つくし上位互換
私の背より高く、真っ直ぐ伸びた植物。
「どうだ岩井君。すごいだろぉ?」
自慢げに植物を撫でる関口博士。
私より二つ年上で、数々の発明品を世に出しているちょっとした有名人。
博士はまた何日か徹夜したのか、白衣が汚れていて、少し臭う。
「博士、何の植物ですか?それ」
「これはな、つくすだよ」
「つくす?」
「うむ。つくしを改良して作ったものだ。普通のつくしより高性能だぞ」
博士は、上を指差す。
つくすの一番上に付いている胞子が、突然空へ飛んでいき、ポンッ!と音を立てて弾けた。
「ロケット型胞子だ。遠くまで子孫を増やすことが出来る。更に!胞子を飛ばしたあとは、先端がクチバシになり、ワーム型モンスターみたいに害虫を食べてくれるから、畑に置くと害虫避けになるぞ!」
つくすに害虫と判断された博士は、丸呑みされかけている状況でも、きっちり説明してくれる。
私は近くにあった枝切りハサミでつくすを切り、博士を助けた。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
