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ウズベキスタンのトイレ事情 アラル海編

ウズベキスタンというミステリアスな国のおトイレ

ウズベキスタンのトイレ事情 プロローグでは、ウズベキスタンについての豆知識、ウズベキスタン航空の機内、タシケント空港のこと、ホテルウズベキスタンなどを紹介しつつ、素敵なカフェのやや汚めのトイレについて触れました。

本編はここからです。
2018年の9月にウズベキスタンを訪れたら思いの外気に入りまして、半年後、再びウズベキスタンを訪れたわけですが、その2回の渡航でのトイレ体験を振り返ります。

ウズベキスタンはとにかくゴミが落ちていない!

ウズベキスタンではいろんな都市を訪れました。
空港のある首都タシケント、世界遺産サマルカンド、ブハラ、ヒバ、そしてアラル海(世界史やった人なら記憶にあるかも。どんどん水が干上がっている湖です)

かつての10分の1に水量が減ってしまったアラル海

どの街にも共通して言えることですが、とにかく街がきれい。ゴミが落ちていないのです。イスラム圏だからと思っていたけれど、どうやらお隣トルクメニスタンもゴミが落ちていないそうです。
なので宗教的な理由というよりも、共産圏で培われたものなのかしら?
と思ったけれど、同じく共産圏にあったジョージアは街が汚かったです。なのでウズベク人の国民性なのかもしれません。

ウズベキスタンのトイレ総評 塩素系

街中にゴミが落ちていないくらいなので、トイレもきれいです。
トイレに入ると塩素の匂いが充満しています。
お掃除の人もいて、しょっちゅうお掃除してくれています。
塩素の匂いがすると、ありとあらゆる菌が滅菌されている気がして、それだけで安心して用を足せます。
タシケントのレストランは、使われ方が悪かっただけかもしれません。

ところが、そんなきれいなお国事情でも劣悪なものからユニークなものから何から存在しますので、記憶に残ったおトイレをいくつか。

アラル海へのアクセス拠点 ヌクスの街を抜けたハイウェイのトイレ

20世紀最大の環境破壊 アラル海

ウズベキスタンにはアラル海という巨大な湖があります。
しかし、旧ソ連時代に綿花を作るための水を無理やり引いてたか何かで干上がってしまっており、水はもはや1/10くらいしか残っていません。
この深刻な環境破壊を、水があるうちに見に行こうと、現地ツアーを利用して向かいました。このときの車が年季の入ったランドクルーザーでしたが、まるで砂漠のような道をガンガンと進む姿に、さすが世界のTOYOTA!と胸が熱くなったものです。

年季の入ったマニュアルのランドクルーザー

ウズベキスタンWorst 1! ハイウェイ沿いのボットン

アラル海は結構遠くて、5時間とかかかったのかな? 記憶がおぼろげですが。途中トイレ休憩に立ち寄ったのはハイウェイ沿いのレストラン。

こちらのレストランです。行く予定がある方は頭にいれておいてください
お食事。プロフとスープと目玉焼き?普通においしかった

ガラガラのレストランのトイレはまさかの屋外にあり、ドアをあけるとボットンでした。

ボットンくらいは耐えられます。幼少の頃も祖父母の家はボットンでしたし、山登りでもボットンは当たり前。
ですが、ここのボットンはレベルが違いました。まず掘りが浅いので、ニオイがかなり差し迫ってきます。
さらに、車が通過するたびに風がふきあげて、そのニオイが顔を髪を包み込むわけです。
何度も何度も吐き気を催しながら、用を足しました。

車に乗り込んでしばらくは、自分がそのニオイに包まれている気がして、というか、実際に自分がくさくて、窓を全開にしてニオイの粒子を飛ばしました。

アラル海のトイレ百景

アラル海博物館近くのトイレは板張り

このツアーではアラル海博物館の見学もついていて、トイレはとてもきれいだったんだけど、その前後のどちらかで訪れたレストランのトイレがまたすごかった。
ボットンの上に板を貼ってトタンで囲んでいるようなトイレだったのですが、これは劣悪で、顔をしかめた記憶。他のツアー客も、しかめっ面でトイレからでてきていたのが印象的でした。

アラル海博物館の清潔感あふれるおトイレ
紙はもちろんない。穴を板で塞いだだけのトイレ

途方もないアラル海までの道のり トイレは開放的な荒野

アラル海へ向かうためには、砂漠のようなボコボコの道をただひたすら進みます。西部劇の決闘シーンででてきそうな、丸いカサカサの植物がカサカサカサ〜と砂漠を漂っています。

いつになったら水が見えるのでしょう。
飽き飽きしてくるとふいにトイレが恋しくなります。
乾燥しているからほんのり肌寒くて、トイレも近くなるのです。
ですが、トイレなんてあるわけもなく、その辺でするしかないのです。

岩肌に隠れ、用を足しました。ドライバーさんからは隠れているものの、逆サイドからは丸見えです。
荒野を見下ろしながら、野に放つ開放感と同時に、この行いも環境破壊につながるのではないかと罪の意識に苛まれます。しかし、生理現象は止められません。あとにも先にもあんなに見通しのよいトイレ体験は初めてでした。

荒野を背景に己の体内の老廃物を放つ

アラル海のベースキャンプはバイオトイレ

アラル海のベースキャンプにはバイオトイレが設置されていました。小高い丘の上にぽつんと佇むバイオトイレ。夜中に行きたくなっても絶対行けないよ怖くて。
トイレ自体は洋式で、とてもきれいです。

トイレットペーパー完備
トイレの外観。男女兼用。かわいらしいですね

ニオイもハイウェイを経験した私にとっては赤子の手をひねるようなもの。というかほとんど記憶にないくらいなので、全く臭くなかったのだと思います。朝明るくなってから用を足しました。

ちなみにホテルはユルタと呼ばれるパオみたいなテントに泊まります。中はベッドです。お風呂もないので着の身着のまま寝ました。
外は風が強くて肌寒かったけれど、中は暖かくて快適に眠ることができました。

ベースキャンプのユルタ(パオ)中はダブルベッド1台が入るくらいのコンパクトな作り

船の墓場と化したアラル海

かつてのアラル海は漁業がさかんで、漁村として栄えていたそうです。
しかしながら今は水も干上がり、漁村として栄えたムイナクという街は、船の墓場と呼ばれています。

ムイナクの街のレリーフ

かつては缶詰工場とかもあり、漁に出ない間の伝統工芸なんかもあったのですが、現在は人もいなくなってしまって、悲しい未来へと向かっています。
というような内容の映画を、アラル海博物館では見ることができました。

かつての水源を語る缶詰と魚の骨などの発掘品

実際に打ち捨てられた船がある場所へ行くと、おそらくウズベキスタン人のツーリストが楽しそうにウォッカを飲んでいました。
もちろんご相伴に預かりました。ウズベキスタン人の、信仰も大切にしながらお酒は飲むという"ゆるイスラム”なスタイルに心地よさを覚えたのでした。

かつてアラル海で漁を営んでいたであろう船



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