【VOL.70】大阪七福神巡り|⛩️今宮戎神社・⛩️大国主神社で出会う「知らなかった福」という宝物
こんにちは。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます✨
2025年4月8日から始まった、大阪市内の歴史ある寺社を巡る「大阪七福神巡り」を、数回に分けてご紹介しています🗾
最近SNSで話題の十日戎の賑わいと笹飾りの達成感を起点に、⛩️今宮戎神社・⛩️大国主神社の魅力をお届けします。
【2日目】2025年4月11日(金) 大阪府(浪速区)
① 今宮戎神社(恵比寿神) ⛩️
② 大国主神社(日出大国神)⛩️
前回は、四天王寺・布袋堂で「静けさの中で整う」感覚を受け取りました。
今回は一転して、浪速の街の温度を感じながら、えべっさんと大黒さまをお参りした記録です。
そして、今回いちばん残ったのは、七福神巡りだからこそ出会えた"知らなかった寺社"の存在でした。
名前だけは聞いたことがあっても、実際の空気や距離感は、行ってみないと分からない。
その「知らなかった」が、参拝の瞬間に「ご縁」へと変わるのが、巡礼の面白さなのだと思います。
目次
今宮戎神社・大国主神社の基本情報
今回の流れ|えべっさんと大黒さまの「両参り」
今宮戎神社の由緒を深掘り|"西の守り"としてのえべっさん
御利益の根拠|なぜ商売繁盛なのか(恵比寿神の性格)
境内の見どころ|にぎわいの記憶が宿る場所の"余白"
大国主神社の由緒を深掘り|大国主命と「結ぶ」力
御利益の根拠|福徳開運が"生活の芯"に触れる理由
空間の意味|街の熱量と、境内の静けさの対比
参拝の体験描写|心に残る"温度"の違い
気づき・考察|「知らない」を楽しめる心は、福に近い
まとめ+次回予告
1. 今宮戎神社・大国主神社の基本情報
■ 今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)
正式名称
今宮戎神社
御祭神
事代主命(ことしろぬしのみこと)、天照皇大神、外三神
由緒
四天王寺建立の際、その西方の守護神として聖徳太子が創建したと伝えられています。
商売繁盛の神様「えべっさん」として親しまれ、1月の十日戎には100万人以上の参拝者が訪れるといわれています。
特徴的な信仰
商売繁盛の神様として大阪の商人たちから篤く信仰されてきました。
十日戎の際の「笹持ってこーい」の掛け声や、笹に福飾りをつける習慣は、江戸時代から続く伝統とされます。
主な御利益
商売繁盛、福徳円満、家内安全などのご利益で古くから信仰を集めています。

■ 大国主神社(おおくにぬしじんじゃ)
正式名称
大国主神社(敷津松之宮摂社)
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
由緒
敷津松之宮の摂社であり、江戸時代より「木津の大国さん」として親しまれています。
今宮戎神社の「えびす」と、大国主神社の「だいこく」を合わせて参拝する「えべっさん・だいこくさん両参り」の風習があります。
特徴的な信仰
大国主命は、縁結びや福徳開運の神さまとして知られます。
大阪七福神では「日出大国神」として祀られ、都会の中に静かに鎮座する貴重な祈りの場となっています。
主な御利益
福徳開運、縁結び、商売繁盛などで知られています。

2. 今回の流れ|えべっさんと大黒さまの「両参り」
この日は、今宮戎神社から大国主神社へ。
距離が近く、歩いて移動できる範囲に、えべっさんと大黒さまが並ぶように鎮座しています。
「両参り」という言葉があるのも、きっとこの距離感あってこそだと思います。
3. 今宮戎神社の由緒を深掘り|"西の守り"としてのえべっさん
今宮戎神社は、商売繁盛の「えべっさん」として親しまれてきた神社です。
特に十日戎の季節は、街の雰囲気まで変わるほどのにぎわいがある、と聞いたことがある方も多いと思います。
由緒については、四天王寺と関わりが語られ、四天王寺建立にまつわって"西方を守護する神"として祀られた、と伝わる話があります。
ここが面白いのは、「商売繁盛」という分かりやすい御利益の背後に、"街を守る""暮らしを支える"という、少し広い視点が見えてくるところです。
商いは、一度の成功だけでは続きません。
日々の積み重ねがあって、ようやく成り立つと思います。
えべっさんの信仰は、その"続ける力"を支えるものとして、街に根づいてきたのかもしれません。
生活に密着した信仰の場として、多くの人が訪れるのもうなずけます。
4. 御利益の根拠|なぜ商売繁盛なのか(恵比寿神の性格)
恵比寿神は、七福神の中でも特に「生活に近い」神さまに感じられます。
財や福をもたらす存在でありながら、豪奢さよりも、日々の営みの延長線にいるような印象です。
商売繁盛の御利益が語られる背景には、
「働くこと」
「人と関わること」
「場を整えること」
そういった、暮らしの中心にある行為を肯定してくれる性格があるのだと思います。
十日戎のにぎわいのテンションの高さは、単なるお祭り騒ぎではなく、街が一年の始まりに"商いの気持ち"を一つにする儀式のようにも見えます。
一方で、今回の参拝は春の朝。
境内は思っていたより落ち着いた空気でした。
「商売繁盛」は"勢い"だけでなく、"姿勢"なのだと感じられました。


5. 境内の見どころ|にぎわいの記憶が宿る場所の"余白"
今宮戎神社は、にぎわいのイメージが強い場所ですが、実際に境内に立つと、意外なほど"余白"がありました。
■ 本殿
社殿の前に立ち、えべっさんの前で手を合わせると、自分の「器」を一度空っぽにしてもらえるような気がします。
「商売繁盛」を願うとき、それは時に焦りとセットになりがちです。
「もっと伸ばさないと」
「もっと結果を出さないと」
そんな前のめりな気持ちが先走るほど、いつの間にか視界は狭くなっていくものです。
でも、この日の境内は、決して焦りを煽るような空気ではありませんでした。
むしろ、パンパンに膨らみすぎた心の空気を、そっと抜いてくれるような感覚。
「一度フラットに戻して、また明日から新しい風を入れなさい」
そう言ってすべてを包み込んでくれるような“戻し方”に、えべっさんの底知れない懐の深さを感じました。

■ 笹授与所(十日戎の記憶)
SNSでは、笹授与所が穴場的に語られているようです。
「エンドレスで歌が流れる中、笹を手に入れ」る体験や、飾りを付ける過程の達成感が印象的だといいます。
「皆様バンバン付けてハッデハデ」という言葉からは、十日戎の熱気が伝わってきます。
今回の参拝は春でしたが、その記憶が境内のあちこちに宿っているような気がしました。
※2026年2月より本殿屋根葺替工事が開始予定です。
一部立ち入り制限がある可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
6. 大国主神社の由緒を深掘り|大国主命と「結ぶ」力
続いて参拝した大国主神社は、大国主命(大国主大神)をお祀りする神社です。
大国主命は、縁結びの神さまとして広く知られますが、縁結びは恋愛だけではありません。
人と人の縁。
仕事の縁。
土地や場所との縁。
タイミングとの縁。
大国主命の神話には、困難を越えながら国づくりを進め、最終的に「譲る」という選択をする物語が残ります。
力で押し切るのではなく、調整し、結び、次へつなぐ。
その姿が、縁結びや福徳の御利益につながっているのだと考えられています。
この「結ぶ」という力は、決して表立って主張するようなものではありません。
むしろ、気づかないほど静かに、解けないようにしっかりと、私たちの日常の隅々にまで浸透していく。
そんな、控えめでありながらも揺るぎない力なのだと感じました。
だから、大国主さまは都会の中でも静かに信仰され続けてきたのだと思います。
大国主神社は、敷津松之宮の摂社として江戸時代より「木津の大国さん」として親しまれてきたといわれています。
今宮戎神社のえびすさまと合わせて参拝する「えべっさん・だいこくさん両参り」の風習は、大阪の人々の暮らしに深く根づいた信仰の形なのです。


7. 御利益の根拠|福徳開運が"生活の芯"に触れる理由
福徳開運という言葉は、どこか大きな変化を想像させます。
けれど、参拝して感じたのは、もっと身近で具体的な感覚でした。
たとえば、
「無理をしない順番を選べるようになる」
「大事なものを先に守る余裕ができる」
「人との距離感を心地よく整えられる」
そうやって、日々の生活における「判断」が少しずつ整っていくこと。
大国主命の神話は、何かを一発でひっくり返す魔法ではなく、丁寧な「結び直し」と「積み重ね」の物語です。
だからこそ、福徳開運もまた、私たちの生活のすぐ隣で静かに働く御利益として語り継がれてきたのでしょう。

8. 空間の意味|街の熱量と、境内の静けさの対比
今回の二社は、距離が近いのに、空気がまったく違いました。
今宮戎神社は、街の熱量を背負う場所。
大国主神社は、都会の中に"静けさの芯"を持つ場所。
この対比が、七福神巡りを「深い体験」にしてくれた気がします。
福というものが、ただ増えるだけなら片方だけでもいいのかもしれません。
でも実際は、「にぎわいの中で前へ進む力」と、「静けさの中で守る力」
その両方が必要になるのです。
えべっさんと大黒さまを続けて参ることで、「福」にも種類があることを体感できました。
大国主神社の境内は、浪速区のビルが立ち並ぶ街中にありながら、一歩鳥居をくぐると静かな時間が流れていました。
「街の一角にある小さな神社」という印象ですが、その静けさこそが、日々の忙しなさで強張っていた心をゆっくりと解いてくれるのだと感じました。
9. 参拝の体験描写|心に残る"温度"の違い
今宮戎神社と大国主神社。
この二社を巡って強く残ったのは、境内に足を踏み入れた瞬間の「温度差」のような感覚でした。
鳥居をくぐり、手を合わせる。
街の音が完全に消えるわけではありませんが、不思議と心のほうが先に落ち着きを取り戻していきます。
この内面が切り替わる感覚こそが、今回の参拝の醍醐味でした。
「商売繁盛」と聞くと、つい勢いや賑やかさをイメージしがちですが、私にとってはむしろ“姿勢を整える”場所のように感じられました。
特に大国主神社では、一歩進むごとに空気の密度が変わり、余計な情報が静かに削ぎ落とされていく。
その静寂の中で浮かび上がるのは、「今、自分は何を求めているのか」という、たった一点です。
今宮戎神社が「街の熱量に近い福」だとしたら、大国主神社は「芯を守る福」。
参拝を終える頃には、「結び直す」という言葉が自然と胸に落ちてきました。
何かを劇的に変えるというより、日々の生活における判断を少しずつ整えていく。
そんな、地に足のついた福徳の形があるのだと、改めて実感した時間でした。
10. 気づき・考察|「知らない」を楽しめる心は、福に近い
今回の感想として、いちばんしっくりきたのは、七福神巡りなどで、知らなかった神社仏閣や由緒を知ることは、心を柔らかくするということです。
これは、単に知識が増えるという話ではないと思います。
"知らない"を恥ずかしがらずに、素直に触れてみる。
その姿勢自体が心を柔軟にし、人の縁も、出来事の縁も、結び直しやすくしてくれます。
結果として、福が入りやすくなるのでしょう。
知らない場所へ行く。
知らない由緒を知る。
知らない空気に身を置く。
そのたびに、自分の中の決めつけが少しずつほどけていきます。
ほどけたところに、次のご縁が入ってくる。
今日の二社は、その流れがとても分かりやすい参拝でした。
長年近くで暮らしていても、実は「知らない」場所がこれほどまでに多いという驚きがあります。
今回訪れた二つの神社も、名前は聞いたことがあっても、その境内の空気感や歴史までは深く知りませんでした。
目的を持って巡ることで、自分の世界が少しずつ広がっていくような、心地よい充足感を得られたように感じます。
11. まとめ
今宮戎神社と大国主神社は、距離は近いのに、福の性格が違うように感じました。
にぎわいの中で背中を押してくれる福。
静けさの中で芯を守ってくれる福。
そして何より、七福神巡りだからこそ出会えた「知らなかった寺社」が、視野を広げてくれました。
この回の要点を3つにまとめると、こうなります。
えべっさんの商売繁盛は"勢い"ではなく"姿勢"を整える御利益
大黒さまの福徳開運は"結び直し"と"生活の芯"に触れる力
「知らない」を楽しむ心が、ご縁を広げ、福を招く
今回訪れた二社は、「両参り」という言葉があるように、セットで参拝することに意味がある組み合わせでした。
片方だけでは得られない、バランスのとれた福がそこにはあります。
次回は、寳満寺 大乗坊・法案寺・長久寺・三光神社、そして結願までをお届けします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの次の旅へと、背中をやさしく押せますように。
どうか良い一日をお過ごしください。
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