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2つの「心を奪う写真」

どうも、プロレスとか役者さんポートレートを撮っているたかはしです。

写真に心を奪われた経験、ありますか?

私はここ1年で何度か経験しました。
そのいずれもが深く心に刻まれています。

さて、「心を奪う写真」と聞いてどんな写真を思い浮かべたでしょうか。
出会ったことのない絶景?美しいモデル?なんてことない日常?

今回私がお伝えしたいのは、あなたがイメージした通りの写真。
そして、その真逆の写真についてです。

ポジティブな「心を奪う写真」

2021年は個人的に異常なほどインプットがあった年でした。
今まで触れられていなかったカテゴリに関わることができ、非常に勉強になった1年。
1月の出来事が数年前に感じるほどです…

写真についても例外ではなく、多くの作品を鑑賞しました。
自分が目指したいジャンル、そうでないジャンル、様々。
特に写真展へ足を運び始めたことが大きく、フォトグラファーさんの力作を一度に拝めるのは非常にいい経験だなと感じています。

中でも、「tokyo models 2021」は重要な展示でした。
私が目指したいと思う、そんな作品に出合った時の衝撃は今でも忘れられません。
その時の感想と、フォトグラファーさん本人にお話を伺った記事も書くほどには、自分にとって大事な出来事。

またSNSで公開されている作品に目を通す機会も多くなりました。
四季折々の美しい光景、作り込まれたポートレート、何気ない日常。
毎日心を打つような写真と出会うことで、自分も誰かに響くような作品を作りたいと、モチベーションを向上させることに繋がりました。

ネガティブな「心を奪う写真」

ちょっと話をそらしまして。
質問です。

写真ってどうやって撮りますか?

難しく考えなくて大丈夫。
答えは簡単、「構えて、ボタンを押す」
それだけです。

さらに質問です。

なんでそんな簡単な動作なのに上手い下手が出るの?

なんでなのか、私には分かります。
風景を見る視点・視座の広さ、編集での表現、添えられる文章表現…
言うなれば「センス」です。
センスさえあれば、わずかな期間で大衆から評価を得ることも夢ではありません。

見方を変えると、人間という同じ動物でありながら、まして簡単な動作でありながら、上手い下手が出ます。
いくら自分がインプットを豊富に取り入れて、休みの日に数時間、下手すると10時間以上撮影をして、写真漬けの日を送ったとて、私より歴の浅い人たちがとんでもない速さで追い抜いていくのです。
なぜなら私にセンスがない、もしくは圧倒的センスを彼らが持っているから。

もう一時期、何なら今でも、自信を削がれまくりました。
心を奪う写真を撮りたいのに、写真に心を攻撃されているのですよ。

そんな私の作品に、誰が関心を持ってくれるでしょうか。


自分の写真は誰かに届いているのでしょうか

プロレスを撮っているときは、明確に「その選手のファン」「プロレス好きの方」が鑑賞者として設定されていました。
ですがポートレートに関しては、その鑑賞者を設定できない、もとい設定しないで撮っています。

既存のポートレートでは満足できなかった私が、自分の心地いいとするポートレートを求めている。
その作品に共感してくれる人を求めるための作業。
当然ながら、最初から大衆に受け入れられるものでもないですし、技術も身に付いていないならさもありなん。

少なくとも、撮らせてもらっているモデルさんには好評いただいていると思っています。
日々そのモデルさんのイメージにあう写真の構想を考えて、好みそうな画を撮る方法を検討して、実際に試してみて。
はたまたロケハンと称して人を置く前提のスナップを撮ってみたり。
必死にモデルさんの期待に応えられるよう動いている分、繰り返し撮らせてもらえていると。

一方で、SNSでの反応は日に日に減っています。
奇をてらい過ぎているのか、はたまた共感がしにくい発信しかしていないのか。
理由はいくつかあるにせよ、ただの自己満足で終わっていいと思えず、文字通り「写真に心奪われて」日々操り人形のように写真で頭を悩ませています。

私の写真、誰か届いてますか?
そんな不安に苛まれながら。


2つの諦め

悩みすぎた結果、私は2つの諦めをしました。

・お前らに向けた写真じゃねぇ、まだ見ぬ誰かに向けた写真だ
・撮るのは楽しい、でもSNSは楽しくない

どちらも消極的ですし、少なからず商業的に挑戦していこうと考えている人間が思い至る点ではないかも知れません。
ですが私が写真に向き合うスタンスとして、この2つの諦めを持たないと、写真自体が苦行でしかなくなってしまいます。

こんな陰鬱な感情を踏み固めて。
私は「ポジティブな心を奪う写真」を撮るべくカメラを持ち続けていきたい。
2022年は、少なくとも1枚、そんな写真を撮ることを目標にしていきたいなと思っています。

見出し画像に使ったゴッホも、存命中は評価を受けなかった画家。
いつ何時、誰に拾ってもらえるかにかかっていると思います。
私にできることは、考えて、文章にして、撮るだけです。

モデルさんは魅力の塊。
私の腕がモデルさんを輝かせられていないだけ。
縁なら大事にしてきました。

だったら、残りは成長しかないですね。
成長だけは諦めません。

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