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【空き家をめぐる記録 #18】住民票を見て初めて知った|Episode4-2

住民票を見て初めて知った


「あの借家はどうなった」

と言い出した。家を手放すと決めた頃、空き家バンクに条件の良い二軒連なった戸建て住宅の賃貸が出ており、慎人が内見に付き添うと言ってくれていたのに、父は行こうとしなかった。

今更と内心思いながら呆れた。いつもギリギリになって切羽詰まる父だった。


毎日新着情報を確認していると、春の時期に東方位で日当たりと見晴らしの良い物件が出ていた。

すぐに問い合わせると先客が一名いると聞いて不安になったけれど、内見予約を入れておいた。

内見当日、先客がキャンセルしたということで、わが家が契約できることになった。
審査があり、慎人が保証人を承諾してくれた。

うれしかった。
けれど仕事終わりの慎人が手にしていた住民票に目が行き、知らない間に住所の転出がされていたことに寂しさを感じた。

引っ越したのだから当然なのに、どんなところで暮らしているのか一切話し合いがなく、住民票を見て初めてわかったことが切なかった。


審査の結果は



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