良いスーツはどこを見れば分かるのか|「なんだか似合ってない」から卒業する方法
突然ですが、皆さんにも少し考えていただきたいと思います。
「良いスーツって、どこを見れば分かりますか?」
価格でしょうか。
ブランドでしょうか。
私は、着こなしを差別化するポイント、
見るべき場所はいつも決まっていると思っています。
■ 第一印象はまず視覚が重要
心理学に「メラビアンの法則」という考え方があります。
人が他人から受け取る印象は、
視覚情報:55%
聴覚情報:38%
言語情報:7%
この割合で構成されている、というものです。
もちろん、
すべての場面にそのまま当てはまるわけではありません。
しかしながら、
スーツにおいては非常に示唆的です。
ビジネスの場では、
短い時間で相手の信頼感を獲得することが
重要なことが多いと思います。
こういったスピードの速い環境において、
視覚情報=着こなしを磨くことで、
目指す目標へ近づくことができると私は考えています。
■ 服は、身体の8割を覆っている
スーツを着ると、
身体の8割は布で覆われます。
つまり、
初対面で相手が受け取るあなたの情報の多くは、
どのように服を着こなしているかということです。
■ スーツの着こなしで見るべきポイント
特にスーツに関して、
”分かっている”人の着こなしかどうか
見るべきポイントは3つです。
■ 肩 ー スーツの骨格
肩はスーツの土台です。
なで肩
いかり肩
肩幅
左右差
人によって形が大きく異なるため、
ここが合っていないと、全体に違和感が出ます。
スーツは肩で支えられており、
肩からの生地が落ち具合がフィット感を作っています。
肩が合っているスーツは、
それだけで立ち姿をきれいに見せてくれます。
■ 袖 ー 清潔感が現れる場所
袖は、
長さひとつで印象が変わります。
長すぎると重たく
短すぎると落ち着かない
適切な袖丈は、
きちんと感と余裕を同時に作ります。
既製品のスーツを見ると、
他のパーツはサイズが合っているのに
袖だけが長すぎると感じることが良くあります。
立ったときに指まで隠れてしまうような長さだと、
スーツとしては少し不格好になってしまいます。

■ 裾 ー 動きの中で差が出る
裾は、自分ではなかなか見ることはありませんが、
歩いたとき、座ったとき、
他の人から必ず視界に入る部分です。
クッションが溜まりすぎていないか
靴とのバランスは取れているか
裾丈がきまっていると、全体が自然にスタイル良く見えます。
裾はトレンドも反映されるので、
既製品を買った際も、お直しを必ず入れてほしいパーツです。

■ なぜこの3点なのか
肩・袖・裾。
この3つは、
人によるサイズ差が特に大きいパーツです。
なので、既製品ではズレやすく、
そのズレは視覚情報として伝わってしまいます。
メラビアンの法則で言えば、
言葉よりも先に、あなたの印象を作ってしまう部分なのです。
■ FICCOとして伝えたいこと
私は、オーダースーツを作る意味は
まず第一に、
「その人に合うサイズ感の服を作ること」
だと思っています。
もちろん、生地を選ぶ楽しみや
裏地や形、ボタンをカスタムする楽しみもありますが、
サイズの合った服を着ることは、
それだけで最高の身だしなみになります。
サイズ感について特に気を付けてほしいのは、
肩・袖・裾が合っていること。
それだけで印象がぐっと変わります。
■ 最後にひとつだけ
女性は男性のスーツのどこを見ているのでしょうか。
実は、一つ一つのデティールを細かく
チェックしているわけではありません。
似合う、似合わないは、全体の印象で判断していることが多いと聞きます。
全体の印象を大きく左右するサイズ感、
そして、そのサイズ感のコアである
肩・袖・裾が合っていないと、
全体の印象として「何か違う」と違和感を感じさせてしまいます。
言葉にできなくても、
視覚から受け取る印象は確実に残ります。
身体に合ったスーツを身に着けることで、
静かにライバルと差をつけることができるのです。
FICCOでは、完成品を着ていただいて、
お直しが必要であれば何回でも承ります。
お客様が良いと言っても、
「こうしたほうが絶対かっこいい!」と
私からお直しを提案させていただくこともあります(笑)
それくらい、サイズ感は着こなしを左右すると
スーツを着る皆様に知っていただきたいと思っています。
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