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図解で描く起業家のVision|温泉地再興への挑戦 GETO Village


[1] 図解コンサルティングとは?

私は普段、本や知識をもとに図解ツールを作成していますが、今回は初めて「図解作成の支援(伴走型)」を体験する機会がありました。これは、いわば「図解コンサルティング」とも表現できるかもしれません。

専門家や著者が書籍・記事・講演の内容を整理するため、または起業家・フリーランスが事業やキャリアの方向性を明確にするために、図解を通じて考えを可視化し、一緒に整理していくプロセスです。

それは、今後の活動に向けた貴重な実践の機会でした。

実際に取り組んでみると、単に図を描くこと以上に、相手の思考を深め、適切な問いを投げかけるサポートが求められることが分かりました。この経験を振り返りながら、図解支援の可能性について考えてみます。

[2] クライアントの反応と私の実感

クライアントからのコメント紹介

図解前の、図解に込める内容コンセプト作りセッション後

  • 色々とご質問いただいたお陰で少しずつイメージを言葉にできたように思います。

  • 自分の中でも言葉にできていなかった世界観が見えるようになってきて嬉しいです!

図解の初期案を提示した際

  • 目に見えるようにするって、自分の整理としても大事だなぁと改めて感じました。

最終図解に近づいた段階

  • めちゃくちゃ仕上がっていて、私の頭の中や潜在意識の通りです。

  • 完成したら、(夏油温泉再興を)応援してくださっている皆さんにもお披露目したいと今から妄想しています!

図解を実際に使われた後

  • 仲間を集める際に「ここ(夏油温泉)で何をしたいの?」と聞かれたとき、プレゼンするほどの時間がなくても、サッと見せて説明できた

図解を提供して感じたこと

クライアントからこのようなコメントをいただき、本当にやった甲斐がありました。対話を通じて世界観を言語化し、ビジョンを明確にする過程が、少しでもクライアントの思いを具現化する手助けになったと感じています。

図解を作成することは単なる整理ではなく、その人の想いや未来のビジョンを深く理解し、引き出す貴重なプロセスでもあると改めて実感しました。今回、クライアントである村岡さんよりご承諾をいただきましたので、その成果を具体的にシェアしたいと思います。

[3] GETO Village株式会社とは?

岩手県北上市にある秘湯、夏油温泉。江戸時代の温泉番付で東の大関に選ばれ、その泉質はすべての含有成分において日本一とされています。2つの宿泊施設があり、代表の村岡さんも友人たちと通っていたそうです。

そのうちの1つ、夏油温泉観光ホテルが人手不足のため売りに出されていることを知り、自らの手で復活させたいと決意。事業承継をされ、現在、再開に向けて奮闘されています。

村岡さんの事業は、単に温泉を運営するだけでなく、体験型アクティビティや長屋的湯治、地域との協創プロジェクトなど、多様な取り組みを通じて、共感の力で夏油温泉観光ホテルの復活を目指しています。

[4] 図解協力の経緯

ご縁があり、私が図解ツールを始めた2024年秋ごろに村岡さんと知り合いました。温泉ホテルの再興に全身全霊を注ぐ村岡さんのお話を聞くたびに、その情熱に敬服します。

そんな中、村岡さんは今後プロジェクトへの賛同者や参加者を増やすために、「夏油温泉を守りたい」だけをメインメッセージにするのでは、一部の人にしか響かないのではないかと懸念されていました。

村岡さんはすでに事業構想の中でさまざまなプロジェクトを考え、大切にしたいキーワードもお持ちでした。しかし、メインメッセージ(訴求ポイント/テーマ)の再構築ができずに悩まれていました。

そんな折、私が図解ツールの製作を通じて知識や社会の関係性を構造化することが得意であることを知り、改めてメッセージの構造を体系化し、可視化する手助けをしてほしいと声をかけてくださいました。

普段、私は主に書籍をもとに、著者の考えを何度も読み込みながら図解ツールを作成しています。そのため、一人での作業が中心です。

しかし今回は、対話を通じて相手の思いを抽出し、それを再構築・構造化・視覚化するという、いわばコンサルタントのような体験となりました。これは、今後の自分の活動に向けた貴重な練習機会だと捉え、快諾しました。
約1か月にわたり、村岡さんとともに対話を重ね、図解を作成しました。

[5] 完成図解:GETO Village世界観

図解

GETO Village 夏油温泉 図解

図解のポイント

通常の温泉地であれば、昼は観光を楽しみ、夜は旅館で温泉と食事を堪能し、癒される――これが一般的な世界観でしょう。
しかし、GETO Village は、その枠を超えた新たな価値を提供する場です。

  • 「静」の活動:山の中でのヨガやマインドフルネスなど、心身の健康を促進するプログラムを通じて、深い癒しをもたらします。

  • 「動」の活動:自然の中でのアクティビティや援農体験を通じて、知的好奇心を刺激し、学びを深めます。

  • 発展型の「動」の活動:地元の方々と共創し、新たなプロジェクトを推進・事業化することで、地域や社会を豊かにすることを目指します。

また、これらの活動を通じて生まれる仲間や地元の人々との交流は、笑顔があふれる時間を生み出します。その笑顔こそが、参加者にとっての癒しとなるのです。

そして何より、ここは温泉地です。この土地ならではの恵みを活かし、温泉を通じて身も心も裸になるような交流を促し、さらなる癒しへとつなげていきます。
温泉が人を集め、その効能が体を癒し、心の安らぎへとつながる。 そうした循環が生まれる場でもあります。

さらに、「学び」や「対話」を重ねることで「生きる力」や「他者への理解」が深まり、結果として心身の回復力が高まり、それにより心に余裕が生まれます。
それが自己理解や自己肯定へとつながり、最終的には得たものを社会へ還元する循環が生まれていきます。

村岡さんは、この 「癒し」から「学び」、そして「地域課題の解決」へとつながる循環 を GETO Village で創り出そうと考えています。
この図解は、そのつながりを表現しています。

[6] NAVIGATION|関連情報

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