データ開示側がデータを大事にしているか
データが信頼できることは、合理的な判断を行うための前提です。「統計は、国や地方公共団体における各種の施策の立案や推進に欠くことのできない基礎資料」(統計局HP)だからです。
基礎的データを集めた側がそのデータを開示する時、どれだけデータを重視し、重要性を意識しながら開示しているかを推測する方法があります。それは、データが、
・合理的なフォーマットで
・正確な数字が定義と出展と共に
・漏れなく
・定期的に
・常に同じ場所で
公開されているか、を確認することです。データを開示し、誰でも有効に利用できる環境を整えようとしていれば、ほとんど自然にこれら5点は達成されるはずです。
新型コロナウイルスに関わるデータ公開は、かなり混乱しているようです。例えば日々のデータを公開していても、毎日pdfファイルになっているだけでは、合理的なフォーマットであるとは言えません。pdfファイルも一旦アナログ化したデータの場合、そこからデータをコピーすることができません。エクセルファイルであっても、加工が難しいセル内改行が使われている例もありました。
もう1つ重要なのが、定義をきちんと述べているか、です。実は新型コロナ関係の情報は現在進行形なので、時々その定義がかわります。定義が変われば結果としてのデータの値が影響を受けてしまうからです。
データを大事に扱っていれば、そのデータは信頼できる可能性が高いのではないでしょうか。
