救急車は誰のために
先日某SNSで見かけた「救急車の適正利用」について。
簡潔に言うと「軽症患者は救急車を呼ぶな」という内容。
最近ポスターなんかも貼られて啓蒙されていますね。
それは確かにそう、救急車は何のために存在するかという話です。
じゃあ軽症ってどういう事?という話にもなってくるのですが、ここは一般人と医療人の価値観が分かれてくる所。
一般人は症状で、医療人は疾患で軽症or重症を判断しています。
だから患者は高熱で怠くて動けないと言って救急車を呼ぶし、診る側は風邪引いただけで救急車呼びやがってと思ってしまいます。
ただ実際患者サイドで判断難しいものが多いのも事実ではあります。
「誤って刃物で切ってしまった!血がダラダラ出続けて危険だ、救急車!!」となっても、こちらとしては「じゃあ縫いますねー」とさっさと縫合して「また明日きてくださいねー」って位の感覚。
でも出血し続けてる状態で患者が冷静でいられるかって話ですしね、流石にしょうがないと思います。
♯7119や8000で一度救急車を呼ぶべきか相談すれば良いと思うのですが、そもそもそんなもの知らないという人も多いのでは?(少なくとも非医療人の妻は知らず)
もしくは一度病院等に直接電話相談しても良いと思います。
そこで話を聞いて危険だと感じたら、こちらも救急車呼ぶよう誘導します。
救急車を要請されちゃうと、基本救急隊は断れません(はずなのに、断ったニュースを見るのは何故だろうか…)。
やはり救急車は急いで救わなければならない患者に、ちゃんと使われてほしいと思います。
「移動手段が無いから救急車呼んだ」って平気で言う人もいます。帰りは救急車は送ってくれないのか!とか、いい加減にしてくれ。
「待ち時間待ちたくない、早く診てほしいから救急車呼んだ」どういう神経してるんだ?明らかに軽症だったら完全に後回し。
「さっき痛かったけど治まってきた、でもせっかくだから診てもらおうと思って救急車を〜…」流石に自分で来れません?というか下手すりゃそのまま治るんじゃ??
たらい回しとか問題提起されてるけど、軽症の救急車が無くなれば余裕ができて受け入れやすくなるはずなんですよね。
今日はどんなおかしな救急搬送が来るんだろう…と思いを馳せて当直業務を行う今日この頃です。
