「おやじ」に備える保険??
自然災害が猛威を振るっています。今日は、少しだけ災害に備える保険の話をしてみたいと思います。
火災保険は自分でカバー範囲を決める保険
昔から「地震・雷・火事・オヤジ」という言葉があります。このオヤジって言葉、実はお父さんの意味ではなく、風の意味。語源は「大山風」か「大風」と言われています。つまり台風のことです。
ですので、「地震・雷・火事・オヤジ」は災害を表している言葉なのだと思います。昔から、自然が一番恐れられていたんですね。
さて、この「地震雷火事オヤジ」に備える保険ですが、
地震→地震保険(火災保険にプラスする)
⚡雷→火災保険(「落雷」でカバーする)
🔥火事→火災保険(「火災」でカバーする)
🌀台風→火災保険(「風災」でカバーする)
となります。
よく勘違いされるのですが、火災保険は自分でどこまで備えるか?を自分で選ぶ保険です。なので、どこまでカバーされているか?は選択によって違います。「地震雷火事オヤジ」に備えるためには、火災保険に入り、落雷・風災をしっかりカバーして、その上で地震保険をプラスしなくてはなりません。
地震保険は国が補償
これも仕組みがフクザツなのですが、地震保険は「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営している保険です。
難しく言うと「民間保険会社が負う地震保険責任の一定額以上の巨額な地震損害を政府が再保険することにより成り立っている保険」です。民間の保険会社が地震のリスクまで補償するのは大変なので、民間の保険会社の請け負ったリスクを国が更に請け負っていると言えると思います。
仕組みとしては地震保険だけに単独で入れる訳ではなく、「民間の火災保険に入る時に一緒に入れるようになっている保険」です。(※共済は独自に地震保険を作っているので別になります)この辺、正直分かりにくいですね。
日本損害保険協会によると、火災保険への地震保険付帯率は、69.4%(2022年度)となっています。
「水災」や「地震保険」を迷う人が多い
話を火災保険に戻しまして…。「火災保険」と言うくらいですので、火災は基本オプションとなっています。
だいたいの保険会社が「火災・落雷・破裂爆発」を一緒にしていることが多いので、落雷も基本に含まれてることが多いです。
ふむふむ。ここまでは問題ないですね。
そして、次の補償範囲。「風災」や「水災」ですが、風災や水災はオプションになるので、つけていない人や条件を狭めて入っている人もいます。
一つ一つの補償の話をするのは大変なのでここでは割愛しますが、火災保険に入る時、よく悩まれるオプションが「水災」や「地震保険」です。
「水災」の加入率は6割
「水災」については加入率が6割程度だそうです(損害保険料率算出機構:火災保険 水災補償付帯率」2022年度)。肌感覚ではもっと少ないように思います。
「家は高台にあるので大丈夫」「近くに川はないから大丈夫」と考える人もいると思いますが、例えば
ゲリラ豪雨による土砂崩れ…これは水災になります。
大雨で堤防が決壊し建物が浸水した…これも水災です。
ですので、火災保険に入っていて、かつ水災のオプションをつけていないと保険ではカバーされません。
水災の特約を付けると保険料が跳ね上がるのでオプションを付けない方もいらっしゃいます。
でもちょっと考えてみてください。
水害によって家に住めなくなった。保険にも入っていなかった。この場合の損害額はいくらになるでしょうか。
「高いから」と削った保険料は10年で数万円。1年にしたら1万円いかないのではないかと思います。そのお金で、いざという時が大きく違ってきます。何千万円もする家を守るのが保険です。「保険料、もったいないしなー」と思った時には、何のために保険に入るのかを少し考えてみる必要があります。
もちろん、賃貸住宅に住まれている方にも関係ある話です。
自分の住宅に保険を掛けるなら建物と家財に掛けます。賃貸住宅の人は、建物には掛けなくても(建物は大家さん)家財には掛けると思います。保険の範囲はどこまでにするか?は、しっかりと確認ください。
豪雨・台風に備えて内容の確認を
家の保険や車の保険に
✓ちゃんと必要なオプションが付いているか?
✓間違った入り方をしていないか?
✓保険が切れていないか?
✓そもそも保険に入っているか?
など、確認しましょう。
また、相続が発生した時の火災保険の確認も忘れずに。意外と「昔入った保険が切れている」ことや「保険の入り方が間違っていて補償がカバーされていない」ことがあるかも知れません。
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