接吻代行
窓から夕陽の光が射し込む、放課後の教室。
俺は告白をする為に、同級生の小河さんを呼んだ。
「話って何かな?」
「俺とキスしてくれないか?」
「えっ、いきなりそんな……」
そう言いながらも、小河さんは目を瞑る。
あれ?これって……。
どうしようか悩んでいると、教室のドアが勢いよく開く。
「接吻代行の如月参上!彼女に代わって私が髙井君の唇を貰い受ける!」
如月さんは俺と小河さんの間に割って入り、俺にキスをした。
如月さんは運命の唇を探し求めているらしく、俺が小河さんの名を借りて頼んでいたのだ。
「では!私はこれで!」
「如月さん!俺、君が好きなんだ。付き合ってくれ!」
「髙井君の唇は運命を感じなかったから……ごめんねっ!」
如月さんは小走りで教室から出ていった。
「髙井君のことが好きだったのに……私を利用するなんて最低!」
小河さんも教室から出ていき、俺だけ取り残される。
俺は今日一日で、二人にフラれてしまった。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
