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学生総隠居

時計の秒針の音だけが響き渡る学生寮。
『学生を辞めて、隠居します』
書き置きを残して、学生寮に住んでいた学生達は姿を消した。
学生を辞めるって……勉強をするのが学生達の仕事だろう。
寮の管理人である俺は、仕事が溜まってるというのに。
一体どこへ行ったのだろうか?
そういえば……。
学生証にGPSが搭載されていることを思い出す。
災害時や緊急時に学生達の場所を把握するためだ。
GPSによると、学生達は学校から離れた山にいるらしい。
他の先生達には知らせず、俺一人で学生達の元へ向かう。
山中にいくつか小屋が建っていて、学生達は畑を耕したり、川で魚を釣って、のびのびと生活していた。
……羨ましいな。
「げっ!管理人だ!連れ戻しに来たのか!」
「皆、学生証出しなさい」
俺は近くに落ちていたハンマーで、学生証を叩いて破壊した。
「俺も隠居させてもらうぞ」
学生達に混ざり、仕事を忘れてする隠居生活はすごく楽しかった。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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