【Apple】結局Apple Intelligenceって何?
こんにちは。11月に入って急に気温がぐっと下がり、気象庁の区分的には『秋』なのに、我々的には『冬』に感じてしまいますね。もう『春夏秋冬』じゃなくて『春夏夏冬』です。
まぁこんな会話は置いておき、本題に入りましょう。
1.「Apple Intelligenceってそもそも何?」
Apple Intelligence(読み方:アップル インテリジェンス)は、2024年6月10日(日本時間:2024年6月11日)にWWDC2024の基調講演で、オンデバイス(小規模言語モデル)をベースとして自社サーバーでの処理(大規模言語モデル)を組み合わせたシステムとして発表されました。言わば最近流行りの『AI』です。
背景
Appleは2011年にiPhone 4SでSiri(読み方:シリ)をリリースし、自社製品に人工知能機能を初めて実現しました。カルフォニア大学バークレー校のトレバー・ダレル教授によりますと、AppleはSiriのリリース後数年間、人工知能の運用を秘密にすることに尽力し、同社の秘密は大学院生を抑止しました。
その後2015年にAppleは人工知能チームを拡大し始め、より多くの科学論文を出版し、AI業界の研究グループに参加することにより、取り組みをオープンにしました。また、2016年から2020年にかけてより多くのAI企業を買収しました。
2017年、Appleは一般的な機械学習タスクの高速化のため、初のNeural Engineを備えたA11 Bionicチップを搭載したiPhone8/8 Plus(アイフォーン エイト/エイト プラス)とiPhone X(アイフォーン テン)をリリースしました。人工知能への投資にもかかわらず、Siriは外部の専門家とApple内部の両方から、他のAIアシスタントに遅れをとっていると批判され続けていました。
2.「Apple Intelligenceで何ができるの?」
文章を書いたり、自分を表現したり、タスクを簡単にこなせるように。Apple Intelligenceは、あなたのiPhone、iPad、Mac、そしてApple Vision Proに組み込まれています。もちろん、あらゆる段階であなたのプライバシーを守る画期的な機能を備えています。

Apple intelligenceは、以下のことができます。
コミュニケーション
Apple Intelligenceは、毎日のコミュニケーションをシンプルにして、あなたが大事なことに集中し続けられるようにします。ライブ翻訳で言語の壁を超えてコミュニケーションする。作文ツールで、思い通りのトーンの文章にする。重要な通知を優先して表示して、気が散る原因を最小限に抑えることもできます。
ライブ翻訳
ライブ翻訳をオンにすると、メッセージアプリのテキストを自動翻訳したり、FaceTimeでライブ翻訳されたキャプションを表示したり、電話アプリで会話の翻訳を読み上げさせることができます。

作文ツール
賢い作文ツールはコミュニケーションの方法を一変させます。書いた文章を校正する。思い通りのトーンや言葉づかいになるまで、いくつものバージョンを提案する。選択した文章の要約も、たった1回タップするだけ。文章を書くほぼすべての場面で活躍する作文ツールは、他社製アプリでも使えます。

要約
長い留守番電話の内容を短くしたり、メモや録音した通話の内容を要約したり、メールアプリで1回タップするだけでEメールを要約できます。

スマートリプライ
メールのスマートリプライを使って、詳しく正確に返信の下書きを作成しましょう。Apple IntelligenceはEメール内の質問を特定して、適切な回答の候補を提示。数回タップするだけで、主要な質問への回答を含めたあなたの返信を準備することができます。

さまたげ低減
さまたげ低減は、急いで確認する必要があると思われる通知だけを強調する集中モードです。スタックの一番上に表示される通知優先は要約されているので、最も重要なことを一目で確認できます。

メールの優先メッセージ
メールの優先メッセージは、今日中に返事が必要な招待や午後に乗るフライトのチェックインリマインダーなど、緊急のメッセージを受信ボックスの上部に表示します。

画像
楽しいオリジナルの画像を、アプリ内からImage Playgroundを使って直接作れます。Image Playground専用のアプリも用意しました。アニメーション、イラスト、スケッチといったスタイルを試してみたり、新たに増えたChatGPTのスタイルを選んでみたり。画像マジックワンドを使って、ラフスケッチをもとに関連性の高い画像を生成してメモに加える。写真アプリでカスタマイズしたメモリムービーを作る。ジェン文字を使って友達をインスピレーションにした画像を作ることもできます。

クリーンアップツール
写真の中の不要なものは、写真アプリのクリーンアップツールで消すことができます。Apple Intelligenceが背景にあるものを特定し、タップ1回で削除。元の写真に忠実に、自然に仕上げます。

Image Playground
楽しいオリジナルの画像を、アプリ内でImage Playgroundを直接使って作れます。アニメーション、イラスト、スケッチといったスタイルを試してみたり、新たに増えたChatGPTのスタイルを選んでみたり。ジェン文字で家族や友だちのインスピレーションにした画像を生み出す時の自由度も広がりました。

画像マジックワンド
画像マジックワンドは、あなたがメモアプリで書いたラフスケッチを関連性の高い画像に変換します。指またはApple Pencilを使ってスケッチを円で囲むと、画像マジックワンドが周囲の内容を分析してビジュアルを生成。何もしない空白部分に縁を描けば、周囲のコンテクストから導き出したぴったりの画像を作ります。

メモリムービー
見たいストーリーがあるなら、写真アプリから直接自分だけのメモリムービーを作成しましょう。説明を入力すると、Apple Intelligenceがそれに最適な写真やビデオを選択。さらにテーマを選択してユニークなチャプターを持ったストーリーを構成。オリジナルのムービーに仕上げます。

写真とビデオの検索
写真アプリにある写真とビデオの検索は、説明を入力するだけ。Apple Intelligenceは、たとえばそれがビデオクリップ内の特定の瞬間でも、ピンポイントで見つけ出します。

ビジュアルインテリジェンス
外出先でも、自宅でも、iPhoneが手元にあるときは、目の前にあるものについて詳しく調べてみましょう。ポスターから、瞬時にカレンダーのイベントを作成する。今見ているものを要約する。冷蔵庫にある食材を使ったレシピのアイディアなどを質問する。しかも、よく使うアプリをシームレスに横断して検索を実行できるので、オンラインで見つけた服を変えるお店を探したい時などに便利です。
作業効率化
あなたがタスクをこなせるように、Siriが日々のあらゆる場面でお手伝いします。しつでもSiriに話しかけるか、タイプ入力してください。あなたのApple製品について新しいことを学んだり、必要なときはChatGPTの幅広い知識を活用することもできます。さらに、ショートカットアプリにApple Intelligenceが登場。ワークフローがスピードアップします。

Siriへのタイプ入力
声に出したくないときは、iPhoneやiPadの画面の下部をダブルタップ。システムのどこからでもSiriにタイプ入力できます。

膨大な製品知識
Siriは、あなたのデバイスの機能や設定について膨大な製品知識を持っています。iPhone、iPad、Macで初めてのことをする方法を知りたいときは、何でもSiriに聞きましょう。一瞬でユーザーのためにステップバイステップのガイドを用意します。

Apple Intelligenceのショートカット
Apple Intelligenceのモデルや、文章を要約する作文ツール、画像を生成できるImage Playgroundなどの機能を使ってパワフルなショートカットを作れば、ワークフローが加速します。

Workout Buddy
Workout Buddyが、さらに背中を押します。あなた向けの励ましの言葉を生成、そのエネルギーもスタイルもトーンも、ワークアウトに最適です。
なお、この機能は英語のみで利用でき、日本語では利用不可能とのことです。

オンスクリーン認識機能
Apple IntelligenceはSiriにオンスクリーン認識機能をもたらします。画面の内容を認識してアクションを実行できるので、友だちがメッセージで新しい住所を送ってきたら「この住所を連絡先に追加して」と言えば、あとはSiriがやっておきます。
なお、この機能は現在開発中であり、今後のソフトウェアアップデートで利用できるようになる予定。

パーソナルコンテクスト
パーソナルコンテクストを認識できるSiriは、あなたによって大切なサポートを提供します。友だちがレシピを共有してくれたのは、メモ、メッセージ、それともEメール?フライトを予約したいけどパスポート番号は?そんな時Siriはデバイス上の情報についての知識を活用して、探しているものを見つけ出します。その際にあなたのプラシバシーが危険にさらされることはありません。
なお、この機能も現在開発中であり、今後のソフトウェアアップデートで利用できるようになる予定。

アプリ内やアプリ間でのアクションの実行
Siriは、シームレスにアプリ内やアプリ間でアクションを実行します。「下書きしたEメールをAprilをLilyに送信して」と頼めば、SiriがそれがどのEメールのことか、そしてどのアプリにあるのかをきちんと理解。アプリを横断して操作できるので「この写真を明るくして」と写真の補正を頼んでから、それをメモアプリの中にある特定のメモにドロップするよう指示することもできます。指一本動かす必要もなし。
なお、この機能も現在開発中であり、今後のソフトウェアアップデートで利用できるようになる予定。

ChatGPTとシームレスに連携
OpenAiのChatGPTが、Siri、作文ツール、ビジュアルインテリジェンス、Image Playground、ショートカットに統合。ツール間を行き来しなくてもさらに多くの専門知識にアクセスできます。
ChatGPTをいつ使うかをコントロールできるのはあなたです。いかなる情報もあなたの許可なしには共有されません。ChatGPTへのアクセスは無料で、アカウントの作成も不要です。ChatGPTのサブスクリプション登録者は、自分のアカウントでログインすると有料の機能を引き続き利用できます。

3.「Apple Intelligenceの対応機種」
どのデバイスでも8GB以上のメモリを必要とし、iOS/iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1、visionOS 2.4、watchOS 11以降において、7GB以上のストレージ容量を使用します。 (Apple Watchについては不要)
なお、Apple Intelligenceが日本語に対応したのはiOS/iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4、visionOS 2.4である。
iPhone
A17 Proチップ以降を搭載したiPhoneでiOS 18.1より、統合されたApple Intelligenceの機能の一部から段階的に利用できるようになります。
対応機種はこちら↓
iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max
(iPhone 15 / iPhone 15 PlusはA16 Bionicチップの為非対応)iPhone 16e / iPhone 16 / iPhone 16 Plus / iPhone 16 Pro / iPhone 16 Pro Max
iPhone 17 / iPhone 17 Pro / iPhone 17 Pro Max / iPhone Air
iPad
AppleシリコンのMチップシリーズおよびA17 Proチップを搭載したすべてのiPadでiPadOS 18.1より、統合されたApple Intelligenceの機能の一部から段階的に利用できるようになります。
対応機種はこちら↓
iPad Pro(M1)以降
iPad Air(M1)以降
iPad mini(A17 Pro)以降
なお、iPad無印(廉価グレード)については、現時点でApple Intelligenceに非対応。
Mac
AppleシリコンのMシリーズを搭載したすべてのMacでmacOS Sequoia 15.1より、統合されたApple Intelligenceの機能の一部から段階的に利用できるようになります。
対応機種はこちら↓
MacBook Pro(M1)以降
MacBook Air(M1)以降
iMac(M1)以降
Mac mini(M1)以降
Mac Studio(M1 Max)以降
Mac Pro(M2 Ultra)
Apple Vision Pro
Apple Vision ProにおいてvisionOS 2.4より、統合されたApple Intelligenceの機能の一部から段階的に利用できるようになります。
対応機種はこちら↓
Apple Vision Pro(M2)
Apple Vision Pro(M5)
Apple Watch
Apple WatchにおいてwatchOS 11より、統合されたApple Intelligenceの機能の一部から段階的に利用できるようになります。
Apple Intelligence対応のiPhoneとペアリングされており、iPhoneが近くにあることが条件です。
対応機種はこちら↓
Apple Watch SE 2 / Apple Watch SE 3
Apple Watch Series 6 / Apple Watch Series 7 / Apple Watch Series 8 / Apple Watch Series 9 / Apple Watch Series 10 / Apple Watch Series 11
Apple Watch Ultra 2 / Apple Watch Ultra 3
4.「Siriが賢くなるのは来年から」
ここまでApple Intelligenceの機能や、対応機種などを解説していきました。
さて、Apple Intelligenceに統合されたSiriがすごい!!…になるはずなんですけども、結局2025年現在、フル機能は使えていないんです。
ChatGPTやGeminiなど、他社のAIアシスタントが賢くなり、できることも増える一方、AppleのSiriはだんだんと足を遅らせています。
そんな中、AppleのCEO(最高経営責任者)のティム・クック氏がメディアのインタビューで「来年もSiriのアップデート版をリリースする予定」だと述べました。
新しい賢くなったSiri…待ち遠しいですね!!
5.「プライバシーは安心」
Apple Intelligenceは、あらゆる段階でプライバシーを守れるように設計されています。オンデバイス処理をiPhone、iPad、Macの基礎に組み込むことにより、個人情報を収集することなく認識できるようにしました。さらに、画期的なプライベートクラウドコンピューティングにより、Apple IntelligenceはAppleシリコンが動かす一段と大規模なサーバーベースのモデルを利用して、一段と複雑な要求に応えることもできます。もちろん、プライバシーは強固です。
プライペートクラウドコンピューティング
✅ あなたのデータは決して保存されません。
✅ あなたからのリクエストにのみ使用されます。
✅ プライバシー規定の遵守を証明できます。

ここまで見ていただきありがとうございます。
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