ゴリラ社説

空が見えないほど木々の葉に覆われた森。
まさか都会の真ん中に、こんな場所が出来たとは信じられない。
ここはゴリラ達が働いている新聞社。
ゴリラが働く時代がくるとは誰も思わなかっただろう。
新聞を通じて、ゴリラ達は俺達人間に色んなメッセージを伝えたいというのが目的らしい。
俺はゴリラ達がどんな働きをしているのか、視察しに来たのだ。
ゴリラ達が作った新聞を広げて、内容を読んでみる。
“ウホッ。ウホウホウホッ。ウホーッ!ウホウホッ!ウーホウホッ!ウホッ?ウホウホッ!ウッホウホッ!ウホーッ!“
……さっぱり分からん。
まぁ、熱意だけはすごく伝わってくる。
「ウホウホッ!ウホーッ!」
スーツを着た編集長のゴリラが俺に熱く語っているが、何を言っているのか全く分からない。
「熱意は伝わりました。我々がなんとか日本語に訳してみます」
「ウホーッ!」
編集長に強く抱き締められ、ポキッポキッと俺の身体から何かが折れる音がした。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


いいなと思ったら応援しよう!