役者ポートレート 役者さん紹介Vol.1|結城ひなたさん
どうも、プロレスとか役者さんポートレートを撮っているたかはしです。
木曜日は撮った写真をアップする予定なのですが、撮影もレタッチも滞ってしまっているので
ここいらで私が撮影させてもらっているモデル、もとい役者さんについて書いてみたいと思います。
初回は、私の作品作りにおいて欠かすことのできない、結城ひなたさんについて語ります。
プロフィール
生年月日:1999年3月7日
出身地:長崎県
サイズ:T152cmB90cmW74cmH93cm
趣味:絵を描く
特技:シーシャづくり・文章を書
-NEW GATE TOKYO より引用(https://newgatetokyo.com/talent/hinata/)
きっかけ
朗読劇のブロマイド撮影で初めましてをしました。
当時は、ポートレート撮影にも不慣れで、撮影当日に初めて会ったこともあり、ろくにコミュニケーションを取れないまま撮っていました。
彼女自身も撮影に慣れている訳ではなく、うまく噛み合わない撮影をしてしまった苦い経験がスタートでした。
その後、改めて撮影をしてみようと、新宿で撮影会を開催しました。
この時に撮れた一枚が、私にとって非常に大切な一枚になり、その後の撮影へとつながっていきます。
偶然撮れた一枚
新宿での写真は、ポートレート初心者にしてはクオリティに納得がいく出来になりました。
なんとなくですが、コミュニケーションを意識せずともスムーズに取れる、いわゆる波長の合う関係なのかなと思っています。
そんな中で、私が目指す方向性というか、自身の根源というか、運命的な一枚を撮ることができました。
どことなくですが、ポートレートを撮った末に「誰に見せるか」を考えた際、女性を撮るなら受け取り手は男性になるのかな、と無意識に設定していました。
そんな思い込みを壊してくれたのが、まぎれもなく彼女だったのです。
「自分」がない
彼女と話をしていく中で、「『自分』がない」というワードが度々出てきました。
「自分をこう見せたい」とか、「こういうイメージで撮ってほしい」といった考え方が薄く、写真を撮られても「なされるがまま」といった形で臨んでいるとのことでした。
それを裏付けるように、彼女からは写真に対してのオーダーは基本的にありませんでした。
そのため、私から撮れた写真を提示して、その場でディスカッションをすることで私のイメージを伝えていく作業を行っていました。
さて、彼女自身は「『自分』がない」と言っていますが、果たしてその通りかと言われると「NO」と私は答えます。
私からすれば、彼女の存在感というか立ち振る舞いというか、存在そのものが替えの利かない人だからです。

「何にでも馴染む」という唯一無二
彼女の「『自分』がない」という言葉の裏には、いわゆるカメレオン俳優のような、「何にでもなれる」「何にでも合わせられる」という特質を含んでいました。
俳優としては「何にでもなれる」ですが、ポートレートともなるとその人自身を表現する形となります。
この「結城ひなたをどう表現するのか」というテーマがあったからこそ、私がポートレートへ真剣に向き合うことができたのです。
彼女を表現するに、「何にでも馴染む」というポイントは非常に興味をそそられました。
ビル群でも、路地でも、自然の中でも、ストロボでも自然光でも、その場の空気感に意識せずともマッチしてしまうのです。
それはロケーション以外にも、私が試したい構図やレタッチに対しても、喧嘩することなく作品として成立してしまいます。
これは私の技術でなく、彼女だからこそ成しえる特性です。
これまで30人程度の撮影を担当させてもらいましたが、同じような存在感を放つ存在と出会ったことがありません。
まさに唯一無二と思っています。
そんな存在の彼女を写真として作品にしたとき、その特性があるからして、どんな人が撮っても同じように成立するでしょうか。
個人的には、彼女とのコミュニケーションや関係性の末に成り立つ作品であると自負をしています。
自分の作品に対して満足はしておらず、技術レベルも未熟と思ってはいますが、彼女を撮るにあたっては一番であり、特性を活かせるのは自分だと思って撮っています。
特性自体が唯一無二ですが、私からしたらすべてが代えがたい存在であり、私が写真表現を磨きたいと思わせてくれる存在なのです。


なんで書こうと思ったか
冒頭で書いた、撮影とレタッチが滞っているというのも嘘ではないのですが。
ここ1か月ほど、彼女と連絡が付かなくなってしまったのです。
私だけでなく、舞台の関係者など、私の知る限り誰も連絡を取れていないようです。
相当心配ではありますが、あまり詮索しすぎると良くないと判断し、連絡を待つにとどまっています。
一日も早く回復して戻ってきてくれることを祈っています。
何より、私にとってかけがえのない人です。
被写体としても、いち人間としても。
ここ最近身の回りで諸々トラブルがあり、写真撮影に対する意欲が大きく失われる事態に見舞われました。
本気で死を意識しましたし、彼女を撮れないかも知れないなら写真を辞めてしまおうとも何度も思いました。
結果的に周囲の方に支えられ留まれましたが、それほどまでに大きな存在なのです。
無茶は言いたくないですが
早く帰ってきてね、と。

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