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スマホ依存|無意識を操る魔力

人の思考プロセスを、本質的な「思考回路」として視覚的に構造化する。
Systems Visualismでは、個人の内省を助け、他者との対話・共有・創造を促進するための図解を体系化しています。
本棚のように、多様な図を揃え、あなたの考える力を広げるツールを紹介します。


[1] PROLOGUE|導入

テーマ概要

電車でふと周りを見渡すと、ほとんどの人がスマホの画面をのぞき込んでいます。「歩きスマホはやめましょう」という言葉を誰もが一度は耳にしたことがあるはずなのに、駅構内や街中では歩きスマホをしている人の姿が後を絶ちません。

中には、横断歩道を渡りながらさえスマホを操作している人もいます。
なぜ、これほどまでに人はスマホを手放せなくなってしまったのでしょうか。

今回は、2021年に発売されベストセラーとなった『スマホ脳』を参考に、人々がスマホに依存するそのメカニズムについて深掘りしていきます。

参考資料

スマホ脳、アンデシュ・ハンセン(著)、新潮社
最強脳、アンデシュ・ハンセン(著)、新潮社

[2] CORE|本編

思考回路 - 図解ツール

こちらが図解ツール全体像です。
情報量が多いため、次章の解説を参考にしながら、じっくりと読み進めていただくことをおすすめします。

スマホ依存症 スマホ脳 図解

図の解説 - 紙芝居形式

図解ツールをパーツごとに分解し、詳しく解釈しながら説明していきます。
テーマ説明:全16枚


私たちの生活は、デジタルデバイスなしでは成り立たないほどになっています。しかし、この便利なデバイスとどう付き合うかを考える間もなく、いつの間にか浸透してしまいました。

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多くの人が情報の探索、SNSでの発信、ゲームなどに利用し、その行為を通じて脳を満足させる「ごほうび」を得ています。

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しかし、その「ごほうび」はいつも得られるわけではありません。つまらない情報や「いいね」が少ないとき、ゲームに負けたときなど、満足が得られないことも多く、ごほうびを得られるかどうかが不確実なものとなります。

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人は常に満足を得られるものには飽きてしまいます。しかし、不確実性があると、「今度はもらえるかもしれない」「今を逃すと損かもしれない」と期待と不安に駆られるようになります。

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さらに、SNSでは加工された完璧な情報ばかりが並びます。これにより、他人と自分を比較してしまい、嫉妬が増大し、自分のことばかり気になって不安が募ります。

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この「期待」と「不安」が、私たちを興奮させ、スマホを手に取りたいという衝動を引き起こすのです。

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この衝動を突き動かすのは、私たちの意識だけではありません。スマホには通知や広告リンク、無限スクロールなどの巧妙な仕掛けが組み込まれ、興奮を呼び起こします。

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また、スマホ画面が放つ光が私たちの脳を覚醒させ、休息を妨げるのです。

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こうした期待と不安、興奮と衝動が繰り返される無限ループによって、私たちは次第にスマホに依存してしまいます。

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依存が進むと、スマホの存在そのものが気になるようになり、その存在感が手に取る衝動をさらに強めます。

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このように、デジタルデバイスは巧妙な仕掛けで私たちを絡め取り、いつの間にか依存させ、使い続けさせることで「奴隷化」を成功させているのです。

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では、どうやって対抗すればよいのでしょうか。まず、自分がどれだけスマホを利用しているかを自覚し、使いすぎている場合は防衛行動を取ることが必要です。

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例えば、スマホの機能を適度にOFFにする、画面をモノクロにする、取り出すのに手間がかかる場所に置くといった工夫が、距離を保つ助けになります。

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また、スマホに気を取られやすい自分を変えるために、集中力を高めることが重要です。運動を取り入れることで内なる力を呼び覚ましましょう。

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高めた集中力を活かし、スマホを文字通り目的に応じて「スマート」に使うことで、リアルな対話や質の良い睡眠、そして記憶力を取り戻しましょう。

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最後に振り返ります。デジタルデバイスは私たちの生活を豊かにする可能性を秘めています。しかし、使い方を誤れば、私たちの生活を浸食する危険性もあります。目的を意識し、その真価を引き出せるかどうかが問われているのです。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

図解ツールを手元に置いて解釈を深めたり、
「スマホとの上手な付き合い方」「子どもにスマホを持たせる際の注意点」について周りの仲間と議論する際の、「論点の地図」として活用してください。

[3] INSIGHT|考察

図解をまとめての感想

デジタルデバイスの力は、昔と比べて比べものにならないほど強くなっていると感じます。

私自身も、今までSNSはFacebookで旧友とつながる程度でしか活用しておらず、それほど頻繁に確認することはありませんでした。しかし、この図解ツール活動を始め、noteを利用し始めてから、初めのうちはその通知に煽られ、いただいた♡やフォローにうれしくなり、何度も確認してしまっていました(♡やフォローは皆様のお気持ちとして大変うれしいです)。

ただふと気がつくと、何年か前に著書を読んでスマホの怖さを認識していたにもかかわらず。自分がまさにスマホの奴隷になりかけていることを自覚し、すぐに防衛行動をとり、noteからの通知を切り、確認する時間のマイルールを決めなければならないくらいでした。

そして、この記事のテーマ概要文にも書いたように、街中でスマホに夢中になっている人があまりにも多く、見るたびに人酔いしてしまいます。さらに、幼い子どもや10代の若者がスマホの奴隷になっているのを見るたびに、ひとりやるせない気持ちにもなります。

著書でも書かれているように、脳が発達段階にある子どもこそ、スマホやデジタルデバイスとの適切な距離感が必要なのに、彼らはその暇な時間を完全に絡め取られてしまっているのでしょう。

私が小学生のときは、ポケモン(赤・緑)(年齢がばれる)をやり、夜更かししてレベル100のモンスターを揃えることに必死になっていました。そのせいで視力も落ちたと思います。あのモノクロのゲームボーイでさえそうだったのですから、今、自分が子ども時代にスマホがなくて本当に良かったと思います。

自分の娘も徐々に大きくなってきて、いずれはスマホを与えなければならない時が来ます。その時までに、彼女がスマホと適切に向き合えるよう、親としてしっかりサポートしていかなければならないと感じています。

[4] NAVIGATION|関連情報

過去の図解

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