「見えているのに失敗する」プロジェクトの危険な共通点
進捗が見えているのに遅れるプロジェクトの共通点
「進捗管理はしていた、、、はずなのに、なぜ大きく遅れたんだろう」
「普通に順調に進んでいたのに、最後になぜ完遂できなかったんだ」
これは、遅延したプロジェクトで必ず聞く言葉です。
実際、
・週次会議もある
・進捗表もある
・ガントチャートも更新している
一見すると、管理されているように見えます。
しかし、なぜか最後に崩れる。
私は会社員時代、大型案件をいくつも見てきましたが、遅れるプロジェクトにはある共通点がありました。
それは、
“見えているつもり”になっている
ことです。
「進捗」と「問題」は別物なんです!
1.リスク管理をしっかりしているか
多くの現場では、
「今どこまで進んでいるか」
は見ています。
しかし本当に重要なのは、
「何が危険なのか」
です。
例えば、
・担当者が疲弊している
・仕様が曖昧
・意思決定が止まっている
・関係部署が噛み合っていない
こうした“火種”は、進捗表には出ません。
にも関わらず、
数字だけ見て「順調です」と判断してしまう。
これが危険です。
2.良い報告は遅くても良いが、悪い報告は早く!
遅れるプロジェクトは「悪い情報」が上がらない
という共通点があります。
それは、
現場が本音を言えない
ことです。
・遅れを報告しづらい
・問題を言うと責められる
・「なんとかします」が増える
すると何が起きるか。
表面上は順調に見える。
しかし裏では崩れ始めている。
そして最後に、一気に爆発します。
これは珍しい話ではありません。
むしろ大規模案件ほど起きます。
トラブルを隠す、あるいは報告しない
ので捨て置かれてしまう。
本当に良くありました。
これをやられると対応が遅いため
解決策がもっと早い段階ではたくさん
あったはずなのに、プロジェクト
チームが知った時には
選択できる解決策がほとんどなかった
しかも、火消しに追われる
こんなことが本当に多く起きていました
3.会議ばかり続く
会議が増えるほど危険な場合もある
遅れているプロジェクトほど、
・会議が増える
・資料が増える
・報告が細かくなる
傾向があります。
一見すると管理強化です。
しかし実態は、
「動けなくなっている」
場合があります。
つまり、
管理そのものが目的化している。
これでは前に進みません。
このパターンも多かったですね。
問題を言わない
そして、問題が爆発
管理部門の管理強化
会議がめちゃくちゃ増えるのに
何も解決しない
恐ろしい状態です
では、どうすればいいのか
重要なのは、
「進捗を見る」のではなく
「崩れる兆候を見る」
ことです。
例えば、
・担当者が無理をしていないか
・判断待ちが増えていないか
・仕様変更が積み上がっていないか
・会議だけ増えていないか
こうした“違和感”を拾う。
4.プロジェクト管理の本質とは
プロジェクト管理とは、本来こちらです。
「問題が出ること」を前提にする
もう一つ重要なのは、
問題ゼロを目指さない
ことです。
プロジェクトで問題は必ず起きます。
問題なのは、
「問題が見えなくなること」
です。
だからこそ必要なのは、
・早く出す
・小さいうちに共有する
・責めずに修正する
この空気です。
まとめ
遅れるプロジェクトは、突然崩れるわけではありません。
ほとんどの場合、
最初から兆候は出ています。
ただ、多くの組織はそれを見ていない。
あるいは、見えていても触れません。
なぜなら、
「問題を認めると面倒だから」
です。
しかし、本当に危険なのは問題そのものではありません。
問題を言えない空気です。
もしあなたの組織で、
「管理しているのに、なぜかうまくいかない」
状態が続いているなら、見るべきは進捗表ではないかもしれません。
現場が、本音を言える状態になっているか。
そこを一度見直してみる必要があります。
