地域包括ケアシステムの先駆けの尾道市御調町「公立みつぎ病院」が直営6施設を売却?
地域包括ケアシステムの先駆け的存在の広島県尾道市御調町の公立みつぎ総合病院が保健福祉総合施設など直営6施設を2027年度に民間事業者へ売却する計画を明らかにしたとのこと。
公立みつぎ総合病院は1956年に設立されました。医療・保健・介護・福祉が密接に連携する「地域包括ケアシステム」を全国に先駆けて導入し、高齢者が住み慣れた地域で治療や生活を続けられるよう、回復期リハビリや訪問看護、日常生活の支援に力を入れてきました。
近年は、人件費増で給与比率は8割に近くにも達し赤字経営が続いており、人口減も相まって「黒字化は構造的に厳しい」と判断したとのことです。
そこで、病院から約1.5k南西の以下の保健福祉総合施設を民間事業者に売却する計画だと言います。
特別養護老人ホーム「ふれあい」(定員100人)
介護老人保健施設「みつぎの苑」(定員150人)
ケアハウス「さつき」(定員30人)
グループホーム「かえで」(定員18人)
デイサービスセンター(定員20人、休止中)
リハビリテーションセンター(19床)

みつぎ総合病院経営企画課は「デジタル技術の活用も進む民間への移譲で医療、介護の質は高まるはずだ。今後もみつぎ総合病院が地域包括ケアの中心を担うことに変わりはなく、しっかりとケアを継続する志のある移譲先を探したい」としているとのこと。
民間だと事業を上手くやれるというのは幻想でしょう。国鉄民営化、郵政民営化、水道民営化の結果を見れば明らかです。
民間は儲けなければやりませんし、儲け無くなればすぐに撤退します。民間企業が撤退のため人員整理した場合、整理解雇された労働者への手当は公が受け持ちます。公はある意味、地域から撤退できないのです。
