不適切な教師のニュースを聞くと不安になりませんか?自分ができることを考えてみた
赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれているアクティブリスニングを実践中の畑中です。
教室マルトリートメント
先日読んだ『無自覚にやっている?子どもを傷つける「教室マルトリートメント」とは』によると、マルトリートメントという不適切な関わりが、家庭だけではなく、教室でも行われているそうです。
例えば、
威圧的・高圧的な指導をする
事情を踏まえず頭ごなしに叱る
忘れ物をしたときや漢字の「とめ・はね・はらい」に必要以上にダメ出しするなど、子どもたちの意欲を失わせるような対応が該当します。
解決策として、教育現場の管理職や先輩が、率先して自分の失敗や反省をフランクに自己開示し、トライ&エラーが認められる朗らかな雰囲気をつくっていくことや、教育委員会や文科省が教育現場とラポール(信頼関係)を築くことが大切だと書かれています。
組織構造の問題もあるので、なかなか根が深い問題です。
学校の問題を聞いた時に、過度に不安がらない
学校の問題を指摘する情報ってあふれていますよね。
その情報に触れるたびに、学校に通わせることへの不安や、自分の子育て期間中に劇的な改革は、期待できないだろうなと不満や諦めを感じます。
そして、私は、その情報に触れたときに、公立の学校ではろくな関わりや教育を受けられないので、公立以外の学校に行かせよう!親が子どもに最適な教育環境を整えなければ子どもが困ることになる!など、過度な反応をしないように気をつけています。
国立・私立の中学受験に立ち向かえる成熟した子どもや家庭環境、その他、インターナショナルスクールなどの環境を無理なく子どもへ提供できる家庭は、そうすればいいでしょうが、そうでないからといって、焦りは禁物です。
心配の子育ては、過干渉につながるからです。
過干渉は、子どもが失敗することを不安に思って、先回りして正解を与えようとする態度です。
子どもは、ある程度のスペースを与えられて思考錯誤することによって、様々な力を伸ばしていき、自己肯定感もその中で育まれていきます。
学校の様子を子どもからしつこく聞きだしたり、子どもがちょっと口にした学校の嫌なことや不満や困っていることを、子どもが望んでいないのに、親が学校に相談をしたりすることは、子どもの健やかな成長に、悪影響しか与えません。
学校側からしたら、そのような親はモンスターペアレントに見えるでしょう。本来、親にも責任があるようなことであっても、自分側の非を認めず全面的に先生などの他人に要求をしているからです。
まずは、自分が我が子に適切な関わりができることが大切です。
とはいえ、大切な我が子であるにも関わらず、怒って大きな声を出してしまうことってありませんか。恥ずかしながら、私はあります。
先生も人間です。すべてを先生に求めること自体、おかしいですよね。
私は、仕事で研修をすることがありますが、事前準備に時間がかかります。
その経験から考えると、小学校の先生が、毎日、新しい単元の授業をすることだけでも、すごいなと思います。さらに、体育でダンスやプールもやって。
新型コロナウイルスの影響で、たびたびオンライン授業の様子も見ました。複数の自由な子どもたちを相手に、本当によくやってくださっているなと感じました。
親の対応に時間を取られたり、親の評価に気を取られて、子どもの話を真摯に聞くための時間や気持ちの余裕をなくしてほしくありません。
親の不満や不安を先生にぶつけるのはやめるようにしている
学校で出会う先生は、自分たちで選ぶこともできませんし、運まかせです。
自分でコントールできないことに、不安や不満を持っても、問題解決はできません。
昨年、小学校4年生だった長男が担任の先生と相性が悪く、困っていました。その頃のエピソードを『小4長男はいじめっ子?!アクティブリスニングで解決にたどりつく』で紹介しています。もしよろしければ、ご覧ください。
担任の先生を変えることもできないですし、先生の正義もあります。
ここをコントロールしようとすると、ストレスになるので、意識して手放すようにしています。
諦めにも見えるこの手放しは、ただでさえ忙しい先生たちが、批判にさらされて、疲弊しないことにつながるように思います。
先生たちは、教育現場の構造の問題を個人の能力として語られることで、被害者になっているように思うことがあります。
まずは、「よく頑張っている」と苦労をねぎらい、安心してもらうことが必要です。どんな人でもその人なりに頑張っています。人間は、現状を受け入れてもらい安心すると初めて変わろうと思えます。
私が学校の先生にできることは、「ありがとうございます」の部分を探して、そこから先生との信頼関係をスタートさせることです。
親の不安を先生たちにぶつけて、また先生たちが働きにくくなり、その悪影響が子どもたちにいかないようにしたいものです。遠回りのようですが、私にできる小さなことのように思います。
子どもたちは、外の世界で頑張っている
とはいえ学校の問題もありますので、子どもたちが、学校で不適切な関わりをされることもあるでしょう。
それは組織構造の問題もあり、早急な解決は望めそうにありません。
でも、私は、外の世界で頑張っている子どもの話を、家庭で聞いてあげることができます。アクティブリスニングは、お金もかからず、誰でもできます。
問題が指摘される学校であっても、そこに通い、学び、頑張っている子どもに私ができることは、子どもが感じたことや、考えたことを話し出したときに、すべて、そのままを聞いてあげることです。
これで、教室マルトリートメントの傷を癒すこともできます。
マルトリートメント
マルって、○?
トリートメントって、手当てよね?
マルトリートメントっていいことじゃないの?と思ったあなた。
まずは、サイトをご覧ください。
『サイエンスゼロ マルトリートメントが脳を「委縮」「肥大」させる・・・”子どもの脳”を守れ』
もっと、深く知りたいと思った方は、『子どもの脳を傷つける親たち』(著:友田明美)がおすすめです。
関連サイト:防ごう!まるとり マルトリートメント
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