DEAD POP FESTiVAL 2026 Day1 〜雨混じりの曇天の中、築き上げた世間へのRESISTANCE〜
これまで6月に開催されて来たSiM主催のDEAD POP FESTiVAL。しかし、気温が暑いのが原因で、2026年からは4月に開催されることが告知された。2日間開催されたDEAD POP FESTiVALの様子は、既にOFFICIALのレポがHP上に掲載されているが、実際に足を運んだ身として、個人的な感想を述べて行きたいと考える。今回、鑑賞したARTISTが多かった為、要所で簡略的な感想になっている箇所も有るが、お手柔らかにご覧くだされ。
雨と東扇島公園
1日目となる4/4(土)、個人的にかなり心配していた。数日、天気は雨予報が続いていたからである。川崎駅に到着した後、無料シャトルバス乗り場がある川崎競馬場までの道中も、小雨が降ったり止んだりの繰り返し。この日は、目玉としてBABYMETALの出演もあるものの、LIVE中にも試練を与えるかの如く、ハッキリしない天候が迎え撃つ。テーマパークにある冒険がTHEMEのATTRACTIONに挑むかの様な気分になった。会場へ到着すると、地面には所々に水溜りが発生。天気が影響してか、クローク売場には長蛇の列が発生。その為、MAINであるCAVE STAGEの1組目は、遠くに見えるモニターで全編LIVEを鑑賞することになった。
1.11:30~ Chevon(CAVE STAGE)
01.DUA・RHYTHM
02.冥冥
03.ダンス・デカダンス
04.大行侵
05.Banquet
06.銃電中
07.FLASH BACK!!!!!!!!
DEAD POP FESTiVALの出演者に、Chevonの名前が挙がった際、正直驚いた人も多いだろう。若手の中でも特に勢いがあり、数々のFESで伝説を残したROCK BAND。今回初登場と言うのもあり、CAVE STAGEの一発目での登場となったが、どう挑むのだろうか。
DEAD POP FESTiVALの紹介映像がモニターに投影され、少し間があった後、SEが流れる中MEMBER(谷絹茉優(VOCAL)氏、Ktjm(GUITAR)氏、オオノタツヤ(BASS)氏、小林令(SUPPORT DRUM)氏)が登場。楽器の調整が終わるな否や、
谷絹氏から
「DEAD POPー‼️」
といきなり開会宣言。STRING調の壮大な導入に、Ktjm氏がGUITARを合わせれば「DUA・RHYTHM」開始の合図。DARKさが滲み出る曲調と力強いRHYTHM音に、観客側からHEY❗️HEY❗️コールが自然的に発生。これまでFESでのLIVEを見た際、ChevonのLIVEではHEY❗️HEY❗️コールが起きなかった為、これは意外過ぎる出来事だった。曲の終盤では、大量のDIVERまで発生していた。曲中の歌詞にある
「裂けるほどのデュア・リズム
溶かし固め語り継ぐ
お前だけが辿り着く
それが神か悪魔か己の目で確かめろ」
の場面を、率先して確かめに行くかの如く。
「初めましてDEAD POP❗️Chevonと申します。どうぞよしなに〜❗️」
とお決まりの挨拶を決めると、「冥冥」の曲中で、観客達をひたすらJUMPさせていた。
「今日が、インディーズ最後のLIVEなんだぜ❗️」
4/8にMAJOR DEBUT「三者山羊」の発売が決まっていたChevonにとって、このDEAD POPが一区切りとなるLIVE。何度も、曲中に
「歌ってくれよ❗️」
と谷絹氏が煽るのに連ねて、観客達もサビで
「冥冥」
と叫び、反応を示した。2曲目を演奏し終えた段階で、普段ChevonのLIVEでDIVEやサークルモッシュを禁止していることに触れたが
「今日はその限りではございません❗️やりたいんだったら仕方ないですよね❗️ぶっ飛べんのかお前ら‼️」
と、じっとしてばかり居られないROCK KIDS達の本気度を確認する煽りが入る。そこから、「ダンス・デカダンス」を投下。終盤に披露することが多い楽曲を中盤で披露することに驚きつつも、会場の雰囲氣が一つに纏まろうとしているのが垣間見えた。ちなみに、ラスサビ前の台詞は
「次はMAJOR BANDとして会いましょうよ❗️」
であった。4曲目「大行侵」では、Chevonが放つ闇の世界観がより濃くなって行く。GUITAR・BASS・DRUMいずれのPARTも、演奏がより激しくなるのが、このFESの雰囲氣と良く似合う。
「朝っぱらから体力残してんじゃねーぞ❗️」
と喝を入れて、5曲目「Banquet」へ。自分に正直であれとの言霊が歌詞の中で綴られている。様子を伺いながら音楽にノッている観客達に対して
「何処で飛べとか、何処で踊るとか決まってねーから❗️お前らが思う瞬間で行け❗️」
との言葉を受けた途端、サークルモッシュやDIVERが溢れるFLOORへと変貌。思い思いの形で暴れ狂う姿に
「こう言うのを見たかったんだよ❗️」
と谷絹氏は嬉しそうに語った。SiM から直々にトッパーを任せて貰え、何なら雨も止んだ。
「今日しか見れない景色、俺たちに見せてくれよ❗️」
自ら異文化交流をしに来ている様な感じなのが、SiMやDEAD POPに対して敬意を示している様なのが良い。GUITAR&BASSのSLAP音が強くなると、「銃電中」へと突入。
「もっともっとぐちゃぐちゃになった光景見たいんすよ❗️」
とこの曲でも、観客達によるJUMPだけでなく、サークルモッシュが激しさを増していた。その様子をモニター越しに確認していたのだが、個人的にあの中に混じりたかったのが正直な感想である。中々見られないのであれば尚更。
「最後、この曲を置いて帰ります。騒げー‼️」
と、先日横浜で開催されたPENTATONICでも鮮烈な印象を残した「FLASH BACK!!!!!!!!」を投下。疾走感のある高速の四つ打ちROCKに、観客達の昂りは最高潮に。
「たまにはこう言うのも良いな❗️また来年も騒ごうぜ❗️」
ラスサビ前、谷絹氏による手の合図でWODを発生させた。約35分間の間で、Chevonの音楽に観客達が魅了された証に、思わず感動した。
雨混じりの曇天と言う、中々にDARKな始まりから観客達の心を掴んだChevon。激し目な盛り上がり方をするROCK KIDS達を前にしても、相手を肯定した上で期待値を超えるLIVEをいつも見せてくれる。是非、今後もDEAD POPの様な激し目なLIVEにも参戦して欲しいと願う。その手始めとして、目指すべきは神戸のMEGA VEGASだろうか。
2.12:10~ PassCode(CHAOS STAGE)
01.DESTINEX
02.GROUNDSWELL
03.Ray (TVアニメ TO BE HEROINE 主題歌)
04.FLAVOR OF BLUE
05.AWANE
06.Clouds Across The Moon
OP ACTを除いたCHAOS STAGEの1組目は、約10年以上の活動歴を誇るPassCode。クロークへの荷物預け入れに時間を要したのに加え、CAVE STAGE側にCHAOS STAGEのLIVEが投影されなかった為、参加出来たのは5曲目である「AWANE」から。同時に出演したFear, and Loathing in Las Vegasにも通ずるSYNTHESIZERを多用したLOUD ROCK。MEMBER4人(南菜生氏、高嶋楓氏、大上陽奈子氏、有馬えみり氏)が常に踊りながら歌唱する姿はIDOL。しかしながら、有馬氏を中心にしたDEATH VOICEによるSHOUDに生BANDによる演奏が重なり、DEAD POPの会場に似合うARTISTとして観客達を魅了していた。
終盤のMCで、南氏は2017年の京都大作戦でMAH氏が発した
「次はお前らの番だぞ❗️」
の言葉が忘れられ無かったと語る。その言葉を信じてLIVEをしていたら、夢の舞台の一つであるDEAD POPに出演出来た。しかし、ここで満足する気は無く
「まだまだ夢は尽きないよ❗️また会える様に、私たちも頑張るからさ、次はあっち(CAVE)で会いましょう❗️」
と、次に繋がる約束を誓う。そして、最後の曲である「Clouds Across The Moon」を熱唱。有馬氏によるDEATH VOICE炸裂のSHOUT PARTで、GUITARとBASS担当が、お立ち台に立ちながら演奏して、4人を盛り立てていた。
「太陽も隠れる 絶望のパラダイム 怖くない
無感情を抜け出して 夢中になってみたくない?
この手を伸ばしたら 僕らを繋ぐ空が明けてゆく
信じられる世界へ」
途中で小雨が降ったり止んだりを繰り返す中でのLIVE。今置かれている自分達の状況と、荒波を抜け出した先で見られる明るい兆しを求めて、共に歩んで行こうと導かれている様だった。この曲におけるラスサビのPARTで、リフトからのDIVERが大量発生してのFINISH。一番最後、舞台から捌ける際に
「IDOLって最高だよな⁉️」
と高らかに叫んでいた。
DEAD POP FESTiVALにIDOL、これまでありそうで中々見られなかった組み合わせ。今回は2曲を鑑賞しただけの感想になってしまうが、彼女達が示すROCKに対するアツい情熱は、しっかり伝わっていた。是非、CAVE STAGEへ出演する為の努力を続けて欲しいと願う。但し、花冷え。や櫻坂、バンドリ系等、立ち向かわなければならない女性ARTIST達が沢山居ることも忘れてはいけないが。
3.12:50~ HEY-SMITH(CAVE STAGE)
01.Living In My Skin
02.I’M IN DREAM
03.Be The One
04.新曲
05.Inside Of Me
06.Into The Soul
07.Drug Free Japan
08.Endless Sorrow
09.Over
10.The First Love Song
11.We sing our song
12.Free Your Mind
13.Say My Name (TVアニメ 東京リベンジャーズ 天竺編 ED主題歌)
14.Come back my dog
CAVEとCHAOSの両STAGEで初陣の勢いを目の当たりにした後は、DEAD POPに馴染みのあるHEY-SMITHで観客達のGEARを加速させて行く。リハーサルの段階で、何かしらの歌を口ずさむ様子が見られたが、何の曲だったのかは不明であった。いざ来たりし本番、
「来たぜー、DEAD POP❗️」
と猪狩秀平(VOCAL・GUITAR)氏が高らかに叫ぶ。1曲目「Living In My Skin」から、Yuji(BASS・VOCAL)氏の歌声とHORN隊が鳴らすRHYTHMに合わせて、とても高速なSKA STEPで観客達を踊らせていた。届かなそうで実は身近な所に存在している夢のことを綴った2曲目「I’M IN DREAM」では、曲中にイイカワケン(TRUMPET)氏とUME(SUPPORT TROMBONE)氏がはしゃいでいる様子から、演奏する側も楽しんでいるのが垣間見えた。PassCodeのLIVE終盤辺りから再び雨が降り出した会場に対して、
「めっちゃ雨やなー❗️お前ら、全て諦めろー❗️」
と雨天のFESを楽しめと観客達に促した。3曲目「Be The One」では、煽りの際に発した言葉を体現するかの様に、佐渡満(TENOR SAXOPHONE)氏が曲中花道へ移動し、雨に打たれながらヘドバンする姿を見せ、観客達の心を一つにして行く。
前半のMCで、猪狩氏からDEAD POP FESTiVALへは14回出演していることを告白。
「14回も出てるからさ、何の曲をやりゃ良いか考えてんけど、一度もやったことの無い、新曲を持って来ました❗️」
と、何処にも発表していないラテン調の旋律が響く新曲を投下。しかし、流石ROCK KIDS達なだけあり、初耳の楽曲でも直ぐにRHYTHMを覚えてSKAを踊っていた。
「踊れる奴どんだけおるー⁉️」
と曲始めに煽った「Inside Of Me」では、曲中にHORN隊が鳴らす間奏に合わせて、独特な振付をしながら無我夢中で踊る光景が見られた。激し目のROCK FESでも、直ぐにDIVEやモッシュに行こうとせず、決められた振付を忠実に再現するとは。かなりの浸透率である。6曲目「Into The Soul」では、CAMERA目線を意識している満氏が鳴らすSAXOPHONEとイイカワ氏が鳴らすTRUMPETに合わせて、ひたすらにSKAを踊る展開が炸裂。その間、UME氏も観客側に手招きで煽りながら盛り上げていた。
「雨足が強くなって来たな❗️お前ら覚悟持って来たんやろ⁉️歌え騒げ踊れー❗️」
7曲目「Drug Free Japan」から、観客達によるサークルモッシュ・DIVERの熱量が加速。音楽を全身で感じて、心を開放して行きたい本能が露わになった瞬間である。SKAが平和を象徴する音楽だからこそ、8曲目「Endless Sorrow」のラスサビ前で叫ぶ
「NO MORE WAR❗️」
の歌詞がとても心に響く。今、思わぬ形で戦争の火種が拡大しつつある世の中においても、大切にしたい信念である。LIVEの勢いは、「Over」でも留まることを知らない位にDIVERの波が続く。舞台上で演奏するHEY-SMITHの音楽に、少しでも近くで聴きたい衝動の現れとも言える。10曲目「The First Love Song」では、小休止かつ甘酸っぱい雰囲氣に。目の前に居る相手に対して、喜怒哀楽を包み隠さず見せる所が好きな気持ちが綴られている楽曲。
「I really like」
とサビ前に口ずさむHUMMINGが、良いACCENTとして機能していた。Task-n(DRUM)氏が強いDRUM音を鳴らすと、「We sing our song」導入の合図。猪狩氏も冒頭で
「全員声出せー❗️」
と、観客達にHEY❗️HEY❗️コールを起こし、ヘドバンからの高速SKA STEPを踏ませた後にサビを叫ぶ展開はクセになる。12曲目「Free Your Mind」で、観客達に対して自分の心を開放しているかを改めて問いかける。英詞のROCKで意味を深く考えずに聴いている観客も居るかもしれない。しかし、多くのDIVERやサークルモッシュを起こしている光景から、既に答えは出ている様に思えた。
HEY-SMITHの出番も終盤に差し掛かる中、
「俺たち、あと2曲やって帰ります。悔いを残さない様に、自分がやりたいこと、やって帰れー❗️」
と叫び、近年における代表曲である「Say My Name」を投下。人気アニメである東京リベンジャーズのEDにも起用されたこともあり、この先のBAND活動に向けた決意と、再会への誓いが歌唱・演奏に現れていた。そして、一番最後の「Come back my dog」では、会場の至る所で高速左回りのサークルが発生。最後まで暴れ尽くすLIVEを展開した。
coldrainと共にTRIPLE AXEの関係を築いており、互いのFESにも出演し続けているからこそ、MCを多く言及しなくても伝えたい音楽を鳴らすことが出来る関係。本番雨が強めだったのが、LIVE終わりで小降りになったのも、観客達の天候によるモヤモヤを吹き飛ばしてくれとMAH氏からの依頼であるとも受け取れた。HEY-SMITHの皆様方、次のHAZIKETEMAZAREでもお世話になります。
4.13:30~ SHADOWS(CHAOS STAGE)
リハ1.All I Want
リハ2.No More Tequila
01.WAlK AWAY
02.CLIMB
03.Senses
04.So What
05.TIMELINES
06.SUPERCAR
07.BEK
08.DRIFTING
09.The Lost Song
HEY-SMITH終わりのCHAOS STAGEでは、リハーサルで「All I Want」と「No More Tequila」を演奏した段階から、大量のDIVERが発生していた。先に出演していたPassCodeがかなりの健闘ぶりだった為か、観客から
「IDOLに負けんなよー❗️」
の野次が飛び交っていた。リハーサルの演奏後、MEMBER(Hiro(VOCAL)氏、Takahiro(GUITAR・VOCAL)氏、Kazuki (GUITAR・VOCAL)氏、Hayato(BASS・CHORUS)氏、Ryo(DRUM・CHORUS)氏)が捌けること無く、そのまま本番へ突入。
「SHADOWS、行きましょうか❗️」
特徴的なGUITARリフが流れて、「WAlK AWAY」からひたすらJUMPを煽る。サビでは
「Woh oh oh」
と観客達のCHORUSに合わせて、Hiro氏によるサビの歌唱が重なる胸熱な展開が炸裂。
「何でも良いよ❗️自由に動け❗️」
2曲目「CLIMB」では、Takahiro氏による様々な声色を多用したSHOUTで観客達を魅了。
「お前らのPUNK見せてくれ❗️」
曲中では、サークルの中で暴れ狂う集団(ハーコー)が発生。そのアツさは3曲目「Senses」まで続いて、後方で座りながら鑑賞している人達にも、前方で見ないかと声がけする位にまで至った。
3曲演奏し終えた後、
「お久しぶりです、SHADOWSでーす。再び戻って来れました❗️」
とHiro氏から挨拶。Kazuki氏は、CHAOS STAGEでも1万人位の人が見てくれると期待していたが、ハルカミライ待ちのCAVE側が反応しない様子に
「俺ら弱くね⁉️ バカか❗️」
と少し不満そうにしていた。
「何だか楽しそうなんで、良かったでーす。」
とHiro氏による開き直り発言に、MEMBERも
「はい」
と言ってみたものの、無言の時間が少々流れた。「やろ⁉️」
の発言を受けて、「So What」から演奏再開。思わず走り出したくなりそうな曲調で、演奏中に巨大サークルが再び発生していた。演奏後、MEMBER間でヒソヒソ話の後
「急遽1曲追加します❗️」
と5曲目「TIMELINES」を急遽披露。この曲中でも、CHORUS箇所で
「Woh oh oh」
の大合唱が発生。STAGE上のMEMBER達と合唱を通して繋がりたい気持ちが現れていた。思わず2 STEPを踏みたくなる曲調の「SUPERCAR」では、観客達に対して
「踊ろうぜ❗️」
と誘う。各々が自由に踊っている様子を見て
「めっちゃ楽しそう❗️ありがとうね❗️」
と嬉しそうな顔で見つめていた。7曲目「BEK」では、Hiro氏の歌唱とKazuki氏のSHOUTが上手い具合に重なり、SHADOWS自身が放つHARD MIXTURE ROCKとしての本気度を示した。今ここが立ち上がる時だと、呼びかけているかの如く。
「せっかくこんな素敵なSTAGEに立たせて貰えてんだからさ、お前らも好きにやれよ⁉️」
MCでより自由に暴れろと呼びかけつつも、8曲目「DRIFTING」で観客達にJUMPを煽り、CHAOS STAGEでの一体感を形作った。前方にいつも来ている人達が笑顔でLIVEを見ていた様子から、終盤のMCで
「これからずっと続くLIFEでも、今あなたが見せている、その笑顔のままで居て下さい❗️」
と前向きで優しい言葉を投げかけた。
「DEAD POPを続けて行く為には、お前らの笑顔が必要なんだよ❗️お前達が持っているものを、全て曝け出して下さい❗️」
SHADOWSのLIVEは、「The Lost Song」で畳みかけにかかった。前方に人が押し寄せて、DIVERも大量に発生。せめて最後に大一番を魅せようと、SHADOWS側も観客側も魂を互いにぶつけ合った。全ての演奏が終わった後
「また遊んで下さーい❗️」
と満足気に舞台を後にした。観客達からも、沢山感謝の声が溢れていた。
観客との距離が近い場所でのLIVEを好むSHADOWS。その姿勢は、FESの舞台においても変わっていない。それは、互いに魂のぶつけ合いをするのに、近距離でやった方が満足度が高いのを知っているから。彼らは、9/23に幕張メッセ4-5HALLを主催する。大物BAND達も集う中でも、彼ららしい戦い方で挑んで欲しいと願う。

湘南チキンのプレート
SHADOWSのLIVEが終わった後、ハルカミライのLIVE中で昼食を頂いた。超いきものがかりフェスの時にも食した、湘南チキンのプレートである。その時間帯は、雨が止みかけたと思いきや本降りになり、演奏終了後に雨が止むという珍事が起こった。おかげで、食べ終えるのに一苦労。気が休まるどころか、余計に気負いする時間になってしまった。
5.14:50~ SHANK(CHAOS STAGE)
01.Cigar Store
02.Life is...
03.Weather is Beautiful
04.Set the fire
05.620
06.Hope
07.Cheap Rad Wine
08.Extreme
09.Steady
10.submarine
昼食の後にトイレ休憩も取っていた為、SHANKのLIVEを見れたのは終盤の2曲。自分が到着した時は、庵原将平(VOCAL・BASS)氏に松崎兵太(GUITAR・CHORUS)氏、早川尚希(DRUM・CHORUS)が「Steady」を演奏・熱唱していた。どんなに辛い状況に遭遇しても、逆転に向けて怯まずに良いものに変える意志を表現。まるで、雨混じりの曇天でも、DEAD POP FESTiVAL 2026を忘れられない思い出にしようと呼びかけている様だった。
「もう1曲やろう❗️」
の呼びかけで、約30 秒くらいの楽曲「submarine」を最後に披露。疾走感のあるPUNK ROCKに、DIVERが波が途切れずに流れて行った。元々短い時間の曲を持っていると、一押し入れたい時に投入出来るのが良き点である。キュウソネコカミの「家」やヤバイTシャツ屋さんの「Universal Serial Bus(USB)」みたいな役割である。
このDEAD POP FESTiVALでは、近年CHAOS STAGEに出演する印象があるSHANK。他のFESでMAIN STAGE側に立つこともある中で、SUB側を盛り上げる役割を担っているのが、何かしらの意図があるのなら良い。ただ、もうそろそろCAVEに立つSHANKも見たい。その行く末は、MAH氏を始めとした運営陣の手腕次第である。
6.15:30~ Fear,and Loathing in Las Vegas(CAVE STAGE)
リハ.Chase the Light! (TVアニメ 逆境無頼カイジ 破戒録篇 OP主題歌)
01.Return to Zero
02.Fist for the New Era
03.Until You Die Out (TVアニメ 忍者と極道 ED主題歌)
04.Crossover
05.Twilight
06.Virtue and Vice (TVアニメ 極黒のブリュンヒルデ OP主題歌)
07.Luck Will Be There
個人的に、MEGA VEGASから約1ヵ月も満たない中で、Fear,and Loathing in Las VegasのLIVEを見ることとなった今回。リハーサルで、「Chase the Light!」をFULL尺近くの時間を使って演奏。その際、気温が涼し目だったからか、So(CLEAN VOCAL・SCREAM VOCAL・プログラミング)氏とMinami(SCREAM VOCAL・KEYBOARD・プログラミング)氏が割と厚手の上着を着込んでいた。いざ迎えた本番、VOCALの2人に加えてTaiki (GUITAR・VOCAL)氏やTetsuya (BASS・VOCAL)氏も花道へ繰り出して、観客達に手拍子を煽っていた。Tomonori (DRUM)氏も含めて、全員の調整が完了した所で
「雨も上がってるみたいやし、ぶち上がって行けよー‼️」
So氏から気合いの一言を一発。冒頭、Minami氏による高速RAPが炸裂の「Return to Zero」から、HEY❗️HEY❗️コールがCAVE STAGE中に響いた。観客達に対して、またここからRESETして盛り上がれるかと問いかけているかの様に、電子音炸裂のMETALを掻き鳴らしていく。超RIZINのTHEME SONGにも起用された「Fist for the New Era」では、曲中に観客達をJUMPを煽った。これまで聴いて来たLas Vegasの曲において、この楽曲は比較的ゆったり目であり、STEPも踏みやすい。この楽曲においても沢山2 STEPを踏む観客達の光景が見られた。
MEGA VEGASにも出演頂いたSiMに呼んで貰ったからには、皆をひたすら踊らせ笑わせるLIVEを展開するべく
「ここで動かさんと風邪ひいてまうから、死ぬ気でかかって来いよー⁉️」
と強気宣言。Minami氏による雅なKEYBOARD導入から、Tomonori氏によるDRUM音が強く響き「Until You Die Out」へと突入。Taiki氏・Tetsuya氏によるPICO PICO VOICEに合わせてパラパラを踊るシュールな場面に遭遇しつつも、再び会場の観客達を踊らせていた。4曲目「Crossover」では、Minami氏がDEATH VOICE多めでSHOUTを叫ぶ中、So氏は観客AREAの柵前に移動した上でのSCREAM炸裂。前列全員がお立ち台に立ってヘドバンしたり、CAMERAに映った海外からの観客に歓声が起きたり等、曲調を含めた様々な要素でCROSSOVERが繰り広げられた。
「死ぬ気で来い‼️」
暴れさせる勢いは、5曲目「Twilight」でも止まらず。雨に濡れていない状況で思い思いの姿で暴れる様子に
「めっちゃ気持ちいいな❗️ありがとうなお前ら❗️」
と満足気な様子。舞台上でSo氏が走り回りながら様子を伺っていた。
So氏から、後半のMCで3月のMEGAVEGASから短いスパンで呼んで貰えたことに感謝の気持ちを述べた。良い意味でトラウマを残せる様なLIVEを魅せると宣言。
「とにかくお前らを踊らせ笑わせるLIVEにしようと思ってんねんけど、行けますか⁉️」
と今一度気合いの一言を入れた。冒頭にタケノコの様な振付をする「Virtue and Vice」で、全員同じ踊りをする景色は圧巻。ちなみに、この曲中に箸休めとしてMinami氏のKEYBOARD SOLOがあるのだが、そこで黒のマニキュアをしていることに気付いた。細かい所まで気合いを入れている所に、表現者としての本気を感じた。最後の曲である「Luck Will Be There」は、とても明るい気持ちになれる楽曲。
「縫い合わす意思を 築く意味を そこに留めたら
幸運は届く 君の 元へと」
曲中、Minami氏が観客AREAの柵前に乱入して熱唱する場面もあった様に、Las Vegas側から幸せの気持ちを届ける。その思いに呼応するかの様に、曲終わりのCAVE STAGEには、笑顔の気が溢れていた。
「めっちゃありがとう❗️」
去り際 、So氏が観客達を前に一列して感謝の気持ちを現した。
Fear,and Loathing in Las VegasのLIVEで、男女問わず沢山のDIVERが発生していた。HARDやMETAL、ROCK KIDSだけでなく、Tetsuya氏の影響からアニヲタ達との親和性も高まっている彼ら。万一、次もDEAD POP FESTiVALに出演する機会があれば、個人的にRAISE A SUILENも呼んで貰える様に交渉して欲しい。Las Vegasと親密であるのは勿論、MAH氏も何回かMEGAVEGASでIDOLやアニヲタ達にも興味を示していたから。この先、DEAD POPにおける更なる音楽ジャンルのCROSSOVERを期待したい。
7.16:10~ dustbox(CHAOS STAGE)
リハ.Try My Luck
01.Right Now
02.Emotions
03.Resistance
04.Bitter Sweet
05.Here Comes A Miracle
06.Riot
07.Hurdle Race
08.Wall Of ice
09.Jupiter
メロコア系BANDの中でも、ベテランの枠とも言えるdustbox。個人的には、2025年のROCK-O-RAMAでもHAZIKETEMAZAREでも生のLIVEを見た。2026年の初dustboxなだけあり、期待に胸を膨らませながら開始を待った。リハーサルの際、「Try My Luck」の演奏後、観客がHappy Birthdayを歌う場面が見られた。実は、DEAD POPの1日目である4/4が、MEMBERの1人であるJOJI(BASS・VOCAL)氏の誕生日であった。その流れを組む形で、SUGA(GUITAR・VOCAL)氏がHappy BirthdayをGUITAR演奏。これを受けて、JOJI氏がどんな反応を示すかが楽しみであった。
本番開始時、
「何だよ、めっちゃ晴れてんじゃねーかよ⁉️」
とJOJI氏から雨が止んでることに言及。SUGA氏からも
「行こうぜー❗️」
と気合いの発言をした上で。1曲目「Right Now」から、PUNK魂炸裂な高速BEATを掻き鳴らす。LIVEが始まったことを知らせる明るい曲調に、DIVERが途切れなく前方へ流れて行く。2曲目「Emotions」では、SUGA氏の熱唱に加えて特徴的なGUITAR音にも注目が集まる。
「SiMが用意してくれたDEAD POP、全力で遊ばなきゃ失礼だよな⁉️本気見せてくれよ‼️」
と3曲目「Resistance」で、観客達に対して更なる魂をぶつけ合う戦いをしようと盛り上げる。勿論、観客達もその期待に応えるかの如く、DIVERの波が続く。このCHAOS STAGEが、より演者との距離が近いLIVE HOUSEでの一場面である様に見えた。3曲目連続で演奏し終えた後に、突然呼びかけが発生。
「あんま言いたくないけど、俺今日誕生日なんだよ❗️俺の1,2カウントの後、1,2,3,4って言って欲しい❗️(後ろを見ている観客にも それがおめでとうになるから❗️)」
とJOJI氏からの説明を受け、1,2,3,4 COUNTの後「Bitter Sweet」を披露。題名に似合う位に、GUITARとBASS音にも、何処か甘酸っぱいものを感じた。途中、手を左右に突き出して、手振りに近い光景も生まれ、多幸感で満たされて行った。その様子に、
「最高だ❗️」
とJOJI氏から観客達に褒める言葉を頂いた。
「最高すぎるんですけど、何なら太陽出ちゃってます⁉️俺らがLIVEすると晴れちゃうんだよね❗️」
晴れBANDが起こした、雨を止めたどころか晴れ間まで呼び起こした奇跡。その流れから、初めてdustboxのLIVEを見る観客達も含めて、曲名を高らかに宣言して「Here Comes A Miracle」へと突入。実に清々しくて気持ち良い瞬間である。終わりには
「This is A Miracle❗️」
と高らかに叫ぶ場面があり、
「SiM、ありがとうね❗️」
と感謝の気持ちを述べていた。あまりにも積み重なった喜ばしい気持ちを爆発させるかの如く、続けて「Riot」を投入。自分の中に抱えていたモヤモヤを開放させよと、アツく熱唱する姿が印象に残る。それに応えるかの様に、曲中でWODを発生させた。ここで更に、舞台袖でLIVEを見ていたAndrew氏が一言だけ参加する珍事も発生。何という奇跡の連続。JOJI氏からも
「SiMありがとう❗️」
と感謝の気持ちを述べる場面が発生した。
「DEAD POPの一番スゲェ所、見せちゃおうぜ❗️」
と、更に観客達を盛り上げようと「Hurdle Race」を披露。DRUMが鳴らす高速BEATに、演者側の演奏も観客達の暴れ具合も加速して行った。8曲目「Wall Of ice」では、哀愁漂うメロの箇所と相手の心の心底まで思いを届ける様に熱唱するサビのギャップが印象に残る。dustbox自身が放つメロコア系BANDとしての真髄を現している様にも思えた。
出番も終盤に差し掛かる中、
「SiM、こんな最高な空間を用意して下さりありがとうございます。そして、今目の前で見てくれている皆さん、本当にありがとう。また次は、LIVE HOUSEで遊びましょう❗️」
と観客達との再会を誓い、「Jupiter」へ突入。心の中にある葛藤を洗い流し、花が咲く様にと願いを綴った楽曲。こちらは、日常生活を送る上での教訓でもあり、未だに戦争が絶えない世の中に対する反戦SONGとも捉えられる内容。改めて歌詞を見て、感動のあまり泣きそうになる。過去のROCK IN JAPAN等で名前を見かけた時には気付かなかった、dustboxの魅力を再認識した時間になった。
BAND主催の音楽FESで、未だに名前が挙がることが多いdustbox。彼らの魅力である、明るい曲調と表現力が高い歌詞が、音楽好きを唸らせいる点において、まだまだ力は衰えていない。またJAPANのFESでdustboxがLIVEをする奇跡が起きないかと、自分は信じたい。
8.16:50~ MAXIMUM THE HORMONE (CAVE STAGE)
01.maximum the hormone
02.ビューティー殺シアム
03.恋のメガラバ
04.「F」 (アニメ映画 ドラゴンボールZ 復活の「F」 BATTLE SONG)
05.Mr ブギータンブリンマン
06.包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ
07.シミ
MAXIMUM THE HORMONE、20年以上のBAND歴で音楽FESでよく見る顔ながら、DEAD POPには久々の登場。SEが流れて、MEMBER(マキシマムザ亮君(VOCAL・GUITAR)、ダイスケはん(VOCAL)、上ちゃん(BASS・CHORUS)、ナヲ(DRUM・VOCAL)氏)が登場した際、ダイスケはんは口を押さえて大人しそうな仕草を見せた。楽器の音が掻き鳴らされて、ダイスケはんが一言。
「久しぶりのDEAD POP、5年前からどうなったかを、俺たちに見せてくれ❗️」
1曲目「maximum the hormone」から、転調の激しいMETALが鳴り響く。HEY❗️HEY❗️コール有りのヘドバンから、合掌しながら読経するかの様に淡々と歌詞を呟くPART、そして2 STEP。HORMONEのLIVEにおける要素をひたすら詰め込んだ重い楽曲を、初っ端から喰らわせるのは、実に彼ららしい。メロへ行くまでの間に流れる上ちゃんのBASSも、良い味を出していた。2曲目「ビューティー殺シアム」、楽曲自体は整形のことについて熱唱しているのだが、よく耳を凝らして聴いていないと内容に気付かない。個人的には、お立ち台が製麺所の名前だった所が気になってしまった。それだけ、MAXIMUM THE HORMONEの楽曲には、歌詞が耳に残らない位に音の印象が強い。
2曲熱唱し終えた所で、ナヲ氏によるMCでDEAD POPの開催時期について言及。夏のDEAD POPが暑過ぎたのは確か。しかし、春に移動したDEAD POPは、逆に寒すぎる。
「頭おかしいでしょ⁉️」
観客達が身体を温めようと、とにかく動き回っている様子に
「あんた達、何かしら動き回らないと死んでしまう症状にかかってるから、いつもの奴早速やっちゃいます❗️」
とお決まりの挨拶を決めて、3曲目「恋のメガラバ」を熱唱。この楽曲では、モニターに女性DANCER(Perfume意識)が踊る場面や様々な記事(GOSSIP記事やグラビア記事等)風の加工映像が投影されるのだが、暫く好評だったアニメ加工映像(涼宮ハルヒの憂鬱やサマーウォーズ等)は、使用期限が過ぎたからか、投影されなかった。
「お前らの全て、見せてみろ‼️」
ダイスケはんから気合いの一言が入り、「F」へと突入。実際、2015年に上映されたドラゴンボールZの劇中歌にも起用されたこともあり、今回も中尾隆聖氏演じるベジータによる
「ふふふ、(誰かの名前)行きますよ❗️」
の台詞が曲中に投下。その言葉に観客達も大興奮。ダイスケはんに続いて、観客達による合いの手が絶妙かつ雄雄しく叫び合っていた。
後半のMCでは、ダイスケはんが前々回のDEAD POPへ出演した際、空に虹がかかっていたのを見たと語った。今回のLIVEにおいても、雨が降るかと思っていたら止んでいたから、奇跡が起こしたいと、ダイスケはんの合図で
「虹、出ろ❗️」
と観客達に叫ぶ様に指示。すると、モニターに虹と人の顔(GODRi氏)が映る珍光景が見られた(当の本人は笑っていたみたいであるが)。5曲目は、SiMへの尊敬を込めて「Mr ブギータンブリンマン」を披露。REGGAEと高速ROCKとの融合が、クセになる位気持ちよく聴こえた。モニターには、新聞記事に掲載されるかの如く、歌詞が乱立して投影された。LIVEも終盤に差し掛かる中、高速DRUMが高らかに響く「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」で、CAVE STAGEにおけるDIVER・サークルモッシュの熱がより加速して行った。6曲歌唱し終えた所で、恋のおまじないを練習無しで行い(セキュリティの人も込みで)、観客達の心を鷲掴みにした。最後の楽曲「シミ」は、近年、新しい学校のリーダーズとコラボしたのが記憶に新しい。DEATH VOICE炸裂なMETALの中に、雅たる和風な旋律を奏でる場面があり、日本のガラパゴス的な音楽の良い所がふんだんに盛り込まれている。加えて、サビへ行く前に熱唱するナヲ氏の歌声に気品さ漂う色気を感じた。良い締めである。舞台から捌ける際、ナヲ氏は観客達が喜ぶ仕草をサービスして、歓声が起こる場面も見られた。
何回もHORMONEのLIVEを見ているが、決して飽きることが無い。各LIVE毎のMCに加え、歌唱・演奏中においても全力でふざけて、予想外の展開が起きるからこそ、観客達から愛されるBANDを形作って行ったのだと考える。次はどういう感じで会場を荒らしてくれるのか、今は想像つかない。
9.17:30~ HAWAIIAN6(CHAOS STAGE)
リハ.THE LIGHTNING
01.MAGIC
02.Burn
03.Haze
04.A LOVE SONG
05.ETERNAL WISH,TWINKLE STAR
06.RAINBOW,RAINBOW
07.PROMISE
08.I BELIEVE
HAWAIIAN6、dustboxと同じく少し前に開催されたJAPANのFESを支えて来た存在。名前は何回か見かけたことはあるが、生でのLIVEを見るのはこの日が初めてである。リハーサルで「THE LIGHTNING」の演奏を終えた後、観客達のはしゃぎっぷりに畑野行広(DRUM)氏から
「流石DEAD POP、お行儀良い訳じゃ無いよな⁉️」
と観客達に呼びかける場面があった。MEMBERが捌けることなく、そのまま本番へ突入。畑野氏の合図で、ABBAの「Dancing Queen」がSEとして流れる。最初、DEAD POP初出演であることを語った上で
「LIVE HOUSEみたいに、ルールは無し❗️」
と安野勇太(VOCAL・GUITAR)氏が高らかに宣言して、1曲目「MAGIC」の演奏を始めた。この先、不透明な世界を生きる若者に対して、無限大の可能性があると背中を押してくれる応援SONG。SEKAI NO OWARIのFukase氏が学生時代によく聴いており、自身のBANDでも新たに歌詞を綴ってCOVERする位の影響を与えている。LIVEの始まりを楽しくさせてくれる良い曲である。
「よろしくー‼️」
2曲目「Burn」では、哀愁漂う歌謡曲を彷彿とさせるMELODYにgure(BASS・CHORUS)氏によるCHORUSが良い雰囲氣を醸し出していた。3曲目「Haze」では、その哀愁さがより色濃くなって行く。社会を生きる中で、何かを失って行く度に気力も失い、真実が見えなくなって行く様子が綴られている。SNS上で真偽不確かな情報が溢れて、生きる気力を見失っている今の世の中へ警鐘を鳴らしている様にも感じた。
「最高です❗️DEAD POPに愛を込めて❗️」
2,3曲目とは打って変わり、4曲目「A LOVE SONG」では主催者のSiMや集まった観客達に対するへの愛を表現。
「Love all people」
少しでも平和に近づく為には、全ての相手に対して良い所を見つけ、尊敬の念を持ちながら接するのが大切。人生の教訓になり得そうな楽曲である。とても良い。
4曲を演奏し終えて、畑野氏からのMCでは、雨風に見舞われる中でも楽しんでいる観客達の様子から
「これがSiMが積み上げて来た景色なんだな。」
と感慨深く眺めていたと語る。普段、横須賀や横浜等のLIVE HOUSEで活動している身からすると、川崎でLIVEしているのが新鮮。SiMやHAWAIIAN6に続く沢山の後輩達が、今もLIVE HOUSEで活動している。BAND達が車を動かし、TOURで色々な街のLIVE HOUSEへ行く理由に
「貴方の笑顔に会いに行きたいから❗️」
と宣言して、5曲目「ETERNAL WISH,TWINKLE STAR」へと突入。常に変化して行く世の中だけど、自分らしくあれとYELLを贈る歌詞。高速に鳴らすDRUMのBEATに、DIVER達の波が途切れなく続いた。6曲目「RAINBOW,RAINBOW」では、巨大なサークルを作ってのラインダンスが発生。喜怒哀楽も生きている証として、泣きたい時に泣いて、その後に思いっきり笑う。幸せの瞬間を皆で分かち合おうと踊る観客達が輝いていた。
「あの時の、約束を果たしに来ました❗️」
7曲目「PROMISE」の歌詞の中に登場する約束事。この場面においては、DEAD POP FESTiVALに出演してROCKを掻き鳴らすとSiMに向けて誓った約束。どんなに年齢を重ねても、子供の時に抱いた夢をそのまま続けている姿を重ねながら演奏・熱唱する3人もまた、輝いて見えた。
畑野氏による終盤のMCで、次が最後の曲だと告げると、前方の観客達から
「えー⁉️」
の声が挙がる。それに対して
「お前らどうせ来るだろ⁉️」
と返した。この場面では、これまでLIVE HOUSEに行ったことが無い人にも、地下の薄暗いLIVE HOUSEへ行くことを勧めていた。
「人生が変わるぞ❗️」
また、上空に飛行機が飛んでいるのに合わせて、こんな言葉を観客達に語った。裏では戦争がずっと続いている中で、自分達がLIVEをしている。
DEAD POPがこの先ずっと出来るかは分からない中、子供と共に有り難さを実感した上で
「お前ら、今日は目一杯楽しめよ⁉️ 金払ってんだからな‼️」
生のLIVEで音を浴びれる喜びを噛み締めて
「また、LIVE HOUSEで遊びましょう❗️」
と再会を誓う「I BELIEVE」を熱唱。どんなにカッコ悪くなったって、空を見上げれば数え切れない星達が見守っているから大丈夫。その分だけ、色々な人生の歩み方があるから、とにかく自分を信じろと相手の心に訴えている様にも思えた。
HAWAIIAN6のLIVE中、出演者達の子供と思しき集団が、舞台袖でLIVEの様子を見ていたのが印象的だった。その後ろからMAH氏が保護者的な立場で見守る様子も、複数人を仕切る大人としての風格が見られた。前向きで人生の教訓に必要とされる歌詞が詰まった楽曲達を聴くに、親子でLIVEを見たい気持ちも分かる気がした。次にHAWAIIAN6を生で見れるのがいつになるのかは不明だが、これはまたLIVEを見に行かなくてはの気分にさせてくれた。DEAD POP FESTiVALへの出演に感謝。
10.18:10~ BABYMETAL(CAVE STAGE)
01.BABYMETAL DEATH
02.PA PA YA!!
03.メタり!!
04.RATATATA
05.ギミチョコ!! (with ナヲ from MAXIMUM THE HORMONE)
06.Road of Resistance
2026年におけるDEAD POP FESTiVALの目玉として、BABYMETALを挙げる人は多い。海外でのLIVEが多い彼女達が、日本における中規模な会場でのLIVEが見れるのはかなり驚いた。しかも、個人的に生で見るのが2013年のイナズマロックフェス以来13年振り。しかも、MEMBER編成が変わってからは初のLIVEで、あれからどう変化したのかに期待を膨らませながら登場を待っていた。
LIVEの冒頭、WORLD TOUR 2026を意識した冒頭の紹介MVが流れた。舞台後方で、神BANDが1曲目「BABYMETAL DEATH」の演奏を徐々に始めて、流れる様にしてMAINの3人(SU-METAL(VOCAL・DANCE)氏、MOAMETAL(SCREAM・DANCE)氏、MOMOMETAL(SCREAM・DEATH)氏))が登場。ゴリゴリの重低音を轟かせながら自分達の名前を時折呟く、自己紹介的な意味合いの楽曲。観客達によるサークルモッシュやDIVERが、この段階から大量発生。最初、無表情で踊っていた3人も、終盤にかけて笑顔が増えて、観客達を仕草で煽って行く。
「PAPAYAー‼️」
SU-METALが曲名を叫び、「PA PA YA!!」へ。真ん中のLEDモニターには、コラボしたF.HERO氏の歌唱映像が投影。曲調がTEMPO良くなり、サビで入る合いの手も高らかに響く。歌詞の中に
「騒げ!」
「踊れ!」
と記されている様に、DEAD POP FESTiVALを一気に祭り会場の雰囲氣に仕立て上げた。
一瞬、MEMBERの3人が舞台上から捌けると、真ん中のLEDモニターに、盆踊り的なアニメMVが投影。冒頭に三味線の音が流れて、「メタり!!」へと突入。曲中に
「わっしょい!」
「どっこいしょ!」
と合いの手が入ったり、3人が盆踊りに寄せた舞を披露して、一気に江戸時代辺りの和風な情景を表現。日本の祭囃子を彷彿とさせる楽曲は沢山あるが、現段階における代表曲が「メタり!!」である様に思えた。この曲中では、観客達にしゃがむ様に指示。
「DEAD POP、Are you ready⁉️」
と新たに進化した要素であるMOMOMETALによるDEATH VOICE炸裂の叫び。いかにも痺れる展開である。
「DEAD POPー❗️、Sit Down❗️」
一方、MOAMETALの方は無邪気に腕を全面に使用して、観客達をしゃがませる様に指示。
「後ろの方までしっかり見えとるけんね❗️ちゃんと座るんよー。」
ここで思わぬ広島弁炸裂の煽り。観客達の様子を伺いながら、台詞ではない素の言葉を発する様になった点に感動。彼女達もまた、進化し続けている証拠である。観客全員しゃがませてからのJUMPで、高揚感が更に上がった。真ん中モニターには勿論、コラボをしたTom Morello氏の演奏風景が投影された。3曲目演奏し終えた後、神BANDによるSESSION PARTへ突入。特に演奏が長かったのが、DRUMとGUITARのPART。BABYMETALが海外でも評価されている要因の一つに、BACKで演奏しているBAND達の演奏技術が高いのも挙げられる。一人が演奏している間も、
他のMEMBERが観客達を巻き込んで煽っているのも印象に残った。4曲目「RATATATA」は、Las Vegasの楽曲にも出て来そうなELECTRICとMETALが融合した楽曲。思わず身体が動き出したくなる曲調で、会場内の複数の箇所でサークル左回りが発生し、間奏中に「Fu Fu」
と何度も叫ばせていた。BABYMETALにとって新たな音楽分野の開拓を、海外のElectric Callboyとコラボしてしまうのが凄い。あまりに規模が突出しているが、自分達もまたBABYMETALの新境地を体感しているのも、凄い瞬間に立ち会っているのだなと思えた。
好きな相手に向けてチョコを渡す前夜(バレンタイン)のときめきが綴られている「ギミチョコ!!」。初期から演奏されている人気曲だが、なんと中盤からMAXIMUM THE HORMONEのナヲ氏が(NAOMETALとして)登場して、一緒にDANCEでコラボする場面が発生。これまでも数々の女性IDOLやDANCE&VOCAL GROUPとコラボして来たナヲ氏。今回も、BABYMETALの3人と混ざっても違和感無い位に振付が完璧だった点に脱帽。
曲終わりにSU-METALから改めて紹介されたナヲ氏は、捌ける際にMEMBERとHUGし合っていた。
MOMOMETALとMOAMETALが旗を振り翳して、HIGHLIGHTである「Road of Resistance」の狼煙が上がる。観客達が巨大なWODを起こして、心の中で抱えているしがらみや苦しみを表現。
「命が続く限り
決して 背を向けたりはしない
今日が明日を作るんだ
そう、僕らの未来」
共に同じ音楽を叫んで、身体をぶつけ合いながら不条理な世間への抵抗を示す。そして、巨大なサークル内で走り回った後、自然と心が通じ合う。世界平和を実現させる答えの一つが、CAVE STAGEのLIVEに込められている様に思えた。
「Thank you,DEAD POP‼️」
全ての演奏が終わった後、SU-METALが嬉しそうに感謝の気持ちを叫んでいたのを見て、心の中がLIVEを楽しみ切った達成感で満ち溢れた。
約13年振りに見た彼女達、Kawaiiは継続しながら、大人としての品格も併せ持った存在に目頭が熱くなったのは言うまでも無い。2026年は、Lucky Fes’26やSUMMER SONIC等、日本国内の音楽FESでも重要な役割を担うことが発表されているBABYMETAL。そこでの大役を務め終えた後にどの様な進化を遂げるのか、今から楽しみで仕方がない。
11.18:50~ しけもくロッカーズ(CHAOS STAGE)
リハ.E ANBAI
01.ネグリジェ
02.ROTTEN TOMATO
03.去るゴリラ珍パンジー
04.E ANBAI
05.GOLD MONKEYS
06.うそつきパパ
07.オクラホマスタンスピード
08.HYSTERIC
09.M×C×D
10.Ghost Writer
10.TITAN
11.SHIKEMOKU ROCKERS GO!!!
CHAOS STAGEへ向かうと、白パーカーに仮面ライダーのショッカーを彷彿とさせる穴あき覆面姿の5人組、しけもくロッカーズが楽器の調整をしていた。すると、基本のMCを務めるJOJI ANGER(VOCAL)氏から、
「今日、CHAOS STAGEのトリ、しけもくロッカーズ。全部SiMのせいです❗️」
とMAH氏に対してツッコミを入れて、途中で止める曲が無いからと、「E ANBAI」を熱唱。時折、仮面ライダーのBGMを挟むのが気になる中、時間が勿体無いからとそのまま1曲目「ネグリジェ」へ突入。しかし、途中でGUITAR演奏をしくじった為か、2曲目「ROTTEN TOMATO」の演奏前に、SUGA DEVIL(GUITAR・VOCAL)氏に注意を入れていた。
「皆さん、子供の頃に学校で猿とゴリラとチンパンジーを習ったと思います。猿・ゴリラ・チンパンジーを繰り返し叫ぶ曲です❗️」
とMCが入ると、「去るゴリラ珍パンジー」で猿・ゴリラ・チンパンジーと観客と叫ぶ珍場面が炸裂。
「雨で何も見えない❗️」
予想はついていたが、覆面に加えて雨が降っていることで視界が見えづらいことを激白。この後が心配になる。
配信リリースされた「うそつきパパ」の告知BGMが流れたが、この後、風俗風だったり老人の語り部風だったり、様々なVersionの告知が要所で聴くことになるとは知る由も無かった。リハーサルでも披露した「E ANBAI」は、骨太の高速ROCK。何処か演者達が演奏している心境も垣間見えた気もしたのは気のせいだろうか。かと思えば、5曲目「GOLD MONKEYS」では更に演奏速度が速くなり、観客達の高揚感も急上昇。DIVERの波が立て続けに流れて行った。
ここまで5曲演奏し終えて、水分補給している間に観客達から飛び交う野次に、JOJI ANGER氏が反応。
「今日出ているBAND、SHADOWSだ、dustboxだ、Hawaiian6だ、知るか❗️」
あくまでも、このLIVEでは設定を貫くとのこと。
「しけもくロッカーズ、約8年振りに再結成して、そのきっかけがここ(DEAD POP)でした❗️」
しけもくロッカーズが、まさかDEAD POPきっかけのBANDだったとは思いもしなかった。それはMAH氏からの要望に応えない訳には行かないだろう。
「次は、SUGA DEVILへの不満を歌にしました。割とカッコ良い曲です。」
6曲目に披露した「うそつきパパ」。予定通りに行かなかったことに対して子供が感じる怒りと、普段優しく接してくれる父親との対比が、曲調が違う演奏によって巧みに表現されていた。確かにカッコ良い曲である。JOJI ANGER氏は、雨に濡れながらBIKE型の浮き輪を用意したことに対して不満そうにしていた。観客AREAに投げた後、JOJI氏から演奏中誰か1人が乗って欲しいと指示。観客の1人が跨る中、観客AREAでは「オクラホマスタンスピード」前半PARTの演奏に合わせて、巨大サークルを作り、肩を組んでラインダンスが展開。しかし、1回目の大きさが小さかったからか、2回目で複数箇所で作らせた。そして、後半演奏が速くなったPARTで左回りが発生。少しDARK要素も入り、光と影が入れ混ざる唯一無二な楽曲としてARRANGEされていた。そのDARKさは、8曲目「HYSTERIC」でも展開されていた。今すぐ前方に駆け出したい衝動が走る。マクドナルドの入店BGMが流れると
「関西ではマクド、関東ではマック。マック、マクドナルド、マクド、そんな歌です❗️」
9曲目「M×C×D」で、最初の説明通りにマクドナルドを英語とカタカナ読みでひたすら叫ぶ。10曲目「Ghost Writer」では、最初にヘドバンを起こす位のゆっくり目から、徐々に演奏速度を上げていく疾走感を感じた。MEMBER達もどうやら焦っている様だったが、残り何分かを舞台袖で見ていた出演者達に確認し、8分だと分かると
「あと8分で2曲、めっちゃあるじゃん❗️」
と安心していた様だった(むしろ、個人的には、あと2曲しかやらないのかとうっすら驚いた)。
「SiMには、進撃の巨人と言う曲がありますが、我々にはタイタンと言う曲があります❗️」
と「TITAN」を披露。サビへ行く前、1回目のメロでBASS、2回目のメロでGUITARによる導入が、同じ曲を演奏しているのに違いがハッキリして、不気味さを際立たせていた。最後の曲へ行く前に、真っ先にSUGA DEVILへ
「あんた、普段のLIVEでも喋り過ぎてるからね❗️」
と最早正体を気にせずツッコミを入れていた。すると、JOJI ANGERが4/4に誕生日を迎えたことを自ら暴露。ここまで来れば、もうMEMBERの一人が誰なのかは明白。JOJI ANGERが観客AREAへ乱入して、中盤で言った風船BIKEの上に跨った。
「ここで撮影したのが、次のCDのジャケットになるから❗️」
と、写真撮影しながら「SHIKEMOKU ROCKERS GO!!!」を熱唱。バランスが取りづらく雨足も強くなる中、ゆっくりだが確実に進んで行きながら、割と良いアングルで撮影出来た様で一安心。全ての演奏を終えた後、スーパーの閉店でお馴染み「蛍の光」がBGMとして流れた。JOJI ANGERが舞台上に戻るのを待ち、舞台前列にMEMBER5人が並んでお辞儀をして、CHAOS STAGEのトリが終了。
後に調べてみると、しけもくロッカーズの正体が複数のBAND MEMBERから成る企画物であるのが判明。JOJI ANGER(VOCAL)とSUGA DEVIL(GUITAR・VOCAL)がdustbox、Hi -BISCUS HATANO(DRUM)がHAWAIIAN6、
TOMY CHINATOWN(DJ&CEO)がSTOMPIN’BIRD、
MARA PIPPI SAKURAI(BASS)がSHADOWSのMEMBERと、中々クセの強い人達が揃った。LIVE中、舞台袖に居たHEY-SMITHのHORN隊やマキシマムザ亮くん、ハルカミライの橋本氏迄、沢山の出演者達が一緒に笑い転げていたのが印象的。正直言えば「うそつきパパ」以外、殆ど曲名を叫んで暴れるのを繰り返す楽曲ばかり。先程までのBABYMETALまで繋げて来た美しいものが一気に(良い意味で)崩れ落ちた気分になった。しかし恐ろしいのは、これがまだ大トリでLIVEするSiMの前座である所。なんちゅうことをしてくれたのか、しけもくロッカーズ(褒め言葉)。
12.19:30~ SiM(CAVE STAGE)
01.PANDORA
02.KiLLiNG ME
03.T×H×C
04.MAKE ME DEAD!
05.Boring People,Fucking Grays
06.The Rumbling (TVアニメ 進撃の巨人 The Final Season Part 2 OP主題歌)
07.FiVE TiMES DEAD(by my wallet)
08.DO THE DANCE
09.Blah Blah Blah
10.f.a.i.t.h
完全に太陽が沈んだ夜、雨足が更に強くなる中、DEAD POP FESTiVALの主催者であるSiMのLIVEが行われた。先に、楽器隊(SHOW-HATE(GUITAR・SYNTHESIZER)氏、SIN(BASS)氏、GODRi(DRUM)氏)が先に登場して調整。1曲目「PANDORA」の冒頭を演奏する中、MAH氏が比較的ゆっくりめに登場。背面のLEDには、聖母マリアと思しき人物像が投影され、重厚感を表現。
2曲目「KiLLiNG ME」では、雨で地面がぬかるむ中、観客達をしゃがませていた。
「今日は雨降ってるから嫌か❓DEAD POPは、SiMと一緒に⚫︎ぬんだろ❗️」
ちなみに、この曲中ではSHOW-HATE氏GUITARがカメラ目線で歌唱する場面にも遭遇。3曲目「T×H×C」でも、雨が降る中、激し目のMETALと横揺れしたくなるREGGAEの融合で、観客達の闘争心をアツくさせた。
3曲を熱唱し終えた後の、MAH氏によるMC。前回までの夏の暑い時期から、今回春FESに移動したら雨。この日、沢山のARTIST達が雨の中凄いLIVEを見せてくれたが、SiMの出番中が一番降っていると自虐めいた発言をしていた。普段なら
「こんな悪天候等、知ってたまるか❗️」
言い張る所だが、今回本当に感謝していると語る。ここまで来たら、全部の力を出し切るLIVEをすると決意を固めて、4曲目「MAKE ME DEAD!」へと突入。ゾンビの様に、身体がヘトヘトになりながら踊り狂う様子が、この雨天下の状況に見事合致。背面モニターには、曲中に登場するフレーズが多用された映像が投影された。ちなみに、舞台の背後にLEDが設置されたが、リハーサル中に、DRUMのSTICKがLEDに刺さるハプニングが発生(恐らく、ハルカミライの小松謙太氏による仕業)。しかし、今回賠償するのは、STICKが当たったLEDの箇所のみだったと報告。
「昨日、リハをしていた際に流れ星を見た呟きをしたが、皆さん、宇宙人は居ると思いますか⁉️」
この問いかけから始まった「Boring People,Fucking Grays」では、背面のLEDに、宇宙人の映像が時折投影された。少し浪漫を感じる。MAH氏から、雨音で何も聞こえないことを呟くと、かなり大声で野次が飛んだ。その言葉を受けて
「今日一の声出せますか⁉️」
と呼びかけて、「The Rumbling」で会場に居る観客達の心を一つにして行く。モニターに投影される進撃の巨人を模した映像が、窮地に陥りながらヘドバン・熱唱する意欲を駆り立てた。正に、天候もLIVEを成り立たせる要素の一つであることを改めて認識した。
中盤のMC中、何度もSTAFFが舞台上を拭く様子から
「これは滑る奴だ」
とMAH氏がボソリと呟いた。「The Rumbling」で世界へ行くCHANCEを貰い、ALBUMを引っ提げた海外TOURを二度回った。
「しかし今日からは、新しいALBUMのフェーズが始まるぜー‼️楽しみにしといて❗️」
MAH氏は新ALBUMを出すと言うと、観客達に「ゴイゴイスー❗️」
といじられる。
「(新ALBUMを出したんなら)何か言うことあるでしょ⁉️」
と返した。本当はありがとうと言われたかったらしい。ただ、ここまで来たら否定はしない。いつか、ダイアンの津田さんともコラボをしたいと意気込む(個人的にはSnow Manの向井康二氏も入れて欲しい)。MCで語った、新フェーズを代表する楽曲となり「FiVE TiMES DEAD(by my wallet)」の完全版が披露された。日常の中で、無くしものをした際に情緒がおかしくなる場面を表現。モニターに投影されたMVにおいても、和室で探し物をするMAH氏や招き猫が登場して、視覚的にも観客達を楽しませていた。
「この先、またLIVE HOUSEを回るTOURをやると思うんで、その時は遊びに来てね❗️」
と、LIVEも後半戦に突入。「DO THE DANCE」で、観客達をひたすらに踊らせる場面を展開。演者と観客達が、共にやけくそになりながら楽しむ瞬間は、実にしんどいが楽しい。野外でのLIVEの醍醐味を肌で感じている瞬間である。
終盤、MAH氏から天候状況を鑑みてこんなMCを発言した。
「最初、一旦捌けてENCOREをと思ったんだけど、お客さんを(雨の中)待たせるのも可哀想なんで、このままやります❗️」
悪魔ではあるが、優しい一面を見せたMAH氏。それに伴い、この日は舞台上に出演者達を集めての撮影は無し(後で袖で撮影したとのこと)。この回が如何に貴重な1日だったかを象徴づけた。9曲目「Blah Blah Blah」で、4/4開催のDEAD POP FESTiVALにおける仕上げにかかる。サビで
「oh na na na」
と叫びながら、自分達が生きている証拠を刻みつける。雨に打たれながらLIVEに参加する時間も、この先の人生を形作る要素の一つである。最後の曲、「f.a.i.t.h」の冒頭でWODの体制が観客AREAで形成されるのだが、より激しく雨粒が当たる中MAH氏が気遣いの一言を発した。
「今日LIVEが終わったら、熱々のお風呂に入って下さい。そして、一晩寝て明日の朝元気な顔で会いましょう❗️」
最後、その時点で出せる全力を振り絞って、WODが遂行された。自分は、次の日も参戦予定だった為、演奏が鳴り止む前辺りでクロークへ移動。
「本当にありがとう❗️」
入退場GATEをくぐる際、一番最後にMAH氏から発せられた言葉。決してどきついだけでは無い、悪魔による労いの言葉。これを聞けて、一日頑張った甲斐があったと誇らしげに思えた。
SiMのLIVE中、このDEAD POP FESTiVAL (若しくはLIVE HOUSE)のことを怖いと言う人が居ることに触れた。怖いのは確かだが、今回も勇気を出し、全身を使って楽しんだからこそ、達成感溢れる時間を過ごせた。MAH氏からの言葉通り、これからも付き合って行きたい存在である。
雨が降る中での帰り道
DEAD POP FESTiVALの終演後も、雨が止む気配は無かった。凄く辛抱したからこそ、屋根のあるシャトルバスに乗った際は心底喜んだ記憶がある。夕飯は、自宅の最寄駅近くにあった日高屋晩酌をした。MAINの麺類は身体が温まれる様に、味噌ラーメンを頂いた。これも実に美味し。次の日への活力になった。いやぁ、沢山動いた。


冷奴のニラのせ

