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身構えている時には、死神は来ないものだ

身構えている時には、死神は来ないものだ

死は背後から突然やってくる。死んでもいい、死にそう、そんな感情を持っているときに死神は来ない。ましてや、死にたいと思っているときには来ない。

死神は突然背後から手を伸ばし、口を塞いでくる。いつやってくるのかは誰にもわからない。

孤独を感じて、自分とはなんだったのかを自問自答する。この人間の行動はなんなのか。

どこにも答えがないこの無関心な世界に、産み落とされた私は、今までに死んでいった生命と同じ道を辿るしかない。最期に待っているのは死だ。これは不条理だ。

ただ、だからといって、人はそれで納得ができない。受け入れられないのだ。
だから、なんらかの生きる意味を探す。それが答えだと思い込む。
ただ、そうしないと、自分を保てないから。人間は強くない。精神的にも、肉体的にも。

これを否定できる人間はいるのだろうか?
この世界で、たった独りで生き続けられる人間がいるのだろうか?
永遠の命を持てたとして、生き続けることができるほど人間は強いだろうか?
そんな人間はいないと私は思う。
孤独が耐えられないから、今が楽しい、幸せだって感じたい。
でも、それ自体に何の意味があると言えるのか。
孤独を忘れるための、楽しい、幸せだという気持ちを得たい。これは、生まれながらに抱えている孤独というものに、支配される自分が怖いから、
この孤独を忘却させる死神。死んでしまえば、孤独を感じずに済むだろうから。
だから、私は死神を待つことしかできなかった。

でも、こうして書いているときにはやってこないのだろう。
生きていてよかった。まだ生きたい。幸せな時間がもっと続いて欲しい。大事なものとずっと一緒にいたい。そう思い、死神を忘れた頃に、突然、やってくるのだ。
忘れられたら、どれほど楽だろう?いつからこうやって悩むようになったのだろう?
もう忘れるくらいに、過去なのだろう。

今の自分はただそれを文字にして残すことしかできない。

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