自分が撮影した舞台を観劇すると視点が変わる
執筆スランプのさなか、「私たちは息をする」様のフライヤー撮影を担当しておりました。
𓂃◌𓈒𓏲𓆸
— 私たちは息をする (@wataiki_act) November 23, 2022
私たちは息をする
「マイ・ストーリー」
本日
配信版が無事upされました。
既にご観劇頂きました皆様、本当に有難うございます💐
配信は12/7までご購入頂けますので、引き継ぎどうぞよろしくお願い致します📚
𓂃◌𓈒𓏲𓆸#私息 https://t.co/W6TjF34C5T pic.twitter.com/r83BhdX5Sj
今回は
・フライヤー撮影当日
・新宿タワレコ訪問
・観劇してみて
のお話しを。
公演は12/7まで配信でのアーカイブ視聴ができますので、記事を見てお買い求めいただけたら幸いです。
フライヤー撮影当日
主催である湯前さんからご依頼と概要を頂いた段階で、暖色系のあたたかな雰囲気で作りこむことは決めていました。
会場であるplateau books様の大きな窓から注ぐ光と、木製の本棚や本の暖かみを表現するなら、というイメージです。
結果として表現は出来ているのですが、実は色々悪戦苦闘しました。
当日の撮影が始まるほんの少し前から、空に厚めの雲が差してしまったのです。
天気はどんより、気持ちは焦り。
室内が明るかったら良かったのですが、天井備え付けの照明がなく暗め。
コーヒーを楽しみながら本を読むには最適なのですが…
いかんせんカメラには光量が不十分でした。
そしてここで撮った写真は、印刷されるためのもの。
無理に明るくしようとノイズを載せてしまったり、ノイズを消そうとノッペリさせてしまったりはNG。
ストロボを使おうにも壁がコンクリート打ちっぱなしなので、背景がパキパキしてしまう。
するとやることは一つ。
私が腕をガチガチに固めて、手振れとの勝負を試みるしかありません。
さらに集合写真は上から見下ろすように撮っていまして、背伸びした状態…終始プルプルするのを必死に抑えていました。
しかしフォトグラファーがどんな体勢を取っているかなんてどうでもいいのです。
空間にマッチした、暖かい空気感が見て取れるなら成功なので。
新宿タワレコ訪問
フライヤーが完成しまして、各所に置かれました。
せっかく自分で撮った写真ですから、せっかくなら実物を見に行こうと新宿へ足を運びます。
訪れたのは新宿駅ほど近いタワーレコード。
立派な場所に自分の写真が…あった。
あることは当然知っていますが、実際目の当たりにすると驚くものです。
これまで印刷される写真としてブロマイド撮影を担当した経験はあります。
しかしブロマイドの実物が見られるのは劇場のみ。
つまり観客しか見ないものです。
それが大衆の面前に陳列されているのですから、また違った感動が。
撮影前のイメージ固めから撮影に至るまで、いろいろ苦労はありましたが、やってよかったなと思える仕事でした。
観劇してみて
撮った舞台だし実際見てみよう!
…とスムーズに行けたらよかったのですが、実家で少々ゴタゴタ。
しかしスケジュールを調整したら、合間で観に行けそうということで、1公演観劇してまいりました。
今回脚本を担当された、こひらみかん さんの作る世界を見てみたい気持ちもありました。
写真に起こすうえで、演者さんもさることながら脚本家さん・演出家さんへの理解も必要だと考えているので。
さて観劇してみた感想ですが。
私息さんの旗揚げ公演同様、会場の雰囲気まで存分に生かした脚本・演出が心地よい。
売り場の本、ポットのお湯と紅茶、花々。
登場人物も小道具も、会場やセットも、ストーリーに活かしきる感覚は”ならでは”だなと。
撮影した身としての感想。
以前Project Juvenile様のインタビューをしたときに、「一部を切り取っても美しいし、全体として見ても絵になるように」という言葉が出てきまして。
そんな視点で見てみると、(あっ、ここでこう切り取ったら素敵…)とか(このシーンは俯瞰で見たい…)という気づきがたくさん転がっていることに気づきました。
本作ではフライヤー撮影を担当したので、より一層ストーリーの切り取り方を考えることができました。
どちらかといえば映像カメラマンの視点になるのでしょうが、いち観客でいたら気付けない視点を獲得できたことは、大きな収穫。
本作品、現地で観劇するのも面白いですが、映像で俯瞰しながら見るのも面白い構成になっていました。
コーヒーでも飲みながら、ゆったりご覧いただくとよりよいと思います。
ぜひ色んな視点でご覧になってください。
それでは。
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