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親父の店【黒木商店】

こんばんは。

板前時代の思い出の築地仕入れ担当の章で登場しましたが、黒木の父親は魚屋をしていました。

親父は山形県で生まれ育ち、高校生の時は甲子園に出た高校球児でした。

今は都道府県別に代表が一校ですが、当時、東北は山形、秋田、青森から一校だったらしいです。

その時は王貞治さんが、甲子園のヒーローだったらしいです。

親父の高校、山形南高校は1回戦敗退だったのですが、親父は甲子園でホームスチールをしてアウトになった、イケイケな親父だったみたいです…f^_^;
(高校球児がホームスチールって…f^_^;)

その後、今の福岡ソフトバンクオークスの前身、南海ホークスにスカウトされたらしいですが断って、法政大学に進むも肩を壊し、野球を断念。

その後はプラプラしていたらしいですが、母親と出会い、仕事をしていないのをヤバいと思い、慌てて築地で働き始めたという、ちょっと?な野郎だったみたいです😅

築地で働き、魚の目利きを理解し、独立して【黒木商店】を立ち上げた親父。

親父の仕入れる魚は本当に美味しく、脂ののり、新鮮さが半端なかったですね。

それは昔の記憶を追った今が、1番分かる親父の凄さです。

親父はよく、良い魚を、【素晴らしい!】と表現していました。

今回仕入れた鰹、これは本当に素晴らしい!

今回の鯵、脂の乗りが素晴らしいのよ!

お客様にも、お勧めする時は、この○○は、いやぁ〜素晴らしい○○ですよ!

料理をやる前は、魚に対して素晴らしい?と思っていましたが、料理人になってからは、仕入れる魚に対して、最高な褒め言葉だな〜と感じました。

親父は話し上手ではなかったですが、普段から、一言一言の発言に重みがありました。

親父は毎朝4:00には家を出て、帰宅は10:00過ぎ。

小さい頃は休みの日曜日しか親父を見ないので、毎週日曜日の朝ごはんは、実の親なのに、何故か緊張した思い出がよみがえります😅

日曜日の朝ごはんは大体、親父が仕入れた鯵の開き、納豆、味噌汁、これが定番で、納豆はよーくかき混ぜて、生卵を入れてひたすらかき混ぜる!この作業が妹との取り合いで…いかに美味しく泡立てるかが、この後の食卓に影響が出るとわかっていたので、もう真剣でした(笑)

その時食べる鯵の開き、それも毎回親父は、この鯵は素晴らしいぞ!と…

今思い返してみても、本当に脂ののりが凄まじく…

決して大きい鯵ではないのに、その身の味は濃く脂ものりのりで…

白飯を何杯でも食べられましたね〜…

【黒木商店】は車の後ろにショーケースを構えた移動式の魚屋でした。

祐天寺、南平台、高輪台と、高級住宅街を周り販売していました。

板前になって以降、たまに年末など手伝っていたのですが、そのお客様にびっくりでした!

テレビで見る芸能人の方々が沢山‼️黒木商店に普通に買いにくる光景が😱

そして、黒木がグローバルダイニング時代、大変お世話になりました、今ははリゴレットなどを展開する、日本を代表する、株式会社HUGEの社長、新川さんが、黒木商店の常連だった事が、新川さんから言われてびっくりしました!

えっ!あの祐天寺の五差路の魚屋さん!黒木の親父のお店だったの!

かなりお世話になってたよ!と…

実家では鰻もお店に食べに行くのではなく、親父が買ってきた鰻を、母が蒸して、焼いて、鰻丼にして食べるのが普通な家庭でした。
(黒木は尻尾側が好きだったので、かなり大きい鰻だったので、二等分して、尻尾側を2つ食べてましたねーf^_^;)

恥ずかしながら、黒木が初めて、鰻屋さんで鰻を食べたのが、41歳の時でした😅

それくらい、美味しい魚は家で食べていて、外ではなかなか満足できないのが現状でしたね…

前の投稿でも書きましたが、築地で親父と会うと、声に出さずに、お互い右手を上げて、おはよう!みたいな感じで。

築地仕入れ担当時代、親父が仕入れる魚を見て、本当に素晴らしい魚を仕入れているな〜と、改めて思いましたね〜。

毎日の商売もそうですが、親父が凄い!と感じたのは、年末の販売実績。

ご常連様が年末年始のために、黒木商店でお買い上げくださるのですが、その金額が凄かったです!

詳しくは色々と突っ込まれるので書きませんが、皆様、想像を超える額だと思います(笑)

年末の親父の手伝いは2回した事があるのですが、もう魚の量が半端なく、そしてその質も半端なく…

築地に仕入れ担当を任された後に手伝ったので、その仕入れの質には本当に頭が下がりまくりで、親父はこんなに凄い仕入れ人だったんだ!と改めて親父の凄さを身にしみました。

昔の築地はいいものは店の奥に隠して、悪いもの?早く売りたいものを全面に出して、目利きが出来る人だけがいいものを仕入れられるという、黒木が働いていたグローバルダイニングのような、完全実力主義な時代でした。

今は産直などで、本当に美味しいものを出さないと、認められない時代になってきましたね。

それでも本物を見抜く目を育てられたことは、本当に財産になったと感じています。

そんな職人気質な親父のDNAを引き継いで、今があるのかなと感じる今日この頃です。

らーめん職人という、素敵な仕事をさせていただき、感謝な日々を過ごさせもらっています。
ありがとうございます
😊

親父が現役の頃、お客様から頂いたお写真です!

親父かっこいいなー😎

それではまた!

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