲気も感じられます。
玄関に入ると受付の方が出迎えてくれました。
住宅展示場というより、どこか高級旅館に来たような感じがし、とても静かでゆとりのある空間でした。
担当してくださったのは展示場の店長の方。事前に、ペット共生の賃貸併用住宅とドッグランを検討していることは伝えていました。
打ち合わせが始まると、計画概要書を見ながらヒアリングが進みます。ただ、話をしていく中で少し意外だったのは、「賃貸併用住宅は、実はあまり多くやっていないんです」という言葉でした。
さらにドッグランについても、かなり広大なものをイメージされている様子で、こちらが考えている規模感とは少し差があることが分かりました。
同じ言葉でも、思い描いているものが違うと、こんなにもズレが生まれるのだと感じた瞬間でした。
また、内装のイメージについて聞かれた際に「華美にせず、シンプルにしたい」と伝えると、「ああ、そっちですね」という反応がありました。
その流れで、「うちは標準設備のグレードが高いのが特徴なんです」というお話もありました。
そしてもうひとつ、少し印象に残っている言葉があります。
店長の方がふと、「賃貸では幸せになれないですからね」とおっしゃったのです。
もちろん、自社の住宅に対する自信や誇りがあって、「もっと住み心地が良く、より良い暮らしができますよ」というニュアンスだったのだと思います。
ただ、私たちは今まさに賃貸で暮らしていますし、これまでの生活の中で不幸せだと感じたことはありませんでした。
そして今回考えているのも、賃貸併用住宅という形です。
これからつくっていきたいのは、住む人やペットが心地よく過ごせると感じられる場所。
形が賃貸であっても、「ここに住んでよかった」と思ってもらえるような住まいを目指していきたいと、あらためて感じました。
一方で気づきもあります。
店長さんから「家づくりや土地探しの期間をある程度区切って進めてみるのもひとつの方法ですよ」というお話もありました。
それまで私たちは期限を決めずに進めていましたが、そういった考え方もあるのだと知り、まずは土地探しに3ヶ月、住宅は3月や9月あたりに設定しました。
S社の打ち合わせは、「まずは土地を探してみて、気になるものがあればいつでもご連絡ください」という形で終了しました。
展示場を出た帰り道。
次に繋がる感じがあまりなかったこともあり、やんわりとお断りされたのかな、という気持ちがふと浮かびました。
もしかしてこの計画は、私たちには難しいことなのかもしれない。
このまま別のハウスメーカーに相談を続けるべきなのか。
それとも、ペット共生賃貸併用住宅はやめて自宅だけの計画に切り替えた方が現実的なのか。
そんなことを考えながら、少しだけ複雑な気持ちで帰ったことを覚えています。
それでも──
もう少しだけ、この計画を続けてみようと思っています。
