見出し画像

vol.068「話し方のポイント:一文を短く・最初に予告する・もじもじしない・我慢する」

前々回の投稿で、「発信すると決めることの価値」という話をしました。木下斉さんのライブアワーに、私から見て若い方が登壇されていた。noteでの発信も定期的で質・量が揃っていて、登壇した際の立ち振る舞い、話し方も非常にレベルが高かった。危機感を覚えた、と言うお話でした

登壇した4名の方に共通していた点でもあるのですが、対談型で登壇(ライブ中継)に呼ばれた時、またセミナーなど質疑タイムで質問する時の話し方について、ポイントをちょっと整理してみます。


1.「短く話すことは正義」。

とにかく短く話す。上手・下手に関係なく1文を短く話す。1文と言うのは句読点。から、次の句読点。までのことです
1文を短く切ることで、相手の「聴くストレス」がなくなります。「何々なので、何々ですけど、何々で~」。聴いているほうからすると、「いつ終わるのかがわからない」ので、非常にストレスを感じるのです。
また話してるほうも、いったん区切ることで考えを整理することができますから、『短く話す訓練』というのは ものすごく価値があります。

以前の私もそうでしたが(今でも気をつけてないとそうです)話が下手な人、スピーチを聞いてる方がヒヤヒヤ・ハラハラしなければいけない人はたいてい、話が長いです。または1文が長いです。

昔から言われている「ワンセンテンス ワンメッセージ」、1つの文に1つの意味だけを入れなさい、という作文やスピーチの鉄則があります。1文を短くすることで、自動的に1つのメッセージしか入らない、という仕組みづくりにもつながります。
「短く話すことは正義」だということです。

2."結論"を最初にいう。

スピーチの本やアドバイスに必ず書いてある、言い古された法則です。ただ、できている人は意外に少ないです。私も苦手でした。

ここでいう"結論"とは、最初に「いまから話すことの要旨」を伝えることです。逆にいうと、必ずしも厳密な「結論」ではなくていい。
まず、私はあなたの質問の意図を理解してますよ」とわかるような滑り出しの話し方をする。または、話すことの予告になるような説明を最初にする。「うーーん、難しい質問ですね」とか「ちょっと長くなりますけど いいですか?」とか。

これ、いずれも「結論」は言ってないけど、ある程度 安心して「いまからの話を聞こうかな」って思うと思います。「この話をどういうつもりで聞けばいいのか」というストレスから解放されるからです。

3.「もじもじ」しない。

そのセミナーなりミーティングなりに、自分で参加しておいて、当てられたらあたふたする。もじもじする。「いや 私は別に」などとへりくだる。
いずれも司会者やオーディエンスから見たら、時間を無駄にされていて、不愉快なだけです

誰もが発言する可能性のある前提のある場で、指名されたら遠慮する。一旦断る。からの「どうしてもということでしたら、じゃあせっかくなので」。
こういう"プロレス"は本当に無駄だと思います。「その場にいる皆さんに奪った時間を返せよ お前」と言いたくなるぐらいです。

同じく、話し始めてからも、「考え込んで 長い沈黙で流れを止める」などのないように気をつけましょう。
われわれ凡人の話なんて、100点を取る事はまずあり得ません。ということは、全体の流れを止めて、あなたや私が何か思い出そうとすることは、時間の浪費です。
「何が言いたかったか忘れました」とか「別の質問をしてもらってもいいですか?」とか、「正確には思い出せませんが」とか、流れを切らさないように話すことのほうが重要です。
話すときはとにかく、もじもじしない・モゴモゴしない・ダラダラしない
そういった感覚が大切だと思います。

4.「自分の話」をしすぎない。

インタビューを受けているときに、自分自身の話をするのは当たり前なのですが、関係のない話をしないこと。私たちが「面白い」と思って話す雑談は、高い確率で、他の人から見ればちっとも面白くない、ぐらいに考えておきましょう。

まして、例えばセミナーの質疑タイムで挙手して質問をするとき、前置きで自分の話をする人がいます。自分の立場の説明や、「以前にもセミナーでお会いした」とか「何々をやっているのだが」などなど、ある種のマウンティング、自分の実績を喋りたい。これも時間の無駄です。周りで聞いている人は、質問者の話じゃなく回答者=壇上にいるメイン講師 の話を聞きたいのです。

何かポジションを取ろうとして、関係のないマイストーリーを話しているのだと思いますが、会場全員からマイナスのイメージを勝ち取っています。戦術と目的が全く合致してないケース、と言えます。
「今何の話を求められているのか」と考え、関係のない話を混ぜない。話したい誘惑に駆られても我慢する。これが非常に重要で有効だと考えています。

5.まとめ

「短く話す」「これから話すことの要旨を最初に表現する」「もじもじしない 遠慮しない へりくだらない」「関係のない話をしない 自分語りをしない」。これらを実践するだけでいい。
話し方が上手か下手か、能弁か朴訥か、流暢か引っかかるか、みたいなこと事は二の次です。実践するだけで一定の品質になり、話を聞いてもらうことができます。

話を聞いてもらえるということは、「次の機会をもらえる可能性がある」ということです。
話が下手な人、客観視ができてない人は、手を挙げても当てられなくなる。そもそも場に呼んでもらえません。会社のような互いに共通文化を持っている前提の閉じたコミュニティーならそれでも大丈夫です。
でも、異業種交流だとかセミナーのような場所では、次のステップに進むためのドアは、鍵はかかっていないけど、表には出てない。またはノブがドアのこちら側にはついていない。招かれる必要があります。
1回目で足切りをされるかされないかは、非常に重要なことだと考えています。

私はスピーチや話し方全般がむちゃくちゃ下手なので、お金をと時間をかけて練習しています。
今でも決して上手とは言えませんが、「話し方」というのは正しい方法で練習すると、必ず成果が出る分野です。テレビCMでいう「当社比」で問題がありません。「1年前の自分」「1か月前の自分」より上達していれば、まずはそれでいいということです。

以上、4名の方のライブトークを聞いて思ったことでした。

我々凡人が普通にしていたら、若い人の方が吸収力が高くて、伸びるスピードが早いに決まっている。だから年上(年寄り)は、若い人よりも同じか、それ以上に練習客観視をする必要があると思っています。


今回もiPhoneの音声入力で原稿を書いてみました。多少の整えはしますが「原稿なしで話す練習」を兼ねているので、話の骨子や順序は変えないまま、にアップロードします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!