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【苦役列車】芥川賞読んでいく:54冊目【2010年受賞作】

芥川賞の受賞作を片っ端から読んでいくということをしています。
今回は2010年下半期(第144回) の受賞作 を読みました。

正直これしか感想がないのです。なので、今回は面白かった文章と芥川賞先行委員の評言を読みたいと思います。


性格の曲がり方や言動に辟易してくる

貫太という20歳にもならない中卒の男が、東京の日雇いでなんとか食い繋ぎながら生きていく話です。家賃を何ヶ月も滞納して、しまいには毎回追い出されて、やっとできた友人の日下部(普通の学生)にすら金を借りたり、その彼女を利用しようとしたりします。
貫太は自分にも女が欲しくて、日下部の彼女に紹介してもらおうと画策します。顔馴染みになるために三人で野球観戦にいくのですが、その時初めて彼女に会うシーン。

最低すぎる(苦笑)
こんなシーンが続いて、最初は笑えるんですが、その性格の曲がり方や言動に辟易してきます。
文章は上手いと思いました。ときどき日常的に使わないような単語を出してきますが、そういうものかと思って特に気にしませんでした。太宰に似た読みやすさがありますが、この本に限れば深みは全くない。


先行委員の意見

https://prizesworld.com/akutagawa/senpyo/senpyo144.htm#authorJ144NK

完全に高橋さんと同じ意見かもしれない。自分の型があると思えば川上さんのような意見になるかも。

唯一、石原慎太郎がベタ褒めか、picaresqueは悪役。

今回は黒だから、黒すぎて欠点が見えなくなるという意味みたい。いや欠点だらけだと思ったけど笑 でも憎みきれないどうしようもなさはある気がして、人間失格みたいな非凡なダメさを出してくれれば評価できたような気がする。でも、非凡さを出さない現実味がいいところかなとも思いました。

だいぶ期間が空いてしまいましたが、特に急ぐ理由もないので

最近は中国への旅を計画していますので、それもかけたら

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