自分とか、ないから。
涅槃(ねはん)=NIRVANA
涅槃の英訳はニルヴァーナ。
みんな周知の事実なのだろうか?
私は今の今まで知らず、書いていて衝撃を受けている。バンドのNIRVANAの語源が、まさか仏教からきているとは。
私はバンドのNIRVANAといえば、赤ちゃんがプールで泳いでいるあのジャケット写真とスマイルの目が✖️マークになっているロゴくらいしか知らない、そんな知識量なので悪しからず。
そんなわけで今回のコラムはこちら。
おすすめの本「自分とか、ないから。」
今月わたしがおすすめする本はこちら。
「自分とか、ないから。」
しんめいP著、鎌田東二監修
(サンクチュアリ出版)
黄色い表紙に、でっかい明朝体で書かれた「自分とか、ないから。」のタイトル。
表紙の真ん中には知っているような知らないような、仏教に関係していそうな人たちのイラスト。
まだ買ったばかりで読んでいる途中だ。
読むことになったきっかけ
この本、あらゆる書店で見かけては「あ、ここにも平積みされてるなあ」と目に留めるだけで買わなかった。興味はあるものの、購入する優先順位が低かったから。
なぜこんなにも哲学的な本が気になったかというと、この本の表紙にはブッダ、親鸞、空海、老子、荘子、達磨(だるまさんて、ごめん、どなた?)、龍樹(りゅうじゅさん、ごめん、聞いたことがない)が書かれている。
私はその中のひとり、空海がどうしても気になる。
空海は真言宗の開祖で、私の実家は真言宗。
田舎で高齢者が多い環境だったからか、10代からお葬式に出る経験がやたら多かった。
お葬式でお坊さんがあげるお経に真言(と書いてマントラと読む)が存在するが、意味もわからず聞いていた。
いや、10代の私が意味を理解して葬儀に出ていたとしたらそれはそれでちょっと怖い。
今まで聞いていた真言はどんな意味があるのかな。
読んだら意味がわかったりするのかな……と考えながらも書店では別の本を手に取り、お会計に持って行く日が続いた。
そしてとうとう購入する日がやってきた。
きっかけは、私が所属するライターコミュニティのイベントである「ラボアート部」のメンバーで仏像を見に行ったとき。
仏像を見に行ったのは半蔵門ミュージアム。
今までになく近い距離で仏像を見れる場所だった。
地下1階なのに見上げるほど高い天井、静かな空間。
おだやかな佇まいの仏像と向き合っている瞬間だった。
「あの本、やっぱり買お。」
黄色い表紙が頭の中に浮かんできた。
「自分とか、ないから。」のことである。
解散した帰り道で書店に立ち寄り、「自分とか、ないから。」を購入してから帰宅した。
仏像を見ている最中に、「あー、やっぱり“自分とかないから”買お〜」と思って本屋さんに寄りながら帰宅。 pic.twitter.com/VOW3Ojznf7
— 田中いずみ@ライター (@tanaka_izumi115) June 25, 2025
とりあえず最初のページから読んでブッダのこととか考え方とかをサラッと知る。
読んでいる途中の感想としては
“やっぱり「密教」という存在は仏教をややこしくしてくれる存在だわ!”
てな感じで、素人なりの意見を言えるくらいになった。
イベント参加の帰り道に買ったことで思い出の1冊になったし、さらに仏像や仏教への興味が増した。
おすすめする3つの理由
みんな、読んだらいいんじゃない?と思う。
特定の宗派を除けば仏事とは避けて通れない。それならばいっそのこと、知見を深めるのもまた一興。
誰かにおすすめする理由を自分なりに考えてみた。
1.「自分なんて一生見つけられない」とブッダが言ってるから、それでいいと思える
2.私生活での仏事への関心が高まる(気がする)
3.歴史上の人物がどんな人でどんな考え方をしているのかちょっぴり詳しくなる
こんなところか。
読み進めたらまだまだありそうな気がしている。
この本を読んでみたい人へ
哲学だからと堅く考えないで大丈夫。
空海と親鸞は高校の「社会」で勉強しているだろうか。
知っている人物がいるのであれば、そこから読めばいいと思う。
このnoteを読んだ人は、私が先に書いたとおり「空海は真言宗の開祖である」という知識が頭の中にあるはず。
まず空海の章から読んでみてはどうだろうか。
……で、ブッダって結局なにした人だっけ?
本からの情報量が多くて、まだ整理がついていない。
以上、「Webライターラボ」の6月のコラム企画として。
Discord名:田中いずみ
#Webライターラボ2506コラム企画
