見出し画像

高麗若光の上陸地・神奈川県中郡大磯町高麗の高麗寺、明治の廃仏毀釈で高来神社となる。

この神社は、相模湾中央部は大磯。大磯の北側には、湘南平から高麗山にかけて大磯丘陵と呼ばれる、小高い山が連なっており、一説には千二百もの横穴式古墳があると云う。その東外れ高麗山。その高麗山東山麓に鎮座して折ります。
高来神社(高麗寺)の由来
当山の縁起は古く明らかではないが、神武天皇の御代の開闢と伝えられています。垂仁天皇の御代に神皇産霊尊と瓊々杵尊を祭神とし、安閑天皇の御代に応神天皇と神功皇后が合祀されたとあります。
神功皇后が三韓を征伐した時に神霊が御出現して勝利に導きました。因って武内宿禰は奏して東夷静謐の為に、神皇産霊尊(高麗大神和光)を当山の韓館の御宮に遷し奉りました。これが高麗権現社の起源であります。
高来神社奉納木遣に、応神天皇の御代に邪険な母国を逃れた権現様が唐船(権現、明神丸)で大磯に渡来されて、この地を開発されました。(これは続日本紀の霊亀二年(716)に武蔵国高麗郡の開発に郡令として向かわれた若光がモチーフと考えられます。)又、大磯の浦(照ヶ崎)で漁をしていた蛸井之丞の小舟に小蛸が上って来たかとみると舳先に千手観音が御立ちになりました。舟の者共伏し拝み、高麗山にお遷し致しました。夏の大祭には蛸井之丞の子孫が宮神輿の先供をして権現、明神丸の船屋台が前後に従い照ヶ先の祭場に渡御されます。(近年舟屋台は隔年の出御です)
養老元年に行基僧正が巡国の折にお祀りしてある千手観音を高麗権現の本地佛とお定めになりました。これより神仏習合の地として山頂の高麗権現と下宮の千手観音とを併せ祀り、高麗寺別当の司る所となりました。齋衡年間(855)に円仁により本社の左峰に毘沙門塔を右峰に白山社を建立されました。鎌倉時代には幕府の崇敬厚く後白河法皇の仏事に與り、政子の平産祈に神馬を奉りました。建長七年(1255)に定禅坊が牛王刻印を献上し、弘安十一年(1288)に鐘が鋳造されました。僧坊は二十四を数え高麗寺の最盛期で神像群もこの頃に造られました。室町時代には足利氏の内乱で高麗山が攻防の場となり、戦国には北条小田原城を上杉、武田勢が攻め果たさず、引き上げの途中に高麗寺も戦火に遭い白山社と毘沙門塔を焼失しています。
天正十九年(1591)に徳川の時代となり家康より寺領百石と山林を賜はり、後、東照権現が併せ祀られ地頭の治める所となりました。春の大祭は家康の命日、四月十七日に因み行われ山神輿の登御、町内の植木市で賑わいます。
明治になり神仏分離され寺物は地蔵堂に移され、高麗神社と改称され、明治三十年に高来(たかく)神社に改称されました。

現地案内板

祭神は神皇産霊尊、天津彦穂邇々伎尊、配祀、神功皇后、應神天皇。磯長国造は成務天皇の朝意富鷲意弥命を以て国造と定め給へる事見ゆ。姓子録国造本記考等に意富鷲意弥命は天津日子根命の第15世の孫なる由記せり。当社初神の神は此の国造の祖先の系統に係れるは勿論殊に建国の大業を成し給える皇祖の神に坐しませるは則ち此国造等が創祀し奉れるならん。又後祀の二神は仲哀天皇の朝三韓御征討の際御船を幽護して彼地に渡せられ神威を現表して皇軍を冥助し給えしことあり斯くて韓地幸福の後安閑天皇の2年5月、東夷鎮撫の為祭祀し奉れる由、本社旧記、走湯山縁起、東雲草、鎌倉菅領記、関八洲古戦録、新編相模風土記等に見ゆ。
 高麗山の頂上には上宮として高来神社の奥宮があり。春季例祭には正午里御輿は町内を巡幸し夕方5時頃より御霊を山御輿に移し奉り約3時で上宮に安置奉り祭事斎行。19日午後本社に着御。7月の夏季大祭は早朝本社祭典、直ちに12町内巡幸、照ヶ崎斎場にて恒例の神事神饌物は一般的神饌品目の外、南瓜、枝豆、鮑を供えられる。
 江戸時代徳川家より100石を受け、葵の紋を用いている。天正19年の古文書あり。天海大僧正直筆の十三條の書なり。
 明治27年3月1日、常宮昌子内親王殿下、周宮房子内親王殿下當社前に赤松一本づつ御手植在らせらる。
 明治30年3月15日、高麗神社を高来神社と社号復旧許可せらる。
 明治33年2月、常宮、周宮御参拝。
 明治34年9月28日、皇太子嘉仁親王殿下御成遊ばさる。
 明治40年4月30日、神饌幣帛を供進すべき神社と指定せらる。
 大正11年7月16日、東久邇宮允子内親王殿下幣帛料を御供進在らせらる。
 大正11年2月1日、梨本宮伊都子殿下御参拝在らせらる。
 大正12年3月21日、東久迩宮若宮殿下御参拝在らせらる。

高来神社 - 神奈川県神社庁

ここから先は

405字 / 2画像

メンバーシップ ¥ 1,000 /月

毎日アップしています!

Reco’s Club

¥1,000 / 月
人数制限あり

記事は日本史関連記事や闘病日記。掲示板は写真中心のメンバーシップを設置しています。家族になって支えて欲しいな。