「ノバセル×FUSION」新たな広告の地平へ。ネクストマスという未来を、ともに定義する。
ノバセル×FUSION、新たな広告の地平へ
このたび、私たちノバセルは、デジタルクリエイティブの最前線を走るエージェンシー「FUSION」をグループに迎えることになりました。
FUSIONは、広告運用だけでなく、コピーライティング、アートディレクション、映像表現、そして“誰が作ったかが見える広告”を武器に、多くの話題と成果を創ってきたプロフェッショナル集団です。
一方、ノバセルはこれまで、テレビCMやデジタル広告の効果を可視化し、誰もが再現できる「仕組み」を通じてマーケティングを変えてきました。
広告を“経営資源”として使いこなすための、SaaS・MMM・AI・BPOの基盤を磨いてきたチームです。
今回の統合は、ただのグループ入りではありません。
構造と創造。再現性と熱量。テレビとデジタル。──それらを横断する「ネクストマス」という新しい広告のかたちを、FUSIONとともに社会に提示していく宣言でもあります。
これからお届けするのは、その背景にある思想と構想、そして私たちが描く“広告の次の構造”についての話です。
“今の時代に合った広告とは?”
「この広告、誰がつくったのか?」
いま、そんな問いが広告を見る側から自然に発せられる時代になった。
広告は、単なる情報伝達ではない。「誰が、何のために、どんな意志でつくったのか」という“背景の物語”まで含めて、評価され、記憶され、共有される時代です。
かつての広告は、「出稿すれば届く」時代に支えられていた。マス媒体の圧倒的リーチ、クリエイティブの一過性、視聴の受動性。それらが広告効果を担保してきました。
しかし、テクノロジーの進化とメディアの多様化によって、広告は「届かないもの」になった。そして同時に、「誰でもつくれるもの」にもなりました。
そうした時代の中で、私たちノバセルは、「構造」で広告を変えてきた。
そして今回、圧倒的な“人の熱量”と“表現力”を持つデジタルエージェンシー「FUSION」をグループに迎え、広告の本質に向き合う新たな挑戦を始めていきます。
それが、「ネクストマス」という構想なのです。
誰の、どんな課題に向けたものか
本提携によって私たちが提供するサービスは、以下のようなマーケティング課題を抱える企業群に向けたものだ。
年商数十億〜数百億規模の成長企業
認知の拡大と、獲得効率の両方を強化したい企業
テレビCMとデジタル広告の統合設計を必要としている企業
AIやMMMなどの技術的支援と、クリエイティブ力の両方を求める企業
つまり「ブランドとパフォーマンスの両立」に苦しむ、次の成長フェーズにある企業たちが主な対象である。
彼らの多くは、こうした悩みを抱えている:
ブランドを作りたいが、効果測定ができないテレビCMに踏み出せない
デジタルはCPAで語れるが、話題にならず売上に直結しない
広告代理店に頼っているが、属人的で再現性がない
社内でマーケ組織を育てたいが、専門性が細分化しすぎていて組めない
こうした企業に対し、私たちは「再現性ある構造」と「創造性ある表現」の両立を、AI×人間のチームで提供していく。それがネクストマスである。
“顔の見える広告”を作り続けた組織
FUSIONは、「誰がつくったのかが問われる広告」をつくり続けてきた。
日本で最もクリエイティブ力のあるデジタルエージェンシーを標榜し、広告運用やメディアバイイングにとどまらず、コピーライティング・アートディレクション・映像演出といった“創造の力”で成果を出してきた。
たとえば──
Web動画広告でCVRを3倍に引き上げた獲得案件
都市交通を活用し話題化とSNS拡散を同時に設計したブランディングキャンペーン
スライド1枚のコピーからTVCMまで一貫性を持って届けた統合プロモーション
FUSIONが重視するのは、「広告に意志を宿すこと」だ。
「このコピーは、私にしか書けなかった」
「この違和感は、チームでしか気づけなかった」
そうした判断や感性をチームで信じ、形にし、社会に届ける文化がある。
FUSIONはノバセルでは実現できなかった、クリエイティブがある。
私たちノバセルは、そこに“構造”では補えない何か──広告の本質的価値を見た。
「仕組みでマーケティングを変える」
一方、ノバセルはテレビCMの業界構造を変えたと自負している。運用型テレビCMという概念を持ち込み、成果を見ることが当たり前になってきた。
属人性を排し、誰がやっても同じ成果が出る構造を構築してきた。私たちは、広告を属人的な“クリエイター頼みの博打”から、“再現可能な経営資源”へと変えてきた。
だが、構造だけではたどり着けない領域があることも、私たちは自覚していた。
それが「人間の意志」と「創造の熱」だ。
そこに、FUSIONという答えがあった。
AIがつなぐ、属人性と仕組み
私たちは、FUSIONの属人的な判断と、ノバセルの仕組みを“AI”で橋渡ししようとしている。AIへの全振りを2024年に決めてから1年間くるったようにAIと向き合ってきた。
■年始のnote
https://note.com/tabemasaki/n/n6f228cd1e409
AIはすでに、広告の現場でこうした進化を遂げている:
ターゲット設定の自動化
ペルソナ抽出の高速化
過去事例のサマリ生成
ストラテジー戦略の草案生成
ABテスト設計と結果予測
つまり、AIが情報を整え、構造が支え、人間が意志を込めて判断する。
その判断はまたAIに取り込まれ、チーム全体が“属人的な精度”を持てるようになる。
属人的なものを“チームで扱える状態”にする。
それが、私たちが考える「AI時代のクリエイティブ支援」である。
「ネクストマス」とは何か?
この全体構造を、私たちは「ネクストマス」と呼ぶ。
ネクストマスとは、テレビとデジタル、認知と獲得、ブランドとCPA──
あらゆるトレードオフを超えて、成果に一気通貫で向き合う広告構造のことだ。
インパクトある広告を生み出すFUSIONのクリエイティブ力
その成果を分解・分析・拡張するノバセルのAI・MMM・SaaS群
すべての流れを支える運用BPOとデータ基盤
これらを統合し、クライアントに対し新たな価値を提供します。

<特徴>
・認知と獲得の一体設計:テレビCMとデジタル広告を、MMMと運用指標を通じて一気通貫で最適化
・創造と構造の共存:FUSIONによる高精度クリエイティブと、ノバセルのSaaS/BPOによる構造支援の融合
・AIによる属人性の再現:AIが仮説設計・過去分析・レポート作成などを担い、クリエイティブチームの集中力を最大化
<提供サービス>
・マーケティング統合戦略設計(MMMを起点とした予算配分支援)
・テレビ×デジタル統合クリエイティブ制作
・パフォーマンス広告運用(獲得KPIに準拠)
・データドリブンなクリエイティブ検証・改善体制
・AIによる競合分析・ペルソナ抽出・仮説生成・レポート生成
属人的を、愛そう。
属人的とは、非効率の代名詞ではない。
それは「意志ある判断」であり、「人間の熱量」である。
FUSIONとノバセルの統合は、その熱をチームで支え、データで再現し、テクノロジーでスケールさせる挑戦だ。
「どうすれば、人の直感を組織で使えるか」
「どうすれば、非効率を成果に変えられるか」
「どうすれば、構造の中に創造の余白をつくれるか」
その問いへの答えが、ネクストマスだ。
未来を一緒に定義する
FUSIONとノバセルの挑戦は、「広告代理店」でも「制作会社」でもない。
AIと人間、仕組みと属人性の両軸で、企業のマーケティングを成果に変える、新しいマーケティング組織だ。
それは、「マスでもデジタルでもない」
「獲得でもブランディングでもない」
「属人的でも効率主義でもない」
──“次の構造”、ネクストマス。
ノバセルとFUSIONは、このテレビ×デジタル広告の垣根を超えた「統合設計」に本気で取り組んでいます。戦略、クリエイティブ、運用、AIのすべてを掛け合わせ、次の時代の“テレビCMの正解”を提示したいと考えています。
その一環として、現在、「ネクストマス」モデルでの広告企画コンペティションを募集しています。テレビCMとデジタル広告の統合設計、認知と獲得の両立、ブランドの構築とパフォーマンスの最適化を同時に実現したい企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
<対象となる企業像>
・年商数十〜数百億規模で、広告のROI改善を模索する成長企業
・ブランド投資とパフォーマンス獲得の両立を目指す企業
・マーケティング部門の体制構築に悩む中堅〜大手企業
・クリエイティブの属人性と再現性を両立したい経営層・CMO層
成果を可視化し、意志を宿す広告へ──
FUSION×ノバセルは、これからのマーケティングの答えを、共に探し、共につくるパートナーを募集しています。
マーケティングの民主化を目指して、私たちノバセル×FUSIONは、その未来を、皆さん一緒につくっていきます。
最後に。なぜFUSIONだったのか
今回、ノバセルはFUSIONをグループに迎えることを決断しました。
この意思決定に至るまで、私たちは50社ほどのデジタルマーケティングの会社とM&Aの文脈で対話をしてきました。
代表の個の営業力が強く伸びている会社。特定のクライアントと深く付き合うことで成立している会社。現在はAIやテクノロジーには関心がないが大きな成果を出している会社。利益は出ているので顧客満足度のためには今の規模感のままで良い、と考えている会社。いずれも優れた存在であり、それぞれの美学や強さがありました。
ですが、そうした中で「業界構造を変える」「広告を進化させ、世の中を前に進める」といった視座を本気で持ち、行動に移している会社は、FUSIONただ一社でした。
しかも、すでにしっかりとした成長曲線を描いており、クライアントからの信頼も厚い。属人的な力に依存せず、チームで成果を出す仕組みができている。そして30名を超える社員がその想いを共有し、着実に事業を拡大している。
私たちノバセルと組まなくても、このままでもFUSIONは伸びていくでしょう。
けれど、「ノバセルと組むことで、広告業界全体を変えられるかもしれない」と、私たちは本気で思いました。
私たちが持つマーケティングテクノロジーという仕組み。そしてFUSIONが持つ「今の時代に合った広告を作る力」
このふたつが交わったときに初めて、広告という産業に新しい“カタチ”を提示できる。そう確信したからこそ、今回の統合に踏み切りました。
FUSIONの皆さん、これから宜しくお願いします!
ノバセル代表取締役CEO(兼 ラクスル上級執行役員CMO)田部正樹
