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みんなの辞書『さ行』(さ)


先月の『か行』に続き、
今月もやってまいりました♪


みーさん、今月も素敵な企画をありがとうございます。


暑い8月に熱くお送りする
『さ行』の裏・辞書編。


誰にも言えない、人間の愛すべき「業」と「本音」を言葉に詰めてみました。


それでは今月も、



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【財布】(さいふ)


レジの前で
「あ、ここ僕が払いますよ!」
と一応ポケットに手を突っ込んで探るフリをしつつ、相手が
「いやいや、ここは僕が!」
と制してくれるのを心の中で全集中で祈っている、大人の汚いチキンレース。
「いやいや、そんな、そんな!」
までがセット。



【サボり】(さぼり)


「体調不良」と偽って仕事や学校を休んだ日、罪悪感から家の中でコソコソ過ごし、近所のコンビニに行くのすら変装レベルでビクビクするくせに、ベッドの上ではちゃっかりYouTubeを観漁っている人間の業。



【最高潮】(さいこうちょう)


一人で車を運転している時、
お気に入りのロックやメタルを大爆唱してノリノリが限界突破した瞬間。
ふと横の車を見たら、ドライバーと目が合って一瞬で真顔に戻る気まずさのピーク。



【サスペンス】(さすぺんす)


夜中にリビングでコソコソお菓子を食べている時、廊下から「ペタ…ペタ…」と家族の足音が近づいてきた瞬間に訪れる、映画以上の緊迫感と急激な心拍数の上昇。



【再起動】(さいきどう)


スマホやPCの調子がおかしくなった時、専門的な知識はゼロやのに
「とりあえず一回電源切ってみるか」と再起動し、奇跡的に治ったら
「ふっ、俺の手にかかればこんなもんよ」とドヤ顔を決める素人思考。


【採点】(さいてん)

他人の家や事務所に招かれた時、
口では「うわ〜オシャレですね!」と褒めちぎりながら、目線だけは生活感のある雑多なモノを無意識にチェックしている、心の底の査定員。



【叫び】(さけび)

車の運転中、あまりにも強引な割り込みをされ時、窓を締め切った車内という完全密室を盾にして、普段の自分からは想像もつかないような暴言を吐き捨てる排出口。


【差し入れ】(さしいれ)

差し入れを選んでいる時、
「相手が喜ぶもの」を考えているフリをして、実は「センスが良い人だと思われるかどうか」を一番の基準に選んでいる、隠しきれない自意識。


【昨夜】(さくや)

夜中にテンションが上がってSNSに投下した「熱い思い」「ちょっとポエミーな文章」を、翌朝の冷え切った脳みそで読み返し、悶絶しながら即削除する自爆ボタン。


【最終回】(さいしゅうかい)

ハマって観ていたドラマの最終回。
観終わってしまうのが寂しすぎて、あえて最後の1話を観ずに数ヶ月放置してしまう謎のじらしプレイ。



【サウナ】(さうな)


90度の猛暑で自ら進んで体脂肪を蒸し焼きにし、
水風呂で「ヒッ…!」と心臓を麻痺させかけ、
ベンチで白目を剥きながら
「整った…」と呟く、傍から見たらただのドM養成施設。



【サービスエリア】(さーびすえりあ)

高速道路の途中に突如あらわれる
パラダイス。
大して腹が減っていなくても
「フランクフルト」
「ソフトクリーム」
「謎のご当地銘菓」

を無条件で買わせる、ドライバーの財布と胃袋をゆるませる巨大な魔法陣。



【サポーター】(さぽーたー)

どこかがちょっと痛むとすぐに
ドラッグストアでサポーターや湿布を買い込み、「俺は今、怪我と戦っている」という悲劇のヒーロー感を醸し出しながら装着する形から入るタイプ。


【サスペンド】(さすぺんど)

予定や決断を「一旦保留で!」
先送りにし、問題が自然消滅するか、誰かが代わりに解決してくれるのを棚の上でじっと祈り続ける他力本願。



【早急】(さっきゅう)


メールで「至急ご確認をお願いします!」と送られてきたのに、
めんどくさくて「あ、今出先なんで後で見ます〜」と嘘をついて自分のペースを守ろうとするズボラな防衛本能。


【サイズ】(さいず)

ネットで服を買う時、
自分の今の体型ではなく
「少し痩せたら着られるはず」
という希望的観測でワンサイズ下を選び、届いた服がパツパツでクローゼットの肥やしになる未来予測の甘さ。



【サンプル】(さんぷる)


デパ地下や試食コーナーに置かれた一口サイズの食べ物。
「味を確かめるため」という大義名分の下、タダでうまいものを口に含んだ瞬間に店員とバッチリ目が合い、買わざるを得ない空気に追い込まれる罠。


【探り】(さぐり)


相手の年齢や年収、持ち物の値段が気になってしゃーない時、
「これどこで買ったん?」
「何年目くらい?」
と、露骨にならないよう遠回りに質問を投げて外堀から埋めていく汚い分析力。



【最高級】(さいこうきゅう)

メニューやパッケージに躍る魅惑の文字。
一気に期待値が跳ね上がるが、
いざ口にした瞬間「……いつものと何が違うんや?」と、己の舌の貧しさを突きつけられる悲しき踏み絵。



【最安値】(さいやすね)

ネット通販で「これが一番安い!」と確信してポチッとした数分後、
さらに安いショップを見つけてしまい、「まあ発送早いかもしれんし…」と自分を必死に慰める敗北感。


【先送り】(さきおくり)

めんどくさい書類作成や連絡を
「明日まとめてやった方が効率ええしな!」と謎の理論で正当化し、
結局翌日の自分に地獄を丸投げする無責任な信頼。



【錯覚】(さっかく)


服屋のフィッティングルームの鏡で見ると「お、めっちゃ似合ってるやん!」と思って買った服が、家の鏡で見ると「……なんか違う」と急にダサく見えてお蔵入りするミステリー。


【先走り】(さきばしり)

相手が話し終わる前に
「あー、〇〇の件ね!」と知ったかぶりで結論を奪い取ったら、相手が全く違う話をしようとしていて恥ずかしさで顔が熱くなる前のめり。


【冷め】(さめ)

熱狂的にハマっていた趣味のグッズを買い集めた数ヶ月後、急に憑き物が落ちたように熱が冷め、
「…なんで俺これ買ったんやろ?」と呆然とする賢者タイム。


【作風】(さくふう)

自分のSNSやブログの文章で、
ちょっとカッコつけた言い回しや独特の文体を試してみたものの、
読み返して「イタすぎる…」と悶絶し、誰にも見られていないことを祈りながらこっそり直す修正劇。


【再会】(さいかい)

街中で「あ!〇〇さん!」と声をかけられ、笑顔で「うわ〜!久しぶりやん。元気しとった?」と返しながら、脳内ではフル回転で「誰やっけ…名前何やっけ…」と過去の記憶を爆速検索している冷や汗の瞬間。


【先物】(さきもの)

「これ絶対来年流行るから!」
と息巻いて買った服やグッズが、
来年どころか一生流行らず、
押入れの奥でひっそり化石化していく悲しい先見の明。



【挫折感】(ざせつかん)


ポテトチップスの袋を
「半分だけ食べて残りは明日にしよう」と固く心に誓ったはずなのに、
気づけば指についた塩分まで舐めて袋が空になっていた時の、己の意志の弱さへの絶望。


【察し】(さっし)

スーパーのレジ待ち中、
自分の並んでいる列が「研修中」の札を立てた新人さんだと気づいた瞬間、温かい目で見守るフリをしながら「あっちのベテランの列に行けばよかった…」と密かに後悔する心の狭さ。



【再放送】(さいほうそう)


テレビで何度も観たはずのジブリ映画や定番ドラマの再放送やのに、
チャンネルを合わせた瞬間
「あ、ここ一番面白いとこやん」と引き込まれ、結局最後までガッツリ観てしまう謎の吸引力。



【沢田研二】(さわだけんじ)

圧倒的な美貌と色気で日本中の女性を気絶寸前に追い込み、テレビの前の父親たちに「男のくせに化粧しやがって」と嫉妬混じりの文句を言わせた稀代のスーパースター。

壁際に寝返りをうつだけで部屋の温度を5度上げ、片手にピストルを持てば日本中の男に夜の街を徘徊(はいかい)させた、昭和歌謡界の最高権力者。

「TOKIO」と叫びながら空を飛び、
衣装にパラシュートを選んだことで、日本の服飾史と演出の概念を1ミリの容赦もなく破壊した単独犯。



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辞書といえば本来、
言葉の正しい意味を教えてくれる
お硬い本ですが、絶対に載らない、
僕なりの「さ行の裏・解釈」を、
皆様、ニヤニヤしながら読んでいただけたでしょうか?


次回は$${\huge 『し』}$$です。

お楽しみに。



#みんなの辞書作り