ROCK'NDOL in 日本武道館
5月8日、9日 ROLCK'NDOL in日本武道館公演
きっとB&ZAIを好きでいる人生、この世にB&ZAIがあり続ける限り忘れることはなく記憶にあり続ける大切な日になるんだろうなと思ったから、思い出した時にこの愛おしく、大切な記憶をまた鮮明に思い出すことができるようにここに、自分の手で記憶を紡ぐ。
5月8日、初日。
この日は仕事で会場には行けず、Twitterで様子を見た日。
橋本、矢花、本髙がB&ZAI結成前の2025年1月の時点でこの事務所を辞めることが決まっていたことをこの日知った。そもそもジュニア解体の裏側はいまだ謎に包まれたままではあるものの昨年10月のANDO大阪大千秋楽の日に、B&ZAIというグループは存在していなかったグループであったこと、かつての仲間に別れを告げられ、どうしようもない時期があったことを知ったあの時、好きな人、大切な人達がアイドルを続けたい思いがあっても続けられない道があったことを知ったとき、このグループがあって、好きな人が、大切な人たちがこの事務所でアイドルでいてくれることが当たり前じゃないことを思い知り、怖くなったのと同時に、今を大切にしようと決めた日があった。そこからさらに、実はアイドルをやめることが決まっていたメンバーがいたことをこの日初めて知る事となり、全部全部、本当に今のこの結果に繋がる未来であってよかったと心の底から思った。確かに私が好きな人に出会うきっかけであった前のグループが大切であったことは間違いないけれど、好きな人がアイドルでいられる道がここしかなかった以上、ここも私にとっては大切で大好きな場所であるし、当たり前じゃない今に、この奇跡に感謝せざるを得ない、そんな日だった。
5月9日。
朝起きて、準備して、会場に向かう。
九段下駅について、日本武道館に向かう。
会場が見えた瞬間、たまらなく誇らしい気持ちになった。
日本人であれば誰もが知っているような会場。
きっとB&ZAIを知らない人にも、武道館に立ったアイドルなんだ、っていえばすごいグループだと思ってもらえるようなそんな場所に、好きな人が連れてきてくれたこと。人生初の武道館をB&ZAIに捧げられたこと。嬉しかった。

初めての武道館には好きな人の顔があって名前があって。
この公演、見学には嶺亜がいた。
かつてのグループのフロントマンとして約7年、このグループで武道館に立ちますと言い続けてくれたひと。叶わなかった夢ではあったけど、かつての仲間4人が夢を叶える瞬間を見届けてくれていた。たくさん笑って、ノリノリで、拍手しながら。公演中で披露するBLACK FIREのイントロが流れたとき、真っ先に嶺亜を見た。前のグループでこの曲を披露したいと話してくれていたことを覚えていたから。嶺亜はイントロがながれた瞬間、笑顔になっていた。嬉しそうに首を振りながら、口ずさみながら、大事そうに見てくれていた。7MEN侍、もう形はないけれど、叶わなかったこともたくさんあったけど、今でも恋しい気持ちはあるけれど、いまB&ZAIが、あの頃の想い、叶えてくれているよ。そんな気持ちも、全部、嶺亜に見てもらえてうれしかったなと。
この公演で、矢花がメンバー一人ひとりに想いを話した。矢花はきっと、このグループじゃなくても、アイドルじゃなくてもバンドで輝ける人間だから、いつかB&ZAI辞めちゃうかな、ジャニーズ辞めちゃうかな、なんて思っていたけど、矢花が、わざわざ一度事務所を辞めることが決まっていたうえで改めてこのグループのためにこの事務所に残ってくれた理由が、ここで少し分かった気がした。矢花、B&ZAIが大好きなんだ。この仲間が大好きなんだ。このグループになって初めてフェスに立った時、「矢花をフェスに出してあげられてよかった」と涙を流してくれる仲間がいること、武道館がサプライズで発表された日に、「矢花を武道館に立たせてあげられる」と涙を流すメンバーがいること、これだけ真剣に、バンドを創ってくれるメンバーに囲まれて、進化していくバンド、楽しくて、大切で仕方ないんだろうな。
新曲Braver、今野と肩を組んで歌う矢花、琳寧と肩を組んで歌う克樹。矢花と、克樹が泣いてた。その姿を見たとき、思わず涙が流れた。もしかしたら、矢花も克樹もいなかったかもしれないんだ。そしたら今、今野の隣にいたのは、琳寧の隣にいたのは誰だったかな、と思うと、今この未来でよかったと。どんな経緯でこのグループが再編成されただとか、誰のどんな思いがあったとか、そんなことはわからないけど、好きな人の傍を離れず、信じてともに歩んだ先にあった未来はここであったこと、本当に幸せだなと感じることができた。
夜公演。この公演では道陽が話した。
まさかこの武道館公演の最後に、最年少が前に出て話すなんて誰も想像していなかったけど、ここで道陽を出すことを決めたのもB&ZAIらしいなと。緊張しながらひとりでライトを浴びて一生懸命話す最年少を後ろから柔らかい笑顔で見つめるメンバーが暖かくて、B&ZAIのこういうところが好きだなとしみじみ感じて。この場で道陽が「年下3人がもっと力をつけて貢献しないといけない」「早く次のステップに進みたい、いつか、CDショップで皆さんに我々のCDを手に取ってもらえるように」と話してくれた。かつての仲間と離れることが決まった年上5人のメンバーがバンドを組むことになって、そこに抜擢された年下3人。力をつけないと、なんて、このB&ZAIというグループがこの3人にどれだけ救われてきたか、人生の選択を迫られた5人がこの選択を正解にできたのは間違いなくこの3人がいたからで。バンドに慣れない中の結成からのこの1年、本当に感謝することばかりだったのに、こんな謙虚なことをいってくれる、だからこそ私もこのグループを応援したくなるんだなって、素直にそう思うことができた。
最後のあいさつの場面、今野が泣きそうになっていた。
大きな声で、「ありがとう」と叫んでくれた。
かつてを思い出せば、前身のグループでの今野は物静かで自己主張しないクールな性格で、こんなにいろんな表情を見せてくれるようになったこと、大きな声で想いを沢山伝えてくれること、全部B&ZAIのメンバーになってからの彼を見て知ることができた一面で、大切だなと思った。銀テープが飛んだ時、天を仰いで、目をつむってかみしめるような、涙をこらえるような表情で、それでいて幸せそうな顔をして、この人のこの顔をみれたこの日はもしかしたら今までで一番幸せな日かもしれないな、なんて思った。私たちの声を聞くために、イヤモニを外して、嬉しそうな表情を浮かべるのも、楽しそうに歌うのも、この人が大好きな人たちに囲まれてアイドルでいられることも、本当によかったなと。矢花と抱きついたとき、今野は矢花のかつての選択を見届けていたんだろうな、シンメとしての相方がこの事務所を離れることを決めたとき、君は何を思ったんだろう、また一緒にバンドができることになったとき、何を思ったんだろう、なんて思ったけれど、こうして今2人が一緒に居られてよかったなと思ったわけで。
涙をこらえて、というか、ほぼ涙を流してアンコールをはけた今野は、Wアンコで出てきたときにはサングラスをかけていた。泣いたんだろうな、泣いてる姿、泣いた目、見せるの照れくさいんだろうな、なんて微笑ましくなって、この人を好きでよかったな、なんて愛おしい気持ちになった。一見人前では不器用な性格ながらも実は一歩後ろからメンバーを見て、メンバーの優しさや、いいところを見つけては満足げに微笑んで、そんな優しさにあふれるリーダーである彼が、これからもやりたいことをやれて、大切な人に囲まれて、夢を追いかけることができて、幸せで、そんな日々になるといいな、そんな姿を見続けられれば私もこの人を応援できて幸せでいられるな、と思った。
Braver、大切な曲になったな。
またここに戻ってくるから、それまで俺らをよろしくな、って好きな人が伝えてくれたから、またいつかの未来で今日見た幸せな景色を思い出せたらいいななんて思いながら明日からまた、頑張ろうかな。
幸せな人が見せてくれた幸せそうな顔、また見れたらいいな、ずっと見続けられたらいいな。
好きな人の幸せを、一緒に幸せだと思える私でよかったな。
この日にたどり着くまでにいい事も悪い事も、本当にいろんなことがあったけど、その先にあった未来がここで良かったし、この人生少しでも長く、この人たちと、大好きな人といたいなと思った、そんな日になった。

大切な人達が幸せでありますように。
末永く大好きなB&ZAIが続きますように。
