【空き家をめぐる記録 #17】一縷の望み|Episode3-3
一縷の望み
気になっていた競売物件は、不動産屋さんのおじいさんから大きな屋敷を紹介してもらって以降、なにも連絡がなかった。
入札期間が終わり、落札者がいるのか気になって開札日を待ち、不動産競売物件情報サイト(BIT)で確認した。
家にいながら競売物件の情報を入手できてとても便利で、空き家探しと並行して利用していた。
インターネットで調べると怖い言葉ばかり目に入るけれど、極力ポジティブな参考になる記事や実際に体験した方の記事を読むのがとても面白く参考になった。
おじいさんに問い合わせた際、裁判所まで見に行ったのかと聞かれ、「インターネットで見て」と答えると、不思議そうな顔をされていたそうだった。
開札結果を確認すると、一件だけ入札され落札されていた。
同地域の個人名だった。
登記簿を調べると工務店を営んでいる方だった。
もしかしたら売却目的で落札したのではないかと一縷の望みをかけ、父と母がその工務店を訪ねてみた。
かなり大きな倉庫のある工務店だった。
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