お花は固定しない。
俺の小説は、お花がよく出てきます。
好きなんです、お花。
昨日の記事で、自分の思い浮かべた色や景色を伝えるためには、
色んな言葉を知らなきゃいけないし、学ばなきゃいけないなって書いたんです。
だけど、お花に関しては、あんまり固定して書きません。
「赤色の花」とか「その季節の花」とか。
ざっくり表現にします。
俺の頭の中には、ちゃんとあるんですけどね。
ただ、お花って、人の色んな記憶に結び付きやすいじゃないですか。
幸せな記憶も。悲しい記憶も。
だから、俺の小説の幸せな場面に登場する赤いチューリップが、
読む人には悲しい記憶と結びついてるかもしれないし。
悲しく描くカトレアが、幸せな景色を思い出すかもしれません。
その人の思い出を、邪魔したくないんです。
花言葉とか、絶対に必要な要素がある場合は、ちゃんと伝えますけどね。
「ファイト!」のラナンキュラスは、絶対にラナンキュラスじゃないとだめだったので、そう書きました。
ただ、その塩梅もムツカシイんですよねー。
あんまり、名前のないお花ばっかり出しちゃうと、描く景色がぼやけちゃうし。
かといって、固定しすぎるのもね。
きっと、必要なのは読む人への思いやりなんだと思います。
やさしさというかね。
小説を書くには、優しさも必要なんだな。
精進しないと。
秋になりました。
秋の夜長に、読書はいかがでしょうか?
