中小企業診断士養成課程とは?#養成課程#中小企業診断士#中小企業大学校#TAC
みなさんはじめまして!初投稿のカトケンです。簡単に自己紹介すると、私は昭和63年生まれの36歳で愛知県の信用金庫に勤めています。最近は元陸上自衛隊の鬼教官が経営しているジムで筋トレに励み、意思の弱い自分と日々戦う毎日を過ごしています。この記事を読んでいただいている方々に私のことをザクッと一言で伝えようとすると「#勢い系の営業マン」が8割合っていますのでよろしくお願いいたします(笑)
私はその名の通り、20代は営業一筋で邁進してきました。しかし、20代後半から30歳前半にかけて、お客様に「ありがとう」と言われることよりも、自分がお客様に「ありがとう」と伝えている場面が多いと感じ始め、営業目標の達成に執着するあまり、本質的な価値提供が自分自身はできていないのではないかという疑念が生じていきました。また、その頃から経営者との対話において、相手の視座が高くなるほど、自身の未熟さをより痛感するようになっていきました。そのような中、地域のよろず相談窓口や中小企業診断士を有する方々と出会い、経営者の課題に寄り添い、専門的な知見をもって助言する姿に強い感銘を受け、私もそのような立場で企業支援に携わりたいと考え、中小企業診断士を目指す決意を固めました。そして、単なる資格取得にとどまらず、実践的なスキルを徹底的に鍛え上げる場として中小企業大学校の「中小企業診断士養成課程」を選択しました。本記事では、その経験を共有したいと思います。

1. 養成課程の概要
中小企業大学校が提供する「中小企業診断士養成課程」は、半年間の集中的なカリキュラムを通じて、中小企業診断士として必要な経営戦略、財務分析、マーケティング、組織マネジメントなどの知見を体系的に学ぶプログラムです。特に、診断実習がカリキュラムの中核をなし、実際の企業を対象にコンサルティングを行うことで、理論と実践を融合させた学習が可能となります。
本課程を修了すると、中小企業診断士の二次試験が免除され、口述試験に合格すれば資格登録が可能となるため、試験対策とは違く角度の実務スキルの習得が期待できます。
私は勤務先の制度で、1次試験に合格することを条件に、中小企業大学校への半年間の赴任が認められる制度がありましたので、一次試験合格後、中小企業大学校の論文試験・面接試験を受験し無事合格。よって地元愛知県を離れ半年間、東京都東大和市にある中小企業大学校の「東大和寮」にて生活をすることができました。
リンク
中小企業診断士養成課程(東京校のみ) | 中小企業大学校 | 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

2. 養成課程の特徴とメリット
(1)96名の集団生活と多様な受講生
私が参加したのは、令和6年3月25日から9月20日までのカリキュラムでした。受講生の内訳は、信用金庫職員22名、信用保証協会21名、銀行14名、商工会連合会8名、商工会・商工会議所9名、中小企業団体中央会4名、信金中央金庫、中小企業基盤整備機構、商工中金、その他多数と、多様なバックグラウンドのメンバーが集まる環境で、異なる視点からの意見交換が活発に行われました。あ、ちなみに読んでいる方で気になる方も多いかもしれないので一応お伝えしておくと、サラリーマンではない個人参加は2名のみでした。ほとんどの方が会社経由で全国から集まり寮生活を送っている状況です。
寮生活では、部屋にテレビはなく、まさに学習に専念せざるを得ない環境が整えられていました。一方で、各フロアに設けられた談話室では、受講生同士が夜な夜な集まり、授業の振り返りや今後のキャリアについて語り合う場となりました。このような濃密な人間関係の構築は、本課程ならではの貴重な経験です。


(2)診断実習での苦悩と成長
本課程の最大の特徴は、計5回にわたる企業実習です。各実習は約2週間のプロジェクトで、8名程度のチームを編成し、専属のインストラクター2名の指導のもとで実施されます。最終的には、5段階評価の成績表がつけられ、一定の基準を満たさなければ卒業は許されません。
序盤から実習での班長(プロジェクトリーダー)の経験を事務局より強く勧められますが、当初、私は班長を務めることに躊躇していました。議論を円滑に進めるためには、論点の整理、議論の目的の明確化、チームメンバー間の意見調整といった高度なスキルが求められるからです。優秀なメンバーに圧倒され、中々立候補ができなかったことを今でも鮮明に覚えています。
しかし、最終の第5回目の実習では意を決して班長を務め、プロジェクトマネジメントの実践的な経験を積むことができました。答えのない問題に対して複数の視点を統合し、納得感のある結論を導き出すプロセスは想像以上に困難でした。その時に頼りない私を支えてくれた仲間には本当に感謝しています。実習で苦楽を共にした仲間達は一生の財産になると思います。
(3)実践的なロールプレイングと学び
ロールプレイングの授業も極めて実践的で印象深いものでした。講師陣は個性豊かで、急に怒り出したり、難解な質問を投げかけたりと、受講生を追い込むスタイルを取っていました。これは単なる知識の習得ではなく、現場対応力や瞬発的な問題解決力を鍛える狙いがあったのだと思います。
3. まとめ
中小企業大学校の養成課程は、単なる資格取得のためのプログラムではなく、実務に直結する高度なスキルを磨く場です。長い歴史を持つこのプログラムには、実践的な経営コンサルティングを学ぶためのノウハウが蓄積されており、多彩な講師陣の指導のもとで、飽きることなく知識とスキルを習得することができます。
そして、全国から集まる受講生とのネットワークは、将来的に中小企業支援を行ううえで何よりの財産となります。これから中小企業診断士を目指す方は、独学や試験対策だけでなく、「養成課程」という選択肢もありますよ。
そういえば、ある講師から投げかけられた「中小企業診断士と民間のコンサルタントの違いは何か?」という問いも非常に示唆に富むものでした。みなさんはどんな中小企業診断士になりたいですか?みなさん様々な想いを持って受験を決断したと思います。是非理想の自分自身の姿をニヤニヤ妄想しながら、試験勉強を楽しみながら頑張ってくださいね。
