忽那の雫第556話 探偵釣り師しゅうちゃんの冒険! (真鯛に魅せられて4)
初めてまともなサイズの真鯛を釣り、鯛めしにして家族に食べさせたワシは、次なる獲物を狙って脳みそを総動員させていた←鯛メシ炊いたのは母ちゃんだしアンタに総動員させる脳みそは無いだろ!ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
その頃、観光港の桟橋に通う鯛名人みたいに言われる人がいた。
50才も超えてる人で、ワシはまだ成人してないくらいの青ガキ( ̄∇ ̄)
だが35センチくらいの鯛を釣ったワシは、のぼせ上がった自称名人←一匹で名人?ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
夜中に桟橋に出ていつもの釣りをしていると、背後から声をかけてきたのがその人。^ - ^
兄ちゃん鯛釣ったそうやな^ - ^
うん、こーまいのをね(うん小さいんだけどね)
と、鼻高々で謙遜した自分が少し恥ずかしかった。^o^
その場でしばらく会話がつづき、何故かその名人からイメージの話をされた。
最初は自分の実績やこの海域について、どのくらい精通しているかと言うことを、切々と語っていたのだが、しまいに自分の頭の中をさらすように、この桟橋の下の海底で巻き起こる出来事をまるで見ているかのように語ってくるのである。

その話にはしっかりとストーリーがあり、まるで水中の世界を映画にしたような物語に引き込まれ、この人がやってるカゴを使った真鯛釣りに挑戦してみようと、この場で決心したほどだった。
この日を境に、鯛をカゴで釣る方法を、聞いた話を元に自分なりに改良してついに完成させた。
そしてついにその日がやってきたのだ。^o^

ある晩も鯛を狙ってカゴを沈めていた。
すると竿先にわずかな押さえ込み^o^
押さえ込まれた10センチほどを送るといきなり食い込んだように柔らかい竿先が海面に突き刺さった!
もうこれ以上はないくらいのタイミングで合わせを入れると、ジャージャーとドラグが滑り出し、しばらくは何もでかなかった( ̄∇ ̄)
が、鯛を食わせたらしばらく泳がせて、タイミングを見計らって攻勢に出ると、その名人やうちの父ちゃん←この人は達人!(^◇^)からさんざん聞いてイメージしていたので、たいして慌てることなく対処できた。^ - ^
そして鯛はやがて姿を見せ始め、海面下数メートル付近で白い魚体が確認できはじめた。
スローモーションのように少し舞うような動きをしながら、しだいに浮いてきて海面に浮かんだ鯛がバフっと空気やらなんやら口から吐き出した。^ - ^
手の届く所に用意していた玉網をとり、難なく頭から掬い取り桟橋から引き上げたのだが重い。ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
コレはエラいもん釣ったぞと興奮してしまった^ - ^
網から出して持ってたメジャーをあてると75センチくらいある(^◇^)
つ、ついにやったった!
コレなら大鯛と言っても良いだろうと、しばらく鯛を眺めていたら、やや上の方から大きな声がした。
5000え〜ん!
振り向くと後ろに停泊していたフェリーの上からチョッサーが、←船長の次くらいにエラい人^o^ ソレ5000円で買うと言っていたのだ。^o^
ワシは、あーコレは注文の品だからまた次ねーなどとウソを言ってしまったヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
なぜかこの時ごろから、ワタシが釣りに行く時に注文をくれる人がで始めた。←天狗になり始めた頃(°▽°)
ソレから数年、いや10年近くカゴ釣りをやり、28才の時に初めて投げ竿を持った。
投げ釣りを始めた頃によくやったのは、松山観光港の岸壁
なんでも、投げ釣り組織のルールで、浮いた桟橋でやってはいけないのだと言う。
ソレなら岸壁でやろうと、自分で掘ったアカムシや、当時はまだ安くて手に入りやすかったコウジを一匹掛けにして放りこんだ。

こうしてカゴ釣りから投げ釣りへ移行し始めた時期に、投げ釣りでやる大物釣りの魅力にハマってしまうのである。
グイーン
ドンガラガッシャン!
つづく
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