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高配当株は利回りだけで選ばない| 27歳投資歴4年のリアルな考え方


皆さんは高配当株を選ぶとき、何を見て買う判断をしていますか。

僕は最近、「高利回りかどうか」よりも、もっと大事な見るポイントがあると感じています。

今回は、投資歴4年の中で自分なりに辿り着いた考え方を書いてみます。


そもそも高配当株とは何か

そもそも高配当株の基準とは何でしょうか。

一般的には、配当利回り3〜4%以上の銘柄を高配当株と考えることが多いと思います。
これは半分正解で、半分間違いだと僕は考えています。

確かに配当利回りは大切です。
ただ、利回りの高さだけで良い高配当株かどうかは判断できません。
むしろ、それ以上に重要なポイントがあると感じています。

現時点で僕が重視しているのは次の6つです。

・その企業に成長余地があるか
・財務は健全か
・業績は安定しているか
・増配傾向にあるか
・配当性向に無理はないか
・業種を分散させること



1. その企業に成長余地があるか


高配当株というと成熟企業をイメージしがちですが、僕は成長余地も重視しています。
配当によるインカムゲインを得ながら、企業価値の成長によるキャピタルゲインも狙えれば、より理想的だと考えているからです。


現時点で、僕が成長と配当の両立を期待できると考えている例を挙げると、

・三菱商事のように株主還元と成長の両立を目指   
 す企業

・任天堂のように、成長余地を感じる企業

・積水ハウスのように、安定した配当成長が期待
 できる企業

こうした企業に魅力を感じています。

僕は高配当株でも、単に成熟して配当を出しているだけでなく、今後も利益成長が期待できるかを意識して見ています。

配当の原資は結局企業の利益なので、成長は将来の増配余地にも繋がると考えているからです。


2.財務は健全か


そして成長と同じくらい重視しているのが、財務の強さです。
どれだけ利回りが高くても、財務に無理があれば安心して長期保有しづらいと考えています。

まず僕が見るのは自己資本比率です。
借金に頼りすぎず、財務基盤がしっかりしている企業の方が、長期で持つ上で安心感があると考えているからです。
景気後退局面でも耐えやすい企業か、という視点でも見ています。

次に見るのがキャッシュフローです。
利益が出ていても現金が伴っていなければ、配当の持続性には不安が残ると考えています。

そしてROE(自己資本利益率)も参考にしています。
ROEとは、株主のお金を効率よく使って利益を生み出せているかを見る指標です。
企業の稼ぐ力を見る上で参考になると考えています。

同じような指標でROAというものがあります。
ROAとは、会社全体の資産をどれだけ効率よく使えているか、いわゆる経営効率を見る指標です。

イメージ的には

ROE=株主目線での稼ぐ力
ROA=会社全体目線での稼ぐ力

高配当株投資では、ROEほど重視されることは多くない印象ですが、資産規模の大きい企業を見る際には参考になると考えています。

例えば、商社や銀行などの金融、設備産業などでは、保有する資産をどれだけ効率よく利益に変えられているかを見る上で参考になります。

僕自身、商社などを見る際には補助的に意識することがあります。


そして財務の健全性と並んで、僕は業績の安定性も重視しています。



3.業績は安定しているか


僕が業績の安定性を見る際に、重視しているポイントは3つあります。

まず見ているのが売上や利益の推移です。
一時的ではなく、継続的に成長・安定しているかを意識しています。

次に景気で業績がブレないかも意識しています。
景気後退で業績が大きく崩れないか見ています。


最後に見ているのはPER、PBRです。
PERは利益に対して株価が割高か割安か、PBRは純資産に対する株価水準を見る指標で、企業価値を考える上で参考になると考えています。

ただ、PERやPBRは「何倍なら絶対割安」というものではなく、業種や企業によって見方は変わると考えています。
その上で僕は、一つの目安として同業他社や過去水準と比べて割高ではないかを見るようにしています。

僕自身、目安としてPERが過熱していないか、PBRが割高になりすぎていないかは気にしています。
ただ、数字だけで機械的に判断するより、同業他社との比較や、その企業の質と合わせて見ることを重視しています。

一般的な目安としては、

・PER 10〜15倍台 →比較的割安と見られる
・PER20倍超 →成長期待を織り込んでいる
・PBR 1倍割れ→純資産より評価が低い
        つまり市場が割安評価

ただ、これは業種によって異なります。
例えば任天堂と三菱商事ならPERやPBRの水準も異なるため、比較になりません。

指標は答えではなく、判断材料の一つとして見ています。

僕はPERやPBRを「安いから買う」ためではなく、割高づかみを避けるための確認材料として見ることが多いです。

こうした業績面に加えて、僕が重視しているのが増配傾向にあるかどうかです。
高配当株は今の利回りだけでなく、将来的に配当が伸びていくかも重要だと考えています。


4.増配傾向にあるか

僕は「高配当」より、「育つ配当」に魅力を感じています。

僕が見ているポイントは、次の3つです。

・連続増配しているか
・累進配当方針があるか
・配当を無理なく伸ばせるか

※累進配当とは、原則として減配せず、維持または増配を目指す配当方針のことです。
長期で配当を受け取りたい高配当投資では、安心材料の一つになると考えています。

例えば積水ハウスは、累進配当方針を掲げている企業の一例として注目しています。
配当利回りだけでなく、こうした株主還元姿勢も魅力だと感じています。

そして「無理なく増配できるか」は、次に書く配当性向とも関わる重要なポイントだと考えています。


5.配当性向に無理はないか


次に重視しているのが、配当性向に無理がないかどうかです。
配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どれだけを配当に回しているかを示す指標です。

配当性向が高すぎる企業は、何かあったときに減配するリスクが大きくなると考えているため、僕はここを重視しています。
業績悪化や景気後退があった際、無理な配当は維持しづらくなる場合もあるからです。

僕は、利回りの高さより、その配当が無理なく続けられるかを重視したいと考えています。


6.業種を分散させること


そして最後に、個別企業だけでなく、ポートフォリオ全体で業種を分散させることも重視しています。

業種が偏ると、その業種自体が不調になったときに影響を受けやすくなるため、分散は重要だと考えています。

また、景気敏感株とディフェンシブ株を意識して組み合わせることも大切だと考えています。

例えば、商社や銀行などの景気敏感株、通信やインフラなどのディフェンシブ株を分散させておくことで、リスクの偏りを抑えやすくなります。

減配が起きた場合でも、他業種で補える可能性があるため、バランスよくポートフォリオを組むことを意識しています。

高配当株投資は、良い銘柄選びだけでなく、組み合わせも重要だと考えています。



最後に...


現時点での、僕が高配当株を選ぶときのリアルな考え方を書いてみました。
まだまだ学ぶことは多いですが、これからも決算資料や企業のIR資料を読み込みながら、高配当株投資を続けていこうと思います。

僕は今こういった考え方で選んでいますが、皆さんが重視しているポイントも、よければ教えてもらえると嬉しいです。

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